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IPA高度区分試験攻略法:PMその⑧:午後Ⅱ試験が「論文」である理由と向き合い方

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Last updated at Posted at 2026-05-15

はじめに

前回の記事で午後Ⅰ試験の攻略法が終わったので、

次はいよいよ午後Ⅱ試験に入ろうと思います。

午後Ⅱ試験については実質次回の試験がラストになってしまうため、
この記事の有効期限は非常に限られたものになってしまいますが、
受験を考えられている方の助けに少しでもなれば幸いです。


なぜ午後Ⅱ試験は論文形式なのか

IPA試験の午後Ⅱは、区分によって形式が異なりますが、
プロジェクトマネージャやITストラテジストなどでは論文試験が課されます。

この論文試験は多くの受験者が最も苦手とするパートです。

PM試験に限らず、午後Ⅱは
「何を書けばいいのか分からない」と感じる受験者が多い試験です。

参考書を読んでも、
合格体験記を読んでも、

「なるほど……でも、自分は何を書けばいいんだ?」

という感覚が消えないまま、本番を迎えてしまう人は少なくありません。

本記事ではまず、

「なぜ午後Ⅱ試験は論文形式なのか」

という前提から整理していきたいと思います。

少々回りくどい説明となりますが、ここを理解しないまま勉強を進めても、
方向性を見失ったまま対策を進めることになります。


午後Ⅱは「正解を書く試験」ではない

午後Ⅱ試験の最大の特徴は、

  • 正解例が公開されない
  • 講評のみが公開される

という点です。

午後Ⅰでは正答が明示されますが、
午後Ⅱではそれがありません。

この時点で、IPAは明確にこう言っています。

「正解の文章」は存在しない

ということです。


IPAが見ているのは「あなたの考え」

あくまでこれは私の考えですが、IPAが午後Ⅱで見たいのは、

  • 暗記した文章
  • 型通りの模範解答
  • 参考書をなぞった論文

ではないと考えています。

IPAが見ているのは、

あなたが、その状況でPMとしてどう考え、どう判断したか

です。

もう少し具体的に言うと、

  • どのようなリスクを想定したか
  • どのような優先順位で判断したか
  • その判断にどのような根拠があるか

といった、「思考プロセス」そのものです。

つまり午後Ⅱは、

  • 知識を再現する試験ではなく、思考を文章化する試験

であり、その思考が「一貫しているか」「論理的に説明されているか」が評価されます。


なぜ「論文形式」なのか

午後Ⅱが論文形式である理由は、非常にシンプルです。

  • 選択肢問題では、思考の深さが測れない
  • 記述式でも、断片的な理解しか測れない

論文であれば、

  • 状況理解
  • 判断の妥当性
  • 一貫性

をまとめて評価できる

からです。

午後Ⅱは、
「PMとしての総合力」
を測る試験です。


他人の合格論文が参考になりにくい理由

この前提に立つと、

「他人が書いた合格論文が、あまり参考にならない」

理由も自然に見えてきます。

他人の論文は、

  • その人の経験
  • その人の思考
  • その人の文体

の集合体です。

それをそのまま真似しても、
あなた自身の思考にはなりません。

その結果、

  • 設問とズレる
  • 一貫性が崩れる
  • 具体性がなくなる

といった、典型的な不合格答案になります。

午後Ⅱで必要なのは、

「自分が書ける合格論文」を作ること

です。


午後Ⅱ対策の出発点

午後Ⅱ対策の出発点は、

  • 文章力
  • テンプレート
  • 参考書の暗記

ではありません。

まず必要なのは、

「午後Ⅱは、自分の思考を評価される試験である」

という認識です。

そしてそのために必要なのは、

  • 自分が書けるテーマを用意すること
  • 自分の経験や考えを言語化しておくこと

です。

言い換えると、「本番で初めて考える」のではなく、
事前に自分の考えを整理しておくことが重要です。

これを理解しないまま対策を進めると、後戻りが難しくなります。

ここまでが、午後Ⅱ試験の前提となる考え方です。


ここまでのまとめ

PM試験の午後Ⅱは、

  • 正解が存在しない
  • 思考プロセスが評価される
  • 一貫性と論理性が求められる

という構造の試験です。

つまり午後Ⅱは、

「文章を書く試験」ではなく
「考えたことを一貫して説明する試験」

だと言えます。

この前提を理解した上で、問題に挑みましょう。


次回予告

次回は、この前提を踏まえたうえで、

「では、合格論文とは何か?」

を、もう一段踏み込んで整理していきたいと思います。


あとがき

最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事がどなたかの受験のヒントになればうれしいです。
今後も試験対策や実務で役立つ情報を発信していきますので、
よければフォローやLGTMをお願いします!


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