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Salesforceで昨年度売上比較のレポートを作成する

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最近言われることが多い気がするのでメモを残します。

前年比を見るだけなら以下のヘルプページに記載の内容でも十分なのですが、
https://help.salesforce.com/articleView?id=000220136&language=ja&type=1

「そうじゃなくて実際の金額を見たいんだ」
みたいなことを言われることがあります。
なので前年と今年の売上金額の比較ができるレポートの作成を目指します。

対象レコードを集計する

当四半期と前年の同四半期の売上が比較したいという場合、対象のレコードだけ絞り込みする必要があります。
とりあえず売上日が当会計年度と前会計年度のもので絞り込みします。
screencapture-dakudo2-dev-ed-lightning-force-lightning-r-Report-00O7F00000ApRc8UAF-view-2019-02-26-22_16_47.png

今四半期だけのような制約がある場合は、条件に応じて数式を作って条件に加えます。

とりあえず集計してみる

売上を年度別に比較するには以下で集計する必要があります。

  • 会計年度

会計年度はレポートの集計期間単位を「会計年度」にすると表すことができます。
無題.png

月は数式を作って対応します。

TEXT(MONTH( 日付項目 )) & ""

会計年度と月で売上をまとめるとこんな感じのレポートになります。
no3.png

一見良さそうですが、このままだと会計年度・月ごとの合計金額がわからないので、
売上を比較できる形にしてみます。
売上の合計を表示するには以下の方法があります。

1.年度ごとの数式を作るパターン

今年度の金額を求めるために、以下のような数式を作ります。

今年度売上

IF (
    OR(
        AND( 
            YEAR(TODAY())=YEAR( 日付項目 ) , 
             OR(
                 AND(
                     AND(4<=MONTH(TODAY()), MONTH(TODAY())<=12), 
                     AND(4<=MONTH( 日付項目 ),MONTH( 日付項目 )<=12)
                  ),
                 AND(
                     AND(1<=MONTH(TODAY()),MONTH(TODAY())<=3),
                     AND(1<=MONTH( 日付項目 ),MONTH( 日付項目 )<=3)
                  )
             )
        ),
        AND( 
            YEAR(TODAY())=YEAR( 日付項目 ) +1, 
             AND(
                 AND(1<=MONTH(TODAY()), MONTH(TODAY())<=3), 
                 AND(4<=MONTH( 日付項目 ),MONTH( 日付項目 )<=12)
              )
        )
     ), 売上 ,0
)

前年度の数式も同じように作成し、レポートに追加します。
no2.png
グラフを追加して、「縦棒グラフ」を選択し、「売上月」で「今年度売上」と「前年度売上」を集計します。
graph1.png

これで年度ごとの合計の確認と比較を一緒にできるようになります。
screencapture-dakudo2-dev-ed-lightning-force-lightning-r-Report-00O7F00000ApRdfUAF-view-2019-02-26-22_18_42.png

メリット

  • 各年度の合計金額をグラフ上部に表示することができる

デメリット

  • 金額項目ごとに数式を作る必要がある
  • 年度ごとに数式を作る必要がある

2.マトリクス形式にするパターン

レポート形式をマトリクスに変更すると会計年度・月のそれぞれの合計行が表示されるようになります。
マトリクスでは「売上日」の会計年度を行の集計に、「売上月」を列の集計にそれぞれ使用します。
graph2.png

グラフを追加して、「縦棒グラフ」を選択し、「売上月」「売上日」ごとに「売上」を集計します。
graph3.png
この方法でも年度ごとの合計の確認と比較を一緒にすることができます。
graph4.png

メリット

  • 金額項目の数式を新たに作る必要がない

デメリット

  • グラフ上部に年度ごとの合計金額を表示することはできない

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