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【Windows】ドメインユーザーのリモートデスクトップ許可設定

Last updated at Posted at 2020-07-28

ドメインユーザーのRDP許可設定の話。

ActiveDirectoryに参加しているコンピューターWindows01Windows02があって、ドメインユーザーUser01User02があったとします。

RemoteDesktopUsersグループにUser01,User02を追加した状態で、コンピューターWindows01,Windows02それぞれRemoteDesktopUsersグループにリモートログイン権限をつけると、User01,User02はWindows01,Windows02両方にRDPできますが、
たとえばチームごとに踏み台を分けるとかで、Windows01はUser01だけ、Windows02はUser02だけRDPさせる時は以下のように設定します。

1.RemoteDesktopUsersグループにユーザーを追加する

[コントロールパネル]→[システム]→[リモートの設定]から、 「このコンピューターへのリモート接続を許可する」にチェックを入れて、 [ユーザーの選択]から追加します。

20200712141054.png
[コンピューターの管理]→[ローカルユーザーとグループ]と移動して、リモートデスクトップを許可したいユーザープロパティの[所属するグループ]タブよりRemoteDesktopUsersグループを追加することでも設定できます。※上記と同じウィンドウが開きます。
ちなみに、AdministratorsグループはデフォルトでRDPできるようになっています。

ここで注意なのが、ドメインユーザーなので、RemoteDesktopUsersグループに追加すると、RemoteDesktopUsersにRDP権限があるコンピューターすべてにRDPできてしまいます。
ということで、コンピューターのRDP権限をいじりましょう。

2.コンピューターごとにリモートログイン権限を割り当てる

グループポリシーエディター(gpedit.msc)を開いて、
[コンピューターの構成]→[Windowsの設定]→[セキュリティの設定]→ [ローカルポリシー]→[ユーザー権利の割り当て]から、 「リモートデスクトップサービスを使ったログオンを拒否」を確認します。
20200712143315.png
許可には[Administrators][RemoteDesktopUsers]が入っているため、拒否の方で
RDPを拒否するユーザーを指定することでリモートログインできるユーザーを絞ることができます。

3.確認

RDPで繋いだ時にそもそもウィンドウが開かない場合はリモートセッション自体ができていない=**"RemoteDesktopUsersに入っていない"** ため、上記1.の方法を確認します。

2.の項目で拒否できている場合は、リモートセッションはできていますが以下のような画面が出てRDPできません。
image.png

上記以外でも、
例えばRemoteDesktopUsersグループを追加で作成したり、そもそもOUで分けたりと方法は色々ありますので、
運用ポリシーに従って設定しましょう。

以上。

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