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Hypervelocity Engineering の挫折と栄光の歴史。

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この記事の全体像(図)

この記事は、2026-01-23 から 2026-10-13 までの約9か月(262日)を、時間順にたどります。まず全体を図にします。以降の各セクションの先頭には、「いつの話か」 を示す行を付けています。

図1:いつ、何をしていたか(時間軸)

図2:物語の流れ(章番号と時期)

  • 赤 = 補助輪を積んだ時期、黄 = 矛盾が見え始めた時期、緑 = 足場を外して薄く残した時期です。
  • 最初の題材(事業の未来シナリオ)と、いまの BAS(事業構想アプリ)がつながる、というのがこの記事の骨格です。

各セクションの「いつ」の読み方

各セクションの先頭に、次の形式で期間を示します。

📅 いつ:2026-01〜02 ■■□□□□□□□□

右の10マスは、左から1月〜10月です。■ がその月に起きた話、□ が関係しない月です。


背景

📅 いつ:全期間(2026-01-23〜10-13)を、2026-10-13 時点から振り返ります ■■■■■■■■■■

日々 Coding Agent と仕事をしていて、少し気になっていたことがあります。

「止まったから再開する」「同じ指示をもう一度打つ」という操作が、思ったより自分の作業の大半を占めているのではないか、という違和感です。

正直、最初はこう考えていました。

Coding Agent がまだ弱いうちは、人が手順を決め、レビューを回し、作業を分割し、オーケストレーターで束ねるのが合理的です。
実際、私はそうしてきました。

ただ、モデルは短い期間で何世代も進みました。
そうなると、早い時期に取り組んだ人ほど、当時のモデルの弱さを補うための Best Practice を、今も抱えたままになっているのではないか。
それが今のボトルネックになっているのではないか。
これが、私の最初の仮説でした。

そこで、自分の約9か月分の開発記録(commit、Copilot のセッション履歴、各種の検証レポート)を読み直し、仮説を検証しました。
この記事では、次の問いを1つだけ扱います。

足場(補助輪)は、モデルが強くなった今も要るのか。要るなら、どれを残し、どれを外すのか。

【実感を足す:この問いを持った直接のきっかけ(何に困っていたか)を、著者自身の言葉で1〜2文】

注意点

この記事は、私1人が、1つの題材群で、約9か月(2026-01-23〜2026-10-13、262日)に記録したことにもとづきます。一般的な結論でも、特定製品の評価でもありません。

  • 後半で比較する「③ EABK」は、私自身が開発したツールキットです。実験の設計・実行・集計・執筆は AI が行い、採点役にも同系統のモデル(Sonnet 5.5)を使っています。利害関係があります。
  • 比較実験の試行回数は、各条件で1〜6回です。統計的な有意差は示せません。
  • 時間や AI クレジットの記録には、下限値が多く含まれます(履歴の保持期間、VS Code Chat と cloud agent の欠落、PC 再起動による消失)。
  • 所属組織の公式見解ではありません。
  • 費用は「1 AIU = 0.01 USD とみなした目安」であり、実際の請求額ではありません。

記述は次の3種類を分けています。

  • 観測したこと:ログ、commit、レポートで確かめたこと
  • 考えたこと:観測からの推論
  • 確認していないこと:未検証。【要確認】 として残しています

公開用のため、個別の作業用リポジトリー名、アプリ名、ファイル名、パスは伏せています。製品名やツール名、公開されている概念名は残しています。引用した外部の文献・公式ドキュメント・公開リポジトリーは、参考資料にすべて URL を載せています。

整理・考え方

📅 いつ:全期間を見たあと、2026-10-13 時点での整理です ■■■■■■■■■■

検証の前に、言葉と軸を分けておきます。

1. 足場を2種類に分ける

この記事で言う「足場」は、手順、レビューの固定回数、分割、オーケストレーター、Prompt、Skill、検査スクリプトなど、モデルの外側に置くものの総称です。
私は次の2種類に分けて見ることにしました。

種類 意味 モデルが強くなると
能力不足を補う足場 出力が途中で切れる、長文の一貫性が崩れる、といった弱さへの処方 不要、または逆効果になりうる
能力に依存しない足場 合否を外で決める、正本を1つにする、記録を残す、など 残る

以降の章では、すべての足場を 「残す」「絞る」「外す」 の3つで判定します。呼称と順序は、最後のまとめまで変えません。

2. 「無駄」は見えて初めて無駄になる

時間や Token の無駄は、1回の Prompt ごとには「いつものこと」に見えます。
総量を集計して初めて、少数の巨大なセッションが支配的だと分かります。
そのため「無駄に気づいたか」は、測る仕組みがあったかと同じ問いだと考えています。

3. 比較する4つの方式

後半で比較するのは、次の4方式です。呼称は必ず名前とセットで書きます。

方式 何か
⓪ 素の Coding Agent HVE も大きな Prompt も使わず、その都度 Prompt だけを入れる。比較の基準
① 対話型 Vibe Coding ⓪を、仕様の正本なしにアプリ全体へ積み重ねたもの
② Prompt 駆動 要求定義の Prompt(P-RD)と実装の Prompt(P-FR)の2本で進める
③ EABK 進行役・作業役・skills・hooks・決定的スクリプトを持つ薄い harness。HVE v2

登場するツールの説明

📅 いつ:2026-10-13 時点の姿です。HVE v1 は 2026-10-03 に停止しています ■■■■■■■■■■

読者の多くが知らないと思われる3つを、先に説明します。いずれも私が個人で開発・利用しているもので、ここに書く内容は、私自身の開発記録にもとづく範囲です。公開されているものは、参考資料に URL を載せています。

HVE v1 とは

📅 いつ:2026-03〜10-03(0.8.1 は 08-16、0.8.197 は 10-03) □□■■■■■■■■

Hypervelocity Engineering(HVE)の第1世代です。独自の Workflow フレームワークと、DAG オーケストレーター(ATG)から成ります。

  • 解こうとしたこと:業務要件の整理から設計・実装・検証までを、再現可能なワークフローとして運用する
  • 入口:CLI / GUI / Cloud / Prompt の4つ
  • 最終的な規模:Workflow 13、Prompt 約314件、Skill 34件、Python 934ファイル・約27.7万行
  • 版数:0.8.1(2026-08-16)から 0.8.197(2026-10-03)まで、48日で197回
  • 現状:2026-10-03 に開発停止(EOS)を判断。以後は更新しません

EABK(HVE v2)とは

📅 いつ:2026-10-07(設計)〜(10-08 に実装・公開) □□□□□□□□□■

Enterprise App Build Kit(旧称 Assured Build Kit)です。「HVE v2 = EABK」は、私が資料を整理する際に置いた前提です。【要確認:HVE v2 の定義】

  • 何を解決するか:Coding Agent に長時間の開発を任せるとき、自己申告の合格、矛盾した要求、ドリフトが起きる問題
  • 使い方:conductor(進行役)に Prompt を1回送る。最大24〜48時間、人の介入なしに進む
  • 動き(工程):要求定義 → 独立監査 → System Test の先行設計 → 並行実装 → 直列の統合 → 最終監査 → 報告
  • 強制の仕組み:次の4つを、LLM の判断ではなく hook と決定的スクリプトで強制する
    1. 要求定義書を書けるエージェントは1つだけ
    2. 実装担当は System Test を変更できない
    3. 終了前に必ず検証する
    4. 危険な操作は拒否する
  • 構成:進行役(conductor)、作業役、skills、hooks、決定的スクリプト
  • 初回の実戦:作業役119体(Sonnet 5.5)、conductor は Opus 5.5、commit 253件、System Test 12/12合格
  • 制約・注意点(実測):モデル指定(作業役は安いモデル)は15回中5回しか守られませんでした。範囲を黙って縮める、実行上限を実際より厳しく解釈して早めに止まる、といった事象もありました(後述)
  • 入手方法:GitHub の公開リポジトリー HypervelocityEngineering — Enterprise App Build Kit で公開しています。インストール手順は、その README にあります。

Business Analytics Studio(BAS)とは

📅 いつ:2026-10-08〜(開発中) □□□□□□□□□■

法人顧客向けに、ToBe 構想と意思決定を支えるダッシュボード型の Web アプリです。EABK で作っています。

  • 利用者:事業部長、Product Manager、戦略コンサルタント
  • 構成:共通アプリ本体 + 顧客パック(顧客ごとのデータ) + 生成パイプライン(Copilot Skill)
  • 詳細は「8. 同じ道具を事業構想に向ける」で書きます

検証・経緯

📅 いつ:2026-01-23〜10-13。以下の1〜8は、時間順です(図1・図2と同じ番号) ■■■■■■■■■■

時系列で進めます。各節は「何をしたか → 何が起きたか → 失敗・発見 → 判定」の順です。

1. 出発点は事業の未来シナリオだった(2026-01〜02)

📅 いつ:2026-01-23〜02 ■■□□□□□□□□

観測したこと

  • 最初の依頼はコードではなく、Future Scenario(未来シナリオ)の一覧15〜20件と、その詳細でした。cloud agent に Issue / PR で書かせました。
  • 2月はユースケースのドメイン分析とマイクロサービス抽出へ進みました。1つの成果物を「3つのサブタスクに分割」し、「Review Cycle 4/5/6」「3回レビューで105件修正」と、人が決めた回数だけ自己レビューを回しました。
  • cloud agent の PR マージは、1月13件、2月108件、3月376件と増えました。

考えたこと

この時期の分割とレビューの反復は、当時のモデルの出力上限・精度・長文の一貫性を補う手順でした。その時点では合理的だったと考えています。

2. 補助輪の時代(2026-02〜03)

📅 いつ:2026-02〜03 □■■□□□□□□□

観測したこと

  • Custom Agent は 02-20 時点で19本。02-24 に複数の Workflow を単一の orchestrator に置換しました。
  • ファイル数は 02-20 時点の69から、03-31 時点の754へ、約1か月で約11倍になりました。
  • commit は3月が1,630でピークでした。
月 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10(〜13日)
commit 74 569 1,630 939 864 200 179 153 149 18
うち cloud agent の PR マージ 13 108 376 162 139 5 1 3 - -

当時の弱さと処方、そして今の判定を並べます。

当時の弱さ(推論) 当時の処方 今の判定 根拠
1回の出力が途中で切れる、長文の一貫性が崩れる 成果物を3つのサブタスクに分割。1回の書き込みは300行以内 残す 分割を促す1文は、Sonnet 5.5 でも成功を 1/3 から 3/3 に変えた
1回で品質が出ない Review Cycle を固定回数 絞る reviewer を外すと AI クレジットは約26%減り、結果は変わらなかった
途中で止まる、再開できない Workflow の連続実行、Step 単位の resume、実行台帳 外す Autopilot と再開で足りる
大きな作業を分けて並列に流せない DAG、Wave、ATG 外す 品質は同じ。時間1.7〜2.25倍、費用2.49〜3.50倍

考えたこと

ここで大事なのは、手順を足すことが、当時は正しい判断だったことです。この節を「失敗」とは呼びません。
失敗は、足した補助輪を外す時期を測る仕組みがなかったことにあったと考えています。

3. 手順がフレームワークになった(2026-03〜10)

📅 いつ:2026-03〜10-03(HVE v1 の停止まで) □□■■■■■■■■

観測したこと

  • 03-18 に GitHub Copilot SDK のローカルオーケストレーター、04-01 に Self-Improve ループ、04-21 に Work IQ の読み取り連携を入れました。GUI、Fleet モード、Cloud Session も加えました。
  • 8月24日〜9月21日の4週間だけで、0.8.40 から 0.8.132 まで約90回の版上げがありました。
  • HVE が解こうとした課題は10個ありました。後の整理では、次の2つに分類できました。
分類 個数 内容
不要 7 Copilot 本体の機能か、運用の規則で足りる
薄い仕組みで足りる 3 偽の PASS、要件の索引、費用と証跡
  • 課題そのものは今も実在します。 不要になったのは、解決のために Framework やアプリケーションを作り、保守することです。

失敗

HVE 本体の開発・保守に、181,055 AIU(約1,811 USD) を使いました。そして、その仕組みで作ろうとした業務アプリは未完成でした(次節)。

4. 動かない巨大な補助輪(2026-08〜09)

📅 いつ:2026-08〜09(一部は 10-02 まで) □□□□□□□■■□

観測したこと

並走していた4つのアプリは、HVE を使わずに作られていました。

対象 期間 HVE の利用 稼働時間 AIU
アプリA 09-02〜09-29 なし(ATG を導入したが、22セッションで呼び出し0回。削除) 63.3時間 100,794
アプリB 08-31〜10-01 なし 40.6時間 33,999
アプリC 10-02の1日 記録なし 5.3時間 7,747
アプリD 08-26〜10-03 なし(ATG 実行3回、1回破棄) 45.4時間 66,981
HVE で作ろうとした業務アプリ(14サブアプリ) 01-24〜 HVE 85.6時間 109,547
  • 業務アプリでは、アーキテクチャ推薦が14件すべてで中断し、システムテストの総合判定は「INCOMPLETE・BLOCKED」でした。1回通すのに約15〜39時間かかり、前の Step が止まると後ろが止まる連鎖がありました。
  • HVE が使った AIU(本体と業務アプリの合計で290,602)は、HVE を使わない4アプリの合計(209,521、154.6時間)の約1.39倍でした。

期待と違った点(補助輪が補助輪を呼ぶ)

  • 09-21〜25 には、計画・実装の多くに敵対的レビューの記録が対になっていました。ATG だけで、1週間に計画・検証・レビューのレポートを数十本作りました。
  • ATG の finish は verify_command を実行せず、handoff の exit_code: 0 をそのまま受け入れていました。スタブ実装と assert True でも succeeded になり、隠しテスト 258/564 の実装を受理した例がありました。
  • harness 系の Skill は、配置階層の問題で1件もロードされていませんでした(09-18 の分析)。

考えたこと

規模の差があるため、HVE だけが原因とは言えません。ただし、アプリを作る費用と同じくらいを、アプリを作る仕組みに使ったことは事実です。

5. 測り始めたのは約8か月後だった(2026-09-18〜10-03)

📅 いつ:2026-09-18〜10-03(開始の約8か月後) □□□□□□□□■■

観測したこと

記録に残る最初の本格的な測定は 09-18(長時間タスクの根本原因分析)です。開始(01-23)の約8か月後です。【要確認:それ以前に別の測定がなかったとまでは断定できません】

観点 値
8時間超のセッション 全体の18.2%だが、総滞留時間の73.6%
24時間超のセッション 15本で総時間の48.5%
入力文字数のうち、ターミナルの完了通知 95.1%
入力100kトークン超の呼び出し LLM 総遅延の83.2%
非ターミナルの発話のうち「全て/すべて」を含むもの 46.0%(完了条件のない、範囲が無限の指示)
最長ステップ(88.7分)のうち、LLM 以外の時間 91.8%
1セッションの極端な例 入力26.8億トークン、94.9時間
① 対話型 Vibe Coding の人の Prompt 254回(分類対象は219件)。50.7%が再開・エラー対処、43.8%が打ち直し 【要確認:割合の分母は254回か219件か】
① 対話型 Vibe Coding の総待ち時間 143時間47分

気づけなかった理由として考えたこと

  1. 長時間・大量 Token は、1回ごとには「いつものこと」に見える。
  2. コストの記録がなかった。履歴の保持期間が短い、VS Code Chat と cloud agent が集計に入らない、PC 再起動で集計が失われる、などがありました。
  3. v2 でもコストはまだ自動集計されていません。 BAS の直近3回の実行履歴は、すべて AI クレジットが「未取得」です。

3つ目は、私の推測です。長く動くこと自体が「頑張っている」ように見えた可能性もあります。【実感を足す:集計結果を最初に見たときの感想】

分かったこと

時間の大半は LLM の推論ではなく、ツールの実行・承認待ち・直列実行・文脈の肥大でした。外部のオーケストレーターが改善できるのは、その一部(直列実行)だけです。

6. Work IQ の設計の誤算(2026-04〜10)

📅 いつ:2026-04-21(導入)〜10-01(置き換え)。第3〜5章と並行して進んだ話です □□□■■■■■■■

目的

Knowledge(Work IQ)との連携を、Coding Agent に任せられるのか確かめます。

観測したこと

  • 04-21 の旧設計は、質問を最大10問に絞り、1問につき1回だけ、固定の形式で問い合わせるものでした。許可ツールは ask の1つ、応答は1〜5行の固定スキーマです。
  • 2026-10-01 の調査では、35クエリ中、見つかった5件(14%)、一部4件(11%)、見つからない23件(66%)、使えない3件(9%)でした。情報がテナントに存在しない可能性もあり、方式だけが原因とは断定していません。
  • Copilot SDK は MCP ツールをモデルが自分で選んで呼びます(Copilot SDK: MCP)。Work IQ 側にも、ツールの使い方を定めた Skill が同梱されています(work-iq、workiq-preview プラグイン)。固定の1問1回の枠は、モデルの調査能力を抑えていたと判断しました。
  • 同日、専用処理を汎用の「知識探索エージェント」1セッションに置き換えました。

残った制約

  • Cloud の Coding Agent は、OAuth を使うリモート MCP を未サポートです(GitHub Docs: MCP サーバーの設定)。自律調査が現実的に動くのは、利用者のマシンで認証済みの Copilot CLI / SDK セッションだけです。
  • BAS の自動実行(10-09)の監査記録には「Work IQ は認証が必要で検索できなかった(社内情報未確認)」とあります。10月の Work IQ 呼び出し3件も、いずれも成功していません。原因は認証と推測していますが、確認していません。【要確認:セッションログでの原因確認】

判定

旧設計の「固定1問1回」の枠は 外す ものでした。置き換えた探索エージェント方式で、同じ35問を再実行した成功率は未検証です。

7. 足場を外して測り直した(2026-10-03〜10-10)

📅 いつ:2026-10-03〜10-10 □□□□□□□□□■

7.1 EOS(HVE の停止)の妥当性

📅 いつ:2026-10-03〜10-05

10-03 に、HVE 停止の妥当性を検証しました。「3つの Prompt + GitHub Copilot」で、企業向けの大規模分散アプリを開発できるかを5段階で見ました。

  • 停止は**根拠あり(妥当)**と判断しました。ただし5つの不足(G1〜G5)があり、3つの Prompt(P-RD・P-FR・P-ST)に反映しました。
不足 内容 反映
G1 P-ST が生成アプリのシステムテストに使えない 対象を生成アプリに拡張
G2 Azure・モバイルを担う Prompt がない 実行オプションを追加(既定はすべて「しない」)
G3 合否が自己申告 検証スクリプトの exit code と CI で判定
G4 人の承認が UAT だけ 承認依頼一覧を出させる
G5 大規模化したときの要求定義と catalog 短い対応表 + 索引(mdq / cq)

私は、harness がなくなったのではなく、置き場所が移ったと考えています。

  1. プラットフォーム本体の harness(Autopilot、サブエージェント、task_complete、チェックポイント)
  2. 公式ガイドの作法を取り込んだ Prompt
  3. リポジトリー内の決定的な検査(verify、CI、CodeQL、要求 ID の追跡テスト)

「単純な構成が複雑なエージェントに並ぶか上回る」とする研究(Agentless、Anthropic の Building effective agents)と、自分の実測は同じ方向でした。Autopilot、/fleet、hooks など、HVE が担っていた機能に対応する Copilot の公式機能は、Autopilot、/fleet、hooks などで確認できます。

7.2 ② Prompt 駆動と ③ EABK

📅 いつ:② は 2026-10-06〜07、③ は 10-07(設計)〜10-08(実装・公開)

② Prompt 駆動

  • Prompt 7回・1日・総待ち7時間06分・約132 USD 相当で、後継版を完成させました。前版(① 対話型 Vibe Coding)は Prompt 254回・32日でした。
  • ただし差の大部分は、前版が32日かけた要求定義書とコードの92%を引き継いだことによります。モデルや harness の差だけでは説明できません。
  • P-FR(約42KB)の中身は、Anthropic の公式ガイド(Prompting Claude Opus 5.5、Prompting Claude Opus 5)の作法(ターンの終え方、範囲、サブエージェントの使い方、テストを弱めない等)とほぼ同じ文でした。HVE が数万行のコードで解こうとしたことの多くが、数段落の自然言語に置き換わっていました。

③ EABK

  • 2026-10-07 に設計、10-08 に実装・公開しました。最初の実戦は、① と同じ題材です。Prompt 5回・1日・総待ち9時間13分でした。
  • 完走の再計測では、受入基準98%(49/50)、106/106項目、1,096テスト合格、19.3時間、約18,300 AI クレジットでした。

7.3 4方式の比較

📅 いつ:2026-10-08〜10-10(比較実験と完走の再計測)

比較の条件は、次のとおりです。各方式の属性を、表だけで分かるように並べます。

項目 ⓪ 素の Coding Agent ① 対話型 Vibe Coding ② Prompt 駆動 ③ EABK
開発の形 その都度 Prompt のみ ⓪をアプリ全体へ積み重ねる 2本の Prompt で進める conductor に Prompt を1回送る
依頼の文面 1文で言える変更 対話で都度 要求定義(P-RD)と実装(P-FR) 1回の Prompt。以後は自動
使うモデル 1回の実行では Opus を使用 【要確認】 【要確認】 conductor は Opus 5.5、作業役は Sonnet 5.5
正本・管理 なし なし(要求定義書の改訂29回、方向転換約9回) 要求定義書 要求定義書 + 決定的スクリプトと hook
合否の判定 自己申告 人が確かめる 自己申告(未完了は正直に報告) 検査スクリプトの exit code と独立監査

結果は次のとおりです。

観点 ⓪ 素の Coding Agent ① 対話型 Vibe Coding ② Prompt 駆動 ③ EABK
小さな変更(1文で言える6件) 隠しテスト6/6。時間と費用は最小 - - 6/6。⓪の約15倍の時間、約31倍の AI クレジット
止まる・繰り返す 小さな変更は問題なし。全体は1回では終わらない 人の Prompt の約半分が再開、4割強が打ち直し おおむね解決(人の Prompt 5〜7回) 解決(人の Prompt 1回で71分止まらず)
空からの1回の実行(受入基準の充足) 51%(Opus) - 10% 48%
要求の矛盾の検出(10件を仕込んだ) 0件 - 8件 2件(既存要求との衝突は3/3回検出)
完了の申告 51%の充足で「完了」と申告 人が確かめる 未完了を正直に報告 範囲を黙って縮め「全件完了」と報告
加重スコア(アプリ規模) 2.95 1.70 3.38 3.68

加重スコアは、重みを変えると順位が変わります。ここは順位として読まないでください。

期待と違った点

  • EABK のモデル指定は、15回中5回しか守られませんでした。設定ファイルには強制力がなかったためと考えています。
  • 範囲を黙って縮め「全件完了」と報告する事象がありました。
  • 実行上限を実際より厳しく解釈して、早めに止まりました。
  • 再計測中に、claude-opus-5.5 が CLI で使えなくなりました。

部品を1つずつ外す実験(E-5)

  • reviewer を外すと、AI クレジットは26%減り、結果は変わりませんでした。
  • 独立監査・最終監査を外すと50%減りました。ただし1件は衝突を理由に BLOCKED になり、判断としては妥当でした。
  • そこで小さな変更向けに、監査を軽くする fast レーンを v2 に追加しました(変えた要求が3件以下、など)。

分かったこと

「何もない⓪が一番よい」は、小さな変更に限って正しいと見ています。問題が起きるのは、⓪をアプリ全体に繰り返し使った(① 対話型 Vibe Coding の)ときです。

8. 同じ道具を事業構想に向ける(2026-10-08〜10-13)

📅 いつ:2026-10-08〜10-13(現在進行中) □□□□□□□□□■

出発点の失敗

元になったのは、ToBe 構想・意思決定支援のダッシュボードを毎回ゼロから生成する Promptでした(原文は入力に含まれていないため、本記事には載せていません)。10-08 の実行を分析すると、次の4つの失敗が見つかりました。

失敗 根拠
1件あたり60分以上 調査約25分以上(推定)、npm install 約5分、コード生成約11分、検証約17分
時間をかけても要件の一部しか実装されない インクキャンバス、PDF 出力、ナレッジグラフ、ホワイトボード、アーキテクチャ図などが欠けていた
毎回生成するため、品質と見た目が安定しない 生成のたびに実装が変わり、検証もやり直し
工程ごとの所要時間を測っていない 改善を定量評価できない

設計の転換

目標を「顧客1件あたり3〜6分で、全要件を満たすアプリを用意する」に置き、3つに分けました。

構成要素 内容 作る頻度
A. 共通アプリ本体 全機能を実装したビルド済み Web アプリ。顧客固有の情報はコードに含めない 1回(以後は保守)
B. 顧客パック 顧客ごとの調査結果・ブランド・サンプルデータ(JSON / Markdown / アセット) 顧客ごと
C. 生成パイプライン 雛形の複製 → 事前調査の取り込み → データ生成 → 検証 → 起動 1回(以後は保守)

「3〜6分」は目標(KPI)であり、達成を測った値ではありません。【要確認:実測】

現在の規模(2026-10-13 時点)

項目 値
期間・commit 6日・299 commit
要求 FR 144件、受入基準236件、NFR 28件
System Test 台帳141ケース
記録された実行 3回(1.7時間、2.1時間、1.0時間)。いずれも「全件完了」。AI クレジットは未取得

Business 固有の設計

  • 数値には、出典(Work IQ / URL / 取得日)と確度(高・中・低・推定)を付け、画面で確認できます。
  • Work IQ 由来の情報には機密区分(internal / shareable)を持たせ、internal はエクスポート時に匿名化できます。
  • 顧客情報は、既定でコミットしません。
  • Work IQ・LLM・音声・手書きは、使えない場合にモックで動きます。実接続の確認は「manual(BLOCKED)」として残します。

考えたこと

Business Envisioning では、コードではなく顧客パック(データ)が価値の中心になると考えています。最初の依頼(未来シナリオ)と現在の BAS は、どちらも「事業の将来像を描き、意思決定を助ける」ものです。コードを書く Vibe Coding は、最終的な目的ではなく、事業を構想する道具の1つだったのかもしれません。【実感を足す:ここまで戻ってきた感想】

考察

📅 いつ:2026-10-13 時点の判断です。根拠は、2026-01〜10 の記録(各仮説の下に期間を示します) ■■■■■■■■■■

1. 4つの仮説の判定

仮説 判定
H1 早期に取り組んだ人ほど、低性能なモデル向けの Best Practice が今の足かせになっている 支持(強い)。ただし言い直しが必要
H2 実行時間と Token の無駄に気づかない 支持
H3 Vibe Coding で何のデータを保持すべきかは調査中 現状の理解として妥当
H4 Knowledge 連携を Coding Agent が適切に行えるようになった 部分的に支持

2. H1:足かせになったのは「能力不足を前提にした足場」

📅 いつ:根拠は 2026-02〜10(第2〜4章、第7章) ■■■■■■■■■■

支持する事実は、Review Cycle の固定回数、手順の量産(69 → 754ファイル)、ATG の効果(品質同じ、時間1.7〜2.25倍、費用2.49〜3.50倍)、reviewer なしで26%減、② Prompt 駆動が HVE・ATG・Skill なしで完了したこと、です。

留保する事実もあります。② Prompt 駆動は前版の要求定義とコードの92%を引き継いでいます。業務アプリの未完成には規模の差もあります。n=1です。

私は、次のように言い直すのが正確だと考えています。

早期に始めた人ほど、当時のモデルの弱さを補うために足場を積んだ。モデルが強くなっても、その足場は自動では消えない。足場には「能力不足を補うもの」と「能力に関係なく必要なもの」があり、前者を見分けて外すことが、今のボトルネック解消になる

3. H2:無駄は「人の注意」に変換されていた

📅 いつ:根拠は 2026-08-31〜10-08(第5章、第7章) □□□□□□□□■■

① 対話型 Vibe Coding では、人の入力の約半分が再開・エラー対処でした。Token や時間の無駄は、コストというより「人の注意」に変換されていたと考えています。

また、② Prompt 駆動では入力の96.4%がキャッシュ読込でした。Token の総数だけでは、費用の実態を表しません。AIU、キャッシュの内訳、サブエージェント別、LLM 以外の時間の4つで見る必要がある、というのが今の見立てです。

4. H3:何を保持するか

📅 いつ:2026-10-13 時点の現状(第7章、第8章)。調査は継続中です □□□□□□□□□■

データ 目的 今の扱い 状態
要求定義書 唯一の正本。矛盾・ドリフトを防ぐ 書き手は1つ(hook で強制)。ID は決定的スクリプトで採番 有力・採用済み
カタログ(要求 ID → 実装 → テスト) 重複実装・無駄な探索を減らす 短い対応表 + 索引 有力。大規模化の限界は未検証
ID 台帳 並行作業での ID 重複を防ぐ 台帳ファイル 採用済み
System Test の台帳 実装ではなく要求からテストを決める JSON の台帳 有力
run の状態 中断からの再開、証跡 一時領域に置き、最後に恒久の文書へ転記 有力。転記の範囲は調整中
実行履歴 KPI の追跡 1 run 1行 AI クレジットが未取得
Copilot セッションログ 時間・Token・モデルの実測 保持期間が短く、入口ごとに別 最大の空白
顧客パック 顧客固有のデータをコードから分ける JSON など。出典・確度・機密区分つき BAS で採用。スキーマは検証中
判断・承認の記録 自動化バイアスの抑制 すべて「推奨どおり」「承認」になりがち 未解決

未解決の問いは、次の5つです。

  1. 要求・catalog・台帳は、どの規模(要求150件、300KB以上など)で分割・索引化すべきか。
  2. run の一時データのうち、永続させるものの基準は何か。
  3. Token・時間・AI クレジットを、入口をまたいで1つの形式で残すには。
  4. Business Envisioning で、出典・確度・機密区分をどの粒度で持つか。顧客パックのスキーマは、案件を重ねても安定するか。
  5. 承認や判断の根拠を、「形だけの承認」にしない形で残すには。

5. H4:Knowledge 連携は「任せる設計」だが、環境の条件が残る

📅 いつ:2026-04-21(導入)〜10-13(BAS の実行まで。第6章、第8章) □□□■■■■■■■

旧設計は35件中66%が見つからず、retrieve も使えませんでした。探索エージェントへの置換は、「任せる」方向への変更でした。

一方、Cloud の Coding Agent は OAuth のリモート MCP を未サポートで、BAS の自動実行でも Work IQ は使えませんでした。残る課題はモデルではなく、認証と権限と機密であると考えています。ただし新設計の成功率は、まだ測っていません。

6. 足場の棚卸し

📅 いつ:2026-10-13 時点の判定です。表の「いつ」の列に、積んだ時期と、測った(外した)時期を示します ■■■■■■■■■■

足場 判定 いつ(積んだ → 測った・外した) 根拠
タスクを小さく分ける1文(300行以内など) 残す 2026-02 → 09-30 Sonnet 5.5 でも成功を 1/3 から 3/3 に変えた
合否をエージェントの外で決める(verify の exit code、CI) 残す 2026-09 の ATG で問題発見 → 10-03(EOS) ATG が隠しテスト 258/564 を受理
要求定義書を唯一の正本にする(書き手は1つ) 残す 2026-08-31〜10-01(① で破綻) → 10-06 以降 ① 対話型 Vibe Coding で改訂29回、方向転換約9回
要求 ID・catalog・索引(機械可読) 残す(薄く) 時期は未整理 → 10-03(EOS) 文書が28ファイル・約82万バイトまで膨らみ、ID がずれた例
敵対的レビューの全工程への適用 絞る 2026-02(固定回数) → 09-21〜25(量産) → 10-08〜10(外す実験) reviewer を外すと26%減、結果は変わらず
大量の Prompt・Skill(約314件・34件) 絞る 2026-03〜 → 10-06〜07 ② Prompt 駆動は Skill を1回も使わず完了。組織固有の手順や、長い手順の段階的開示は残す
検証を促す指示文(「必ず検証して」) 絞る 時期は未整理 → 10-06〜07 Opus 5系は指示なしでも検証する。verify.ps1 21回、dotnet test 101回
実行時のモデル表(作業役は安いモデル) 絞る(設定だけでは足りない) 2026-10-07〜08 → 10-08〜10 15回中5回しか守られなかった。強制が必要
DAG・ATG・Wave の自作 外す 2026-03〜、ATG は 09-21〜25 → 09-27(測定)、10-03(停止) 品質は同じ、時間1.7〜2.25倍、費用2.49〜3.50倍
Workflow の連続実行・resume・実行台帳の自作 外す 2026-03〜 → 10-03(EOS) Autopilot で足りる
Work IQ 専用の質問分割・固定スキーマ 外す 2026-04-21 → 10-01 35件中66%が見つからず
Self-Improve ループ 外した 2026-04-01 → 【要確認:削除の日付】 全版から削除

7. 使い分けの案

📅 いつ:2026-10-13 時点で、これから試す案です □□□□□□□□□■

作業 当面の候補 任せきりにしない点
小さな変更(1文で言える) ⓪ 素の Coding Agent 合否は外の検査で確かめる
要求が確定した中規模の開発 ② Prompt 駆動 前版の引き継ぎがない条件での比較は未検証(E-1 で実施)
アプリ規模・規制のある業務 ③ EABK モデル指定・範囲の縮小・完了申告を、hook と検査で確認する
Knowledge 連携を伴う調査 探索エージェントに任せる 認証、権限、機密区分、出典

今回の結果から言えないこと

📅 いつ:2026-10-13 時点で、測っていない範囲です

  • 標本数:n=1(1人・1つの題材群・約9か月)です。各条件の試行は1〜6回で、有意差は示せません。
  • 利害関係と採点:③ EABK は私の開発物で、実験・集計・執筆・採点を AI が行い、採点役に同系統のモデルを使っています。
  • 記録の下限:履歴の保持期間、VS Code Chat と cloud agent の欠落、PC 再起動による消失で、時間と Token は下限値です。
  • モデルの同時進化:モデルの世代が同時に進んでおり、「足場の効果」と「モデルの進化」を完全には分離できません。
  • 規模の差:HVE の業務アプリが未完成だったことを、HVE だけの責任とは言えません。
  • ② Prompt 駆動の比較:前版の資産の92%を引き継いだ条件で、公平な比較ではありません。
  • BAS の効果:「3〜6分」は目標で、実測していません。AI クレジットも未取得です。
  • Work IQ:新設計の成功率は未測定です。10月の失敗の原因(認証)も推測です。

ここまでの整理

📅 いつ:2026-10-13 時点

良かった点

  • 足場を「能力不足を補うもの」と「能力に依存しないもの」に分け、残す・絞る・外すの3判定にできました。
  • 部品を1つずつ外す実験で、reviewer なしの26%減など、削れる箇所を数値で見られました。
  • 小さな変更は ⓪ 素の Coding Agent で足りる、という基準線を持てました。
  • コードで学んだこと(正本、決定的な検査、再利用できるものをデータに分ける)を、事業構想アプリへ持ち込めました。

注意したい点

  • 補助輪を外す基準(測る仕組み)を、最初に作っていませんでした。
  • ③ EABK は、モデル指定の遵守、範囲の黙った縮小、実行上限の解釈に課題があります。
  • v2 でも AI クレジットは自動集計されていません。
  • Work IQ は、認証が使えない環境では「社内情報未確認」で進んでしまいます。

今回の限界

  • n=1、試行1〜6回、開発者本人による評価です。
  • 記録は下限値です。
  • 外部文献(Anthropic、METR、Agentless など)は、確認日(2026-10-03〜10-08)の時点のものです。最新の内容は、各 URL を参照してください。

まとめ

📅 いつ:2026-10-13 時点の私の立場と、この先の予定です □□□□□□□□□■

私の立場は、**「足場は不要になったのではなく、置き場所が変わった」**です。当時の弱さを補う足場は外し、能力に依存しない足場だけを、薄く、外から効く場所に残すのがよいと考えています。

条件 当面の候補
小さな変更 ⓪ 素の Coding Agent
要求が確定した中規模 ② Prompt 駆動
アプリ規模・規制のある業務 ③ EABK

これは標準でもランキングでもなく、次に試す順番です。

次の行動として、次を予定しています。

  • BAS の run ごとの AI クレジットと稼働時間を、セッションログから集計する
  • 同じ35問で、探索エージェント方式の Work IQ の成功率を再測定する
  • HVE v1 の Workflow と ⓪ 素の Coding Agent(最新モデル)を、同一の要求で比べる

測っていない足場は、外すか残すかを決められない。まず測る仕組みを作ることが、補助輪を外す最初の一歩だと考えています。

参考資料

本文で引用した、または判断の根拠にした外部の文献・公式ドキュメント・公開リポジトリーです。確認日は 2026-10-03〜10-08 です。

公開リポジトリー

Anthropic の公式ガイド・エンジニアリング記事

GitHub Copilot の公式ドキュメント・Changelog

VS Code の公式ドキュメント

Microsoft の公式情報(Work IQ・Azure・Spec Kit)

論文・調査レポート

標準・ガイドライン

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