本記事では、Byobu を使って 2x2 にパネルを区切りながら、4つのスクリプトを個別のパネルで実行する startup スクリプトの書き方を紹介します。

本記事のゴール

上の gif を実現する startup スクリプト：

run_all_2x2.sh

#!/bin/bash
# ----------
#   1 | 3
#   -----
#   2 | 4
# ----------
export SUB="${HOME}/startup_scripts/subscripts"

# Pane 1: top left
byobu new-window -n startup -- bash -c "${SUB}/sc01.sh;bash"
sleep 1

# Pane 2: bottom left
byobu split-window -v "bash ${SUB}/sc02.sh;bash"
sleep 1

# Pane 3: top right
byobu select-pane -t 0
byobu split-window -h "bash ${SUB}/sc03.sh;bash"
sleep 1

# Pane 4: bottom right
byobu select-pane -t 2
byobu split-window -h "bash ${SUB}/sc04.sh;bash"

手順

1. Byobu のインストール

sudo apt install byobu

Byobu の操作方法については、こちらが優れているので参照してください。

2. ディレクトリの作成

mkdir -p ~/startup_scripts/subscripts
cd ~/startup_scripts/subscripts

3. 個別パネルで実行するスクリプトの作成

作り方は自由です。以下は一例です。

cat << 'EOF' > sc01.sh
#!/bin/bash
echo "Hello from Script 1"
EOF

実行権限の付与もお忘れなく。

chmod +x sc01.sh

他の3つのスクリプトも同様の手順で作成します。

4. startup script の作成

冒頭のスクリプト (run_all_2x2.sh) を作成し、以下のように配置します。

startup_scripts/
├── run_all_2x2.sh   <- ここ
└── subscripts
    ├── sc01.sh
    ├── sc02.sh
    ├── sc03.sh
    └── sc04.sh

実行権限の付与もお忘れなく。

chmod +x run_all_2x2.sh

5. startup script の実行

startup script の場所に移動します。

cd ~/startup_scripts

Byobu を起動します。

byobu

startup script を実行します。

./run_all_2x2.sh

これで gif が再現できると思います。