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ラズパイ4+Manjaro+SSD(USBブート)でデスクトップ

Last updated at Posted at 2020-09-13

はじめに

以前からMicroSDが壊れやすいという話があり、外部SSDからブートにしたかった。
けどなかなかUSBマスストレージ対応のEEPROMがなかなかcriticalになってくれないなぁ…と思ってたら、ラズパイダさんがトライしてたので、もういいんだろうとおもってやってみたら、案外快適になったお話。

基本前々回前回を経た結果なのですが、SSDにしたことが最大の違い。

なお、MicroSDの情報を引き継ぐことは考えませんでした。昔から必要な情報は寄せてるからいつPCクラッシュしてもあまり困らない。

ざっくりいうと

ネットの情報があればできる!(整っている)
思ったより使える!(贅沢言わなきゃ快適)
情報満載!(まぁまぁ使える情報)

先にいうとSSDめっちゃ快適

相性、電圧とも不安でしたが、問題なし:relaxed:
むしろ稲妻でる確率減った気すらする:grinning:
何をやるにしても速度改善が感じられる。特に動画は1つ品質が上がる。
MicroSD時は720pは見るに耐えないが、ちょっと止まるが見れるぐらいまで改善する。
480pならちょっと止まるが見れるぐらいなのが、もう普通に。
自動判定でもMicroSD時は360pになることが多かったけど、480pになった。

準備

MicroSDにやるなら
https://www.raspberrypi.org/downloads/
これ一択ですが、今回はSSDブートにするので、前々回のようにダウンロードしたイメージファイルはbalenaEtcherを使ってSSDに書き込みました。

で、つかったSSDですが…
IMG202009131802261.jpg

これ。
https://www.amazon.co.jp/dp/B085RXRM8X/ref=emc_b_5_t
の60GBのもの。(2020/09/13時点で売り切れてるみたいですけど)
「あまり大きい容量のを選ぶと電力使う」というネット情報があったので不安におもったのと、お財布事情ですね。

EEPROMの更新

ずっと4月からアップデートされなかったので、今回は
/etc/default/rpi-eeprom-update
のファイルの一部を書き換えました。

/etc/default/rpi-eeprom-update
FIRMWARE_RELEASE_STATUS="stable"

もともとは
FIRMWARE_RELEASE_STATUS="critical"
なので、
/lib/firmware/raspberrypi/bootloader/critical
にある
pieeprom-2020-04-16.bin
が最新扱いになりますが、
/lib/firmware/raspberrypi/bootloader/stable
には
pieeprom-2020-07-31.bin
があるので、こいつにします。

https://www.raspberrypi.org/documentation/hardware/raspberrypi/bcm2711_bootloader_config.md
に説明があるのですが、なまじpieeprom-2020-07-31.binがあるので逆に悩んでしまう。

# コンフィグレーションファイルを作る
rpi-eeprom-config pieeprom.bin > bootconf.txt

# 作ったコンフィグレーションファイルをテキストエディタで開く
nano bootconf.txt

#いくつか確認しておきましょう
BOOT_UART=1 になってますか?
BOOT_ORDER=0xf41 になってますか?(SD→USBマスメディアの順にブートトライしてくれる)

#保存しましょう

#コンフィグレーションファイルを反映させましょう
rpi-eeprom-config --out pieeprom-new.bin --config bootconf.txt pieeprom.bin

#作ったbinファイルを反映しましょう
sudo rpi-eeprom-update -d -f ./pieeprom-new.bin
sudo reboot

さあMicroSDを抜いて、SSDだけにしてみましょう。
思った以上にあっさりとSSDでブートできて、いつもと同じ。なので書いていることもいつものと同じ。

OSの起動はあっさりできる

初期で聞かれるのは
ユーザ名、グループ(空白のままでいい)パスワード、フルネーム、ルートのパスワード
タイムゾーンとロケール
で再起動
すると、もうログインできる

ともあれまずwifiにつなげましょ。

rasbianだと途中で接続する画面が出てきたと思いますが、Manjaroはそういうのなし。
ただ、起動すると右下のほうに出てるから、そこから接続すればOK。
ここで接続しておかないとアプリが入れられない。

せめて文字は読めるようにしたいよね

最初日本語が化けってますがフォントさえ入れば、日本語表示されます。

sudo pacman -S noto-fonts-cjk

Manjaro、その先へ

調べてググるにしても日本語入力できたほうがいいので、そうしましょう。
今回はここを参考にしました。

sudo pacman -S fcitx-mozc
sudo pacman -S fcitx-im fcitx-configtool

nano ~/.xprofile ※新規作成

export LANG="ja_JP.UTF-8"
export XMODIFIERS="@im=fcitx"
export XMODIFIER="@im=fcitx"
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export DefaultIMModule=fcitx

nano ~/.bashrc ※以下3行追記

export GTK_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx

2020/09のときはfcitx5にトライしてみましたが、うまくいかなかった。

いぇいyay

yayはパッケージにあります。普通に入りました。
AURの中にaarch64指定がないやつがあるのでそんなときにはyay経由で登録。

bluetooth使う

ワイヤレスキーボードとトラックボールがあるので接続してみました。
ここは前と同じ。

sudo systemctl enable bluetooth
sudo vi /etc/bluetooth/main.conf
[Policy]
AutoEnable=true

ちなみにAutoEnableは頭大文字なのに、値はtrueと小文字にしないとだめ。

さらにその先自分PCへ

GPUメモリを増やす

気休めかもしれないが、4GBも積んでるんだから512MBにしてもいいよね?
https://www.raspberrypi.org/documentation/configuration/config-txt/memory.md
によれば

/boot/confing.txt
(前略)
gpu_mem=512
(後略)

なお、調子に乗って1024MBに設定したらOSが起動しなくなりました。
8GB版なら設定できるのかな?

chrome、特にchromeのアプリ(GoogleKeep, Join とか)が使えるか?

引き続き使えます。join by joaoappsが普通に使えました。Oppo Reno Aくんともよろしく連携できてます。
ブラウザの初期画面のアプリに入っているgoogleカレンダーはなぜか表示だけでしたが、googleカレンダーで問題なく使えるようになりました。リンクをお気に入りにでも入れとけば解決!
楽天、AWS、flier、audiobookいずれも問題なく使えました。

Chromiumで「ログインのキーリングのロック解除」画面を消す

KDEの今回は最初から出てきませんでしたね…

zulucrypt

前回はパッケージマネージャから導入しました。今回はyayコマンドで。
相変わらずアーキテクトにaarch64が入ってません。
まぁどっちでも。

rcloneはパッケージマネージャから導入

今回は最新になってたので普通にAURから導入しました。
以前の苦労がなんだったのか…
→2020/08には公式リポジトリにも入りました。ますますお手軽ですね。

rclone mountについても試してみました。
まず、この機能を使うためには追加パッケージが必要。
fuse2
なのだが、なぜかこれが見えたり見えなかったり。
明示的に指定しましょう。
で、その後であれば
rclone-browzerでmount
コマンドrclone --vfs-cache-mode writes mount gdrive: ~/remote/ でマウント
どっちもできました。

でも、dropboxのときのような使い勝手ではない。
保存するアクションをする都度、アップロードが開始されて、アップロードが完了するまでは処理ができない。
自分の使い方だと
テキストを編集するときにこまめにsaveする人なのだが、そのsaveごとにアップロードするものだから
いちいち編集がとまるのでストレスが溜まった。よって、mountによる作業はしないことにした。
どっちかというとsyncのほうが希望に近いのだが、それをオートマチックにしてほしいんだけどねぇ

youtubeが使えるか?

chromiumでいいんじゃないかと思っていたりします。
必要があれば一旦ダウンロードするという手もありますし。

なお、音だけなら

command
mpv https://www.youtube.com/watch?v=Dx5qFachd3A --no-video &

とすれば、mps-youtubeなしでも音は聞ける。

Officeが使えるか?

引き続きlibreOfficeにお世話になります。

ラジオ(らじる、radiko)は?

Rfriends2を引き続き利用。
まめにバージョンアップされていることに感謝。
以前はarch用コマンドもあった気がしますが、なかったような。
phpとatだけ追加すれば動くと思います。まぁ動作させてみて足りないパッケージがあればその後導入してもいいでしょう。

動画が取れて加工できるか

動画はSimpleScreenRecoderをパッケージで導入でOK。
結合は

file /path/to/fileA.mp4
file /path/to/fileB.mp4
ffmpeg -f concat -i mylist.txt -c copy output.mp4

その他

 PDFは標準のがありますのでそれを使おうかな。

 internet radioはRadio Trayをつかうつもり。
個人メモ
  https://www.internet-radio.com/でm3uファイルをダウンロード→URL試す→うまく行かないこともある

ファイアウォール

Linuxの場合iptables(ip6tables)が標準的らしい。
wikiのファイアウォール設定
を見ながらも/etc/iptables/にsimple.firewall.rulesがあるのでそれをつかう。

sudo cp /etc/iptables/simple.firewall.rules /etc/iptables/iptables.rules
systemctl enable iptables

sudo cp /etc/iptables/simple.firewall.rules /etc/iptables/ip6tables.rules
systemctl enable ip6tables

リンク

とりあえず前のやつ→https://qiita.com/damacchi/items/25b0b751f1eea57ff04a
https://bigmoro.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-1cb9e4.html

コマンド

温度はかる

command
cat /sys/class/thermal/thermal_zone0/temp

バージョンを確認する

command
cat /etc/lsb-release

パッケージのアップデートではまったら

 /usr/lib/p11-kit-trust.so は既にファイルシステムに存在します

で、一気にアップデートしたからかな?とか思って、ちょこちょこやっていたらそもそもブートしなくなった。
もうどうなってんの?
とおもったら、ここに解決策が。

sudo pacman -Syu --overwrite /usr/lib*/p11-kit-trust.so

前回はまったからね。情報を残しておく。

最後に

ではでは。

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更新履歴
2020/09/13 初期登録

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