はじめに
Google Workspaceに登場した新機能「Google Workspace Flows」(ワークスペースフローズ)は、まさに業務自動化の常識を覆す、革新的なツールです。AIアシスタント「Gemini」の力を借りて、面倒な定型作業から高度な情報収集・分析まで、ノーコードで誰でも簡単に自動化できる時代が到来しました。
今回、一足早くこの「魔法のツール」を試してみました。その驚きと興奮を、読者の皆様にいち早くお届けします!
試してみた!AIが「私だけのニュースエージェント」になる瞬間
私が今回選んだのは、用意されていたテンプレートの一つ、「ニュースをピックアップして要約したものをメールで送る」フローです。
-
テンプレートを選択
トップ画面から「Get news headlines summarized daily」のフローを選択 -
設定画面へ
編集画面に遷移します。そこには「schedule」「Gemini」「Send Email」の3ステップが既に構築されていました。

-
即座に実行可能
驚いたことに、基本的な設定(トリガーやアクション)は既に完了済み。手を加えることなく、すぐにでも実行できる状態です!
この手軽さは、従来の自動化ツールが持っていた「専門知識が必要」という壁を完全に打ち破っています。
プロンプトを改修して、さらにパーソナルな体験へ!
せっかくなので、私はこのフローを自分仕様に進化させました。
- プロンプト修正前:デフォルトで用意されたカテゴリのニュースを要約
- プロンプト修正後:Geminiへのプロンプトを「AI関連やNotionに関する情報を記載し、かつ日本語での出力をお願いします」とカスタマイズ
テストランで感じた、AIの“完璧な”仕事ぶり
カスタマイズ後、「テストラン」を実行したところ、感動的な結果が得られました。
- AI関連の記事とNotion関連の記事が正確にピックアップされている!
- 指示通り、すべて日本語で出力されている!
- 要約とリンクが綺麗にまとめられたメールが、すぐに私の受信箱に!
もはやこれは単なる「自動化」ではなく、「私専用の優秀なAI秘書」を手に入れた感覚です。毎朝、自分で検索しなくても、本当に知りたい情報だけが整理されて届く。これは本当にワクワクします!
Google Workspace Flowsの「すごさ」を紐解く!
今回の体験とネット情報を総合し、本機能の核心をまとめます。
| 特徴 | 説明 | 驚きのポイント |
|---|---|---|
| ノーコード | 画面操作だけで「トリガー(きっかけ)」と「アクション(動作)」を設定可能。IT知識は不要! | 誰でも簡単に業務自動化が可能になる。 |
| Geminiとの連携 | フローの中にGeminiによる「要約」「抽出」「判断」といった高度なステップを組み込める。 | 単純な作業だけでなく、思考や判断を含む業務も自動化できる! |
| 主要アプリ連携 | Gmail, Drive, Chat, Calendar, Formsなど、Workspaceアプリ間でシームレスに連携。 | 普段の業務環境に自然に溶け込む設計。 |
| 自然言語作成 | 「マネージャーからメールが来たらチャットで通知して」のように、やりたいことを文章で入力するとAIがフローのたたき台を自動生成。(情報) | フロー設計そのものもAIがサポートしてくれる! |
| Webhooks対応 | 外部ツールとの連携を可能にするWebhooksにも対応。 | Google Workspaceの枠を超え、より幅広いシステム連携と自動化が見込める! |
特に「Webhooks」対応は、外部のCRMやプロジェクト管理ツールなど、Google Workspace外のサービスも自動化の輪に取り込めることを意味しており、その可能性は無限大です。
これは業務のパラダイムシフトです!
私たちが今まで「仕事」として行ってきた、反復的で時間のかかる作業の多くが、この「Google Workspace Flows」と「Gemini」の組み合わせによって劇的に変わります。
様々な自動化が容易にできる、という感想は全くもって控えめでしょう。これは 「自分の仕事」を自分でデザインし、AIに実行させるという、働き方のパラダイムシフトです。
あなたのチームや組織で、この革新的なツールをどう活用しますか?