はじめに
レコロクを使う機会があり、映像議事録は個人的に新しい体験だなと思ったので記事化。
これまで音声データからの自動文字起こしのサービスはいくつか使ったことがあるのですが、その文字起こしとウェブ会議映像の録画データが紐付き、特定の会話が何分に行われていたのかがすぐにわかるという点がユニークなポイントでした。
▼レコロクについて
▼使うきっかけになった取材
前提
私はQiita株式会社でマーケティングやセールスに従事しており、Qiitaをはじめとしたプロダクト開発に際してはビジネスサイドの観点としてレビューや議論する立場として関わっています。
本記事はプロダクト開発に関する情報管理や情報共有に関する内容に言及しているため、普段のコミュニケーションの流れなどを簡単にまとめると以下のようなイメージです
- プロダクト開発MTGにて要件や詳細の議論
- 各職能組織に情報共有
プロダクト開発におけるMTGの情報管理は映像議事録がいいと思った理由
普段は基本的にはMTGの議事録をQiita Teamというドキュメントツールで作成し、情報を記録、共有をしていますが、レコロクを試してみて、映像議事録のほうがいいかもと思った理由は以下などがありました。
- SlackのようなURLベースで共有ができるので楽
- 議事録が自動で残るので議論に集中できる
- 映像があるのでビジュアルも一緒に共有できるため認識の齟齬が起こりにくい
SlackのようなURLベースで共有ができるので楽
- 各職能組織に情報共有
上述したように機能開発の方針が決まると、MTGに参加していないメンバー向けに議論において決定した以下などの情報を共有します。
- どのような方針、仕様、見た目になったのか
- おおよそのリリーススケジュール
これらの内容を共有するさいに、議事録のURLを共有はするのですが、どこを見ておいてほしいのかなど伝えたい内容を改めて要約して朝会などの定例MTGの議事録に記載するためちょっとした二度手間になってしまっていました。
画像赤枠内のような感じで、ここ共有したい!というポイントをリンクベースで共有することができます
議事録が自動で残るので議論に集中できる
ここはシンプルで議事録をツールに任せることで、これまでだとどうしても議事録を取るメンバーが議事録と議論で脳内シェアが半分ずつになってしまっていた部分が、より議論に集中できるようになりました。
映像があるのでビジュアルも一緒に共有できるため認識の齟齬が起こりにくい
MTGの内容にもよりますが、プロダクト開発におけるMTGではUIのイメージ含めた議論をすることが多々あり、Figmaなどを画面共有しながら議論することがよくあります。
こういった議論の模様はスクリーンショットや議事録ツールへの埋め込みなどを用いて表現っしていました。
ただ、MTGの最中にこういったイメージも見たい、というように複数のパターンを実際にデザイナーに手を動かしてもらいながら確認、議論するというシーンも頻繁に発生していますが、それらをすべて表現することは難しいです。
映像があれば、上記のように特定の箇所をリンク共有して、その周辺の録画データからどういった流れでこの結論に至ったのかというプロセスまで確認できるため、MTGに参加していないメンバーにもスムーズに情報が共有できました。
結論を共有するときによく質問として挙がってくるような以下なども同時に解消できた印象があります。
- 他のデザインパターンは検討したのか
- 結論はわかったがどのようなプロセスでそこに至ったのか
まとめ
各組織、各プロダクトでさまざまな情報管理や情報共有の方法があると思いますが、多職種が議論に関わり、それぞれ共有するといったやり方で開発している方々にはレコロクは非常に便利なのではないかと思います。
個人的には、インタビューや記事の取材、原稿作成などにも使うのも面白いなと思います。