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IPA高度区分試験攻略法:PMその④:午後Ⅰの実践的な読み方

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Last updated at Posted at 2026-02-15

はじめに

これまでの記事では、

  • PM試験は「午後」から考えるべきであること
  • PM試験で想定されている「プロジェクトマネージャ像」
  • PM試験の午後Ⅰの特徴と構造

について整理してきました。

今回はいよいよ、
午後Ⅰ試験の解き方
について掘り下げていきます。


午後Ⅰは時間との勝負

まず最初に、

午後Ⅰは、問題文を読む時間が圧倒的に足りないです。

そのため、問題文をどう読むか? という方針は
あらかじめ決めておきましょう。

  • 斜め読みで1回読んだ後、精読する
  • 最初から精読する(オススメはこちら)

読む速度にもよると思いますが、
精読できるのはおそらく1回が限度だと思います。

ですので、精読する際はマーキングを駆使して、
しっかり読込みを行うようにしましょう。


設問を先に読むべきか?

また、午後試験全般でよく言われるテクニックとして、

「最初に設問を読んでから問題文を読む」

という方法があります。

ただし、PM試験に限っては、個人的にはあまりおすすめしません。

理由はシンプルで、

  • PM午後Ⅰの試験はストーリー仕立て&時系列に話が進むため、
  • 順番に読み解いていかないと理解しづらい

からです。

そのため私は、

「問題文を読み、設問が出た時点で設問を見る」

という読み方をしています。
これは「設問主導」ではなく、「問題文主導」で読むための方法です。

問題文中に下線や空欄が出てきた場合、設問箇所となりますので、
その時点で該当する設問を見る→解けそうであれば回答する
→難しそうであればそのまま読み進める、という方式を取っています。

後ほど説明しますが、PMの問題は「読んだところまでに回答がある」
場合が多いため、この手法は余計なノイズが入らないため、おすすめです。

もちろん、こちらも合う・合わないはあると思いますので、
どのような読み方が自身に合うか、過去問を解きながら探っていきましょう。


問題文を読むときに「見るべき場所」

問題文の中で、次のような箇所は
「回答に直結しやすい情報」なので、意識してマーキングしましょう。

プロジェクトの目的・背景

  • プロジェクトの目的
  • 経営層からの指示
  • 事業的な狙い

前の記事でも述べましたが、冒頭に必ず出てくる上記の箇所、
これらは、PMの判断の正解・不正解を決める軸になります。

上記はほぼ確実に設問に絡みますので、
必ずマーキングしておき、全ての設問を解き終えるまでは
頭の中でキープしておきましょう。


問題が起きている箇所(マイナス要素)

  • プロジェクトの目的が共有されていない
  • コミュニケーション不全
  • ステークホルダが反対意見を表明している
  • 進捗遅延
  • 品質指標の悪化
  • 要件変更・仕様変更

など、明確なマイナス要素が書かれている箇所は、
ほぼ確実に設問になります。

「なぜ問題なのか」「PMはどう判断すべきか」を
意識しながら読みましょう。
「いやいや、ここは放置してたらダメだよね」
とセルフツッコミしながらマーキングしておきましょう。
(なお、この手法はST試験では必須になります)。


反転・補足を示す表現

  • 「しかし」
  • 「一方で」
  • 「ちなみに」

こういった接続詞の後には、
設問の種が置かれていることが多いです。

一度読み飛ばしてしまうと、
設問を見たときに「どこだっけ?」となりがちなので、
意識してマーキングしておくと楽になります。


「ある**」は必ず設問に関わる

  • 「ある方法でプロジェクト計画を作成することにした」

の「ある**」は、100%設問に出てきます。

問題文を読みつつ「このことかな?」という予測が
ついたのであれば「ローリングウェーブ」など、
自分が分かるワードでいいので欄外にメモっておきましょう。


表・図は100%設問に関係する

午後Ⅰに出てくる表や図は、
ほぼ例外なく設問に使われます。

理由は単純で、

表や図は「文章で説明しにくいが、設問で使いたい情報」を
まとめて置くためのもの

だからです。

中身をしっかり読み込むのは回答時でも良いので、
表や図の中には必ず回答が埋め込んである、と意識しておきましょう。


設問は「解けそうなところから」

問題文を読み終えたら、設問に入ります。

設問は難易度にばらつきがあるため、

分かりそうな設問から解く

で問題ありません。

特にPM試験では、
問1が意外と難しい印象があります。
(逆に問3は簡単だったりします)。

解けない設問に時間をかけすぎず、
取れるところから確実に取りましょう。

また、文中のマイナス要素はほぼ確実に回答に使われます。

「問題が発生しているにも関わらず、文中や回答で
解決していない場合」は、どこかの回答に漏れが
ある可能性が高いので、再度回答を見直しましょう。
(これも、どちらかというとST試験で効果を発揮します)。


回答時のちょっとしたコツ

  • 回答に使った問題文の箇所は、消線などで分かるようにする
  • 同じ問題文を別の設問で使っていないか確認する

午後Ⅰは、
1設問1情報が原則です。

異なる設問で同じ文章を使っている場合
(異なる設問の回答が同じ場合)、
どちらかがズレていることが多いです。

また、当たり前ではありますが回答はすべて埋めましょう。
詳細な採点方式は不明ですが、経験上
部分点はあるのかなと思っています。


ここまでのまとめ

PM試験の午後Ⅰは、

  • とにかく問題文を読む時間がない
  • 設問になりやすい箇所は、最初から決まっている
  • 「読む順番」と「マーキング」が、そのまま得点力になる
  • いかに素早く、回答を問題文中から拾い上げられるか

という試験です。

構造を理解した上で、
「どこを読み、どこを拾い、どこを捨てるか」
を意識して問題文を読むことで、
午後Ⅰは徐々に「手応えのある試験」に変わっていくと思います。


次回予告

次回は、

  • 答え合わせで何を見るべきか
  • 午後Ⅰを得点源に変える復習方法

といった、
午後Ⅰを“解きっぱなしにしない”ための話を書いていきます。

午後Ⅰの勉強は復習がすべてといっても
過言ではありませんので、しっかりと説明したいと思います。


あとがき

最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事がどなたかの受験のヒントになればうれしいです。
今後も試験対策や実務で役立つ情報を発信していきますので、
よければフォローやLGTMをお願いします!


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