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なぜ IBM Bob は「Chat」ではなく「Editor」にいる必要があるのか — 年末の新幹線で考えたこと —

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Last updated at Posted at 2025-12-23

はじめに

※ この記事は、筆者個人が実際に手を動かしながら考えた内容の整理です。
会社としての戦略や公式見解ではなく、「こう考えると腑に落ちた」という
個人の視点をそのまま書いています。

1日目 からここまで、

  • IBM Bob × Instana × MCP をつなぐ
  • 最初の一文を投げる
  • 「あ、これは使えるかもしれない」と感じる

ところまでは来ました。

一方で、正直に言うと
どこかモヤっとした感覚も残っていました。

「これ、Chat でやるのと何が違うんだっけ?」

年末、出張帰りの新幹線でPCも開かず、ただ窓を見ながら
その違和感を考えていました。

……と書きたいところですが、実際はそのまま寝落ちしました。

でも、起きたあとも
その違和感だけは、頭に残っていました。

7日目は、その違和感を言葉にする日です。


「Chat でできる」だけでは、意味が薄い

触り始めた頃、頭の中ではこう整理していました。

  • IBM Bob = Chat UI の AI
  • IBM Bob + Instana = 障害を説明してくれる AI

でも、この理解のままでは、どうしても違和感が残りました。

「それなら、Chat でよくない?」

これ、間違いではありません。
でも、本質でもない。

なぜなら、この整理の先にある結論は、

「それなら ChatGPT でいい」

に、あまりにも簡単に辿り着いてしまうからです。


IBM Bob の前提は「仕事の場所」にいること

ここで、ようやく腑に落ちました。

IBM Bob は、

障害対応や開発作業をする人の
“作業空間(Editor)”に常駐する AI

として設計されている。

つまり、

  • Chat:調べる場所
  • Editor:仕事を進める場所

IBM Bob は、後者です。


ペルソナを分けないと、価値が伝わらない

ここで、ペルソナを整理しました。


ペルソナ①|SRE / プラットフォームエンジニア(メイン)

この人の現実

  • VSCode は常に開いている

  • 障害対応後に待っているのは:

    • 報告書
    • チケット
    • Postmortem

一番つらいこと

調査よりも
「書くこと」

IBM Bob の価値

  • Instana の調査結果 → 障害報告.md
  • そのまま保存できる成果物

IBM Bob は
書く苦しみを消す AI


ペルソナ②|Tech Lead / 技術営業(副)

この人の現実

  • 技術は分かる

  • でも仕事は:

    • 説明
    • 資料
    • ストーリー作り

困りごと

分かっているのに、
説明用アウトプットを作る時間がない

IBM Bob の価値

  • 技術データ → 説明用文章
  • 顧客向け・社内向けに再構成

IBM Bob は
説明を量産できる Editor AI


ペルソナ③|Backend / Platform Developer

この人の現実

  • VSCode 常駐
  • PR / Issue / Code Review が仕事
  • Instana ダッシュボードは、ほぼ見ない

でも、こう言われる。

「最近遅くない?」
「エラー増えてるらしい」

本音

観測データは欲しい。
でも、ダッシュボードは開きたくない

IBM Bob の価値

  • Instana の事実を
    開発者の言葉に翻訳
  • PR説明文 / Issue にそのまま使える

IBM Bob は
開発の流れを止めない AI


なぜ「Editor」である必要があるのか

3つのペルソナに共通することがあります。

  • VSCode を開いている
  • 成果物は「ファイル」
  • Chat で完結しない仕事をしている

だから、ここで言い切れます。

Chat で“分かる”ことと、
Editor で“仕事が終わる”ことは違う

IBM Bob は、
仕事が終わる場所にいる AIです。


「使いどころ」の軸を整理する

ここまで整理してきて、
IBM Bob の価値が発揮されるポイントも見えてきました。

❌ 誤解されやすい使い方

  • 「Bob が状況を説明してくれる」

これだけだと、
Chat ツールとの違いが分かりにくくなります。

✅ 本来の使いどころ

  • Instana の調査結果をもとに そのまま使える成果物を作る
  • 作業の中心は Editor
  • Chat 的なやり取りは補助的

IBM Bob は、
「理解を助ける」よりも
「作業を前に進める」場面で力を発揮する AI だと感じました。


7日目 のまとめ

  • IBM Bob の強みは、単なる「説明」ではなさそう

  • Chat 的な使い方だけでは、違いが見えにくい

  • Editor にいるからこそ、

    • 書ける
    • 残せる
    • 作業が一区切りつく
  • ペルソナを整理すると、価値が見えやすくなった

  • 1つのペルソナに、1つの使い方を当てるのが分かりやすい


次は、この考え方を前提に
「じゃあ何を最初の成果物にするか」を決めます。

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