2025年のAWS Summitに参加してきました。昨年と比較して多くの新しい発見があり、特に海外SaaSベンダーとの交流や生成AIの活用事例など、エンジニアとして刺激的な体験となりました。本記事では、会場の様子から技術的な学びまで、参加して感じたことをレポートします。
今年のAWS Summitは昨年と同じく幕張メッセで開催されていたんですが、去年と比較して会場全体が非常に賑わっていました。特に印象的だったのは、海外SaaSベンダーの出展が目立って多かったことです。
普段なかなか接することのできない海外のエンジニアと直接話すことができたのは、今回の大きな収穫でした。彼らの製品開発に対するアプローチや技術選択の背景、さらには開発プロセスについて具体的なアドバイスをいただくことができ、グローバルな視点での技術トレンドを肌で感じることができました。
特にAnthropicのブースでおそらく自分より100倍は生成AIを活用している人の話を聞くことができたのは今回の一番の収穫でした。
ビルダーズフェアについて
今年の大きな変化として、「ビルダーズフェア」という新しいエリアが設けられました。このエリアでは初日と二日目で全く異なるコンテンツが展示されており、AWS社員が個人的な興味や自由研究として開発したアプリケーションを見ることができました。
このような取り組みは、実際のプロダクトとは異なる視点から生まれるアイデアやアプローチは、私にとっても非常に参考になりました。
今年のサミットでは生成AIに関する展示や発表が特に多く、実際に生成AIを活用した開発がどこまで可能なのかを具体的に知ることができました。理論的な話だけでなく、実際に動作するデモやユースケースを通じて、生成AIの可能性を実感することができました。
特に面白かったのは、生成AIを使った大喜利ができるブースでした。技術の堅いイメージとは対照的に、エンターテインメント性の高い展示を通じて、生成AIの柔軟性や創造性を体験することができました。このような遊び心のあるアプローチは、技術の可能性を広げる重要な要素だと感じました。
カスタマーセッションについて
カスタマーセッションでは、様々な企業がどのような形でAWSを活用しているかを知ることができました。業界や企業規模によって異なるクラウド活用のアプローチを学ぶことで、自社での導入や最適化の参考になる多くの知見を得ることができました。
技術的な内容だけでなく、航空会社の発表では最新のビジネスクラスの座席の写真がスライドに使われていたり、スライドの配色もロゴマークに使われている特徴的な青色だけが使われていたりと、各社の企業文化や業界特性がクラウド活用にどのように影響するかを理解することができました。
技術的な知見だけでなく、グローバルなエンジニアコミュニティとの交流や、異なる業界での技術活用事例を学ぶことで、エンジニアとしての視野を大きく広げることができました。来年も参加して、さらなる技術トレンドをキャッチアップしていきたいと思います。