#はじめに
ラズパイ4でZoomができたらいいな。じゃあできるのか。
2020/5時点ではできますけど、使えませんという話。(以下、2020/5時点の話。)
#どうやってできるのか
ZoomからLinux向けにもソース提供ありますけど、アレはx64,x86向けでRaspberryPiでは使えません
じゃあどうするか。chromiumからです。
#chromiumから?
おいおい、試したよ。ダメだったよ。
私も過去に試してそう思ってました。
ところが、ここの情報をみて試したらできました。
ざっくりいうと
1.Chromium上で「Zoom」を操作するので、起動します。
2.「xdg-openを開きますか」のポップアップウインドウが開きますが、「キャンセル」する
3.「ブラウザから参加」をクリックする。
4.参加するときの自分の名前と、ロボット防止を経て「参加」ボタンをクリック→参加!
これを押せ!という指示に真っ向から逆らって「キャンセル」を押すというのは斬新というか、よく見つけたというか。
ロボット防止をどうしてもさせたいのでしょうね。
なお、この方法はManjaroでもRaspbianでもOK。(私は普段Manjaroです)
利用したカメラはJETAku HDウェブカメラです。
会議室に参加しまして、動画も音もマイクも確認しました。使えますよ
ここまでで特別に追加したパッケージはありません。上記カメラはUSBカメラですが、挿すだけでOK。
#でもね…
でも…基本ラグるんですよねそれもまぁ諦めるとしても…
最大の弱点:5分もせずにブラウザごと落ちます
ManjaroでもRaspbianでも結果は同じ。これがRaspberryPi4 4GBの限界なのか…
ヒートシンクもかなり熱くなります(コマンドによれば61℃。通常52℃ぐらいなのでやっぱり頑張っている)
よって、RaspberryPi4でZoomできますが使えません。
たぶんRaspberryPi4の他のOSでもchroniumが使えれば同じ結果になると思います。
会議に参加しても5分じゃ何もできないですし、ましてやホストなんて…
たぶんネイティブなアプリができればこんなことにならないと思うのですけどねぇ…
#最後に
せっかくWebカメラ買ったのにお蔵入り…は寂しいので、zoomさんraspberryPi向けにネイティブアプリ作ってください。
メモリ2Gの型落ちタブレットでも使える程度に動くのだから、ネイティブアプリがあればなんとかなる…ならないかなぁ…
ちなみに私の環境ではヒートシンクしかないので、ファンなどでガンガン冷やせる環境があればもう少し使えるかもしれませんね。
以上でーす