はじめに
これまでの記事では、
- PM試験は「午後」から考えるべきであること
- PM試験で想定されている「プロジェクトマネージャ像」
- PM試験の午後Ⅰの特徴と構造
について整理してきました。
今回はいよいよ、
午後Ⅰ試験の解き方
について掘り下げていきます。
午後Ⅰは時間との勝負
まず最初に、
午後Ⅰは、問題文を読む時間が圧倒的に足りないです。
そのため、問題文をどう読むか? という方針は
あらかじめ決めておきましょう。
- 斜め読みで1回読んだ後、精読する
- 最初から精読する(オススメはこちら)
読む速度にもよると思いますが、
精読できるのはおそらく1回が限度だと思います。
ですので、精読する際はマーキングを駆使して、
しっかり読込みを行うようにしましょう。
設問を先に読むべきか?
また、午後試験全般でよく言われるテクニックとして、
「最初に設問を読んでから問題文を読む」
という方法があります。
ただし、PM試験に限っては、個人的にはあまりおすすめしません。
理由はシンプルで、
- PM午後Ⅰの試験はストーリー仕立て&時系列に話が進むため、
- 順番に読み解いていかないと理解しづらい
からです。
そのため私は、
「問題文を読み、設問が出た時点で設問を見る」
という読み方をしています。
これは「設問主導」ではなく、「問題文主導」で読むための方法です。
問題文中に下線や空欄が出てきた場合、設問箇所となりますので、
その時点で該当する設問を見る→解けそうであれば回答する
→難しそうであればそのまま読み進める、という方式を取っています。
後ほど説明しますが、PMの問題は「読んだところまでに回答がある」
場合が多いため、この手法は余計なノイズが入らないため、おすすめです。
もちろん、こちらも合う・合わないはあると思いますので、
どのような読み方が自身に合うか、過去問を解きながら探っていきましょう。
問題文を読むときに「見るべき場所」
問題文の中で、次のような箇所は
「回答に直結しやすい情報」なので、意識してマーキングしましょう。
プロジェクトの目的・背景
- プロジェクトの目的
- 経営層からの指示
- 事業的な狙い
前の記事でも述べましたが、冒頭に必ず出てくる上記の箇所、
これらは、PMの判断の正解・不正解を決める軸になります。
上記はほぼ確実に設問に絡みますので、
必ずマーキングしておき、全ての設問を解き終えるまでは
頭の中でキープしておきましょう。
問題が起きている箇所(マイナス要素)
- プロジェクトの目的が共有されていない
- コミュニケーション不全
- ステークホルダが反対意見を表明している
- 進捗遅延
- 品質指標の悪化
- 要件変更・仕様変更
など、明確なマイナス要素が書かれている箇所は、
ほぼ確実に設問になります。
「なぜ問題なのか」「PMはどう判断すべきか」を
意識しながら読みましょう。
「いやいや、ここは放置してたらダメだよね」
とセルフツッコミしながらマーキングしておきましょう。
(なお、この手法はST試験では必須になります)。
反転・補足を示す表現
- 「しかし」
- 「一方で」
- 「ちなみに」
こういった接続詞の後には、
設問の種が置かれていることが多いです。
一度読み飛ばしてしまうと、
設問を見たときに「どこだっけ?」となりがちなので、
意識してマーキングしておくと楽になります。
「ある**」は必ず設問に関わる
- 「ある方法でプロジェクト計画を作成することにした」
の「ある**」は、100%設問に出てきます。
問題文を読みつつ「このことかな?」という予測が
ついたのであれば「ローリングウェーブ」など、
自分が分かるワードでいいので欄外にメモっておきましょう。
表・図は100%設問に関係する
午後Ⅰに出てくる表や図は、
ほぼ例外なく設問に使われます。
理由は単純で、
表や図は「文章で説明しにくいが、設問で使いたい情報」を
まとめて置くためのもの
だからです。
中身をしっかり読み込むのは回答時でも良いので、
表や図の中には必ず回答が埋め込んである、と意識しておきましょう。
設問は「解けそうなところから」
問題文を読み終えたら、設問に入ります。
設問は難易度にばらつきがあるため、
分かりそうな設問から解く
で問題ありません。
特にPM試験では、
問1が意外と難しい印象があります。
(逆に問3は簡単だったりします)。
解けない設問に時間をかけすぎず、
取れるところから確実に取りましょう。
また、文中のマイナス要素はほぼ確実に回答に使われます。
「問題が発生しているにも関わらず、文中や回答で
解決していない場合」は、どこかの回答に漏れが
ある可能性が高いので、再度回答を見直しましょう。
(これも、どちらかというとST試験で効果を発揮します)。
回答時のちょっとしたコツ
- 回答に使った問題文の箇所は、消線などで分かるようにする
- 同じ問題文を別の設問で使っていないか確認する
午後Ⅰは、
1設問1情報が原則です。
異なる設問で同じ文章を使っている場合
(異なる設問の回答が同じ場合)、
どちらかがズレていることが多いです。
また、当たり前ではありますが回答はすべて埋めましょう。
詳細な採点方式は不明ですが、経験上
部分点はあるのかなと思っています。
ここまでのまとめ
PM試験の午後Ⅰは、
- とにかく問題文を読む時間がない
- 設問になりやすい箇所は、最初から決まっている
- 「読む順番」と「マーキング」が、そのまま得点力になる
- いかに素早く、回答を問題文中から拾い上げられるか
という試験です。
構造を理解した上で、
「どこを読み、どこを拾い、どこを捨てるか」
を意識して問題文を読むことで、
午後Ⅰは徐々に「手応えのある試験」に変わっていくと思います。
次回予告
次回は、
- 答え合わせで何を見るべきか
- 午後Ⅰを得点源に変える復習方法
といった、
午後Ⅰを“解きっぱなしにしない”ための話を書いていきます。
午後Ⅰの勉強は復習がすべてといっても
過言ではありませんので、しっかりと説明したいと思います。
あとがき
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事がどなたかの受験のヒントになればうれしいです。
今後も試験対策や実務で役立つ情報を発信していきますので、
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