単元末の小テストと、同じ週の指導案を同じ夜に書くと、準備が授業当日の朝までずれやすい。文章の下書きは AI に出させて、事実と難易度だけ授業者が直す方が短い。ここでは TeachAny を使って、クイズ、指導案、簡単な評価観点までを一連で下書きする手順を書く。
入力に先に書くもの
空の「よいクイズを作って」だけだと、既習と未習が混ざる。生成前に次をメモしてから貼る。
- 学年、科目、授業時間(例: 中2・理科・50分)
- 本時の目標を1文
- 使ってよい範囲(教科書のページ、既に配ったプリントの要点)
- 入れてはいけないもの(未習の用語、実在の生徒名、未公開の試験問題)
この4行がない出力は、あとから直す量の方が多くなる。
手順
- TeachAny でクイズ作成を開き、上の4行を入力する。
- 形式を先に区切る。例として、選択式5問(選択肢4つ、正答1つ)と記述1問。
- 出力を読み、教科書にない用語を消す。年号、公式、数値は原典と照合してから残す。
- 同じ目標で指導案の下書きを出す。導入、展開、まとめの時間は、自分の授業時間に合わせて足し引きする。
- 評価が必要なら、観点は3つまでに絞ってからルーブリックの下書きを出させる。4つ以上は授業中に見きれない。
- 問題と解答を分けて書き出す。解答を問題用紙の末尾に残したまま印刷しない。
生成結果で直す場所
- 誤答の質: もっともらしいが授業と無関係な選択肢が混ざりやすい。生徒が実際にやりがちな計算ミスや単位違えに置き換える。
- 活動の人数: 指導案は理想の班人数になっていることが多い。実人数と机の配置に合わせて活動を削る。
- 時間: 「話し合い10分」が続く案は、説明と作業の境目が曖昧。各活動の終わりに何をノートに残すかを1行足す。
- 評価文: 生成された記述規準はそのまま使わない。観点ごとに、見取れればよい行動を1行で書き直す。
配る前のチェック
- 正答が選択肢の外にないか、複数正答になっていないか
- 図や表を参照しているのに、その図が問題文にないか
- 指導案の準備物が、実際に教室にあるものか
- 生徒名やクラスの内輪の話題が本文に混ざっていないか
下書きは数分で出る。配付してよい状態にする作業は、用語と数値の確認に残っている。生成文をそのまま印刷せず、このチェックを通してから使う。