はじめに
- 普段大学の研究室のGPUでComfyUIを使って、研究をしています。
- でもComfyUIはポンコツmacbookでも動かすこと自体はできます。
- 一緒にやっていこう!
ComfyUIとは?
- ComfyUIは、動画生成AIのワークフローをノードベースで操作できるソフトウェア。
- FLUXやWan22などの最新の生成技術を使える。
- 課金サービスとちがって、自前でGPUを調達すれば、コストが気になりません。
ダウンロードの仕方
- 公式サイトのDownloadをクリックします。
https://www.comfy.org/ - Mac OSでもダウンロードできます。ダウンロードしたインストーラーをクリックしてください。
- 「サーバー起動中」の黒い画面がでますが、我慢して待ちましょう。ComfyUIでは、多少動きが遅くても我慢することを覚えましょう。この対策については、あとでかきます。
使い方(低画質の画像生成を試しに打つ)
- 「テンプレートを参照」から「画像生成」を選びます。1番左の紫のビンのやつです。
- すぐ「実行する」をクリックしてもいいですが、あまりにポンコツPCを使っている人に向けて、超高速設定を書きます。
- 幅と高さを640と360にします。SDと呼ばれるサイズで、720pより小さいです。スペックに少し自信があるひとは、1280と720にしてください。
- プロンプトも「cat」にします。下のプロンプト欄は、ネガティブプロンプトです。空欄でいいです。
- 最後にKサンプラーです。ここは、ステップを12まで落とします。これで超低画質のテスト用のパラメータ設定はできました。
- 環境によっては30秒以内に生成されるはずです。遅かったひとも大丈夫。もう1回「実行する」を押すと、10倍以上の速度で画像生成できるでしょう。
注意すべきところを3ポイントで
(1)なんで初めの1回目は遅いの?
- 初回はモデルファイルを読み込むため、数10秒の時間はかかってしまうそうです。2回目以降は早くなります。
- はじめからFLUXやwan22など話題になってるツールに取り組むと、初回生成の壁でつまづいてしまいます。
- メモリ不足ですって言われます。そういう心を折られる瞬間をなくすことがComyUIでは重要なんです。
- いわゆるVRAMの問題は、少しずつ慣れてきてから勉強していきましょう。タスクマネージャなどでメモリ使用状況などをモニタリングしたりします。
(2)解像度の設定について
- 解像度は、SNSなどにアップする場合は、720pがよいと思います。ただモデル稼働チェックやプロンプト確認であれば、480pとか小さい幅と高さで大丈夫
- AIの場合は、あとでアップスケールすることもできます。
- 4Kなどにアップスケールしてみるとわかりますが、一部のノイズが黒くなって破壊されることがあります。超解像の研究はこういうのがないように工夫されてます。
(3)Kサンプラーってなに?
- 拡散プロセスで、どのようなノイズを抽出するかを設定するものです。文系でも統計学をやっていたひとは土地勘があるかもですね。
- 設定を細かくすると、結果が出るのが遅くなります。ステップ数は、施行回数ですから、特に計算速度に影響を与えます。テストでは12くらいでいいです。
- その他は計算手法の違いとかがありますが、どの手法は使うかは、そのうちでいいです。
さらに発展的なComyUIの使い方へ
- ざっくりとポンコツmacでやるComyUIをみてみました。
- はじめての方がいきなりGPUを買ってきたり、Vast aiなどのリモートPCに課金するのはハードルが高いかもしれないと思い書きました。話題になっているFLUXやwan22を使うには、市販のNVIDIAではスペック不足な場合もあり、ハードウェアも含めた勝負になってきます。
- FLUXなどの現状のSaaSサービス(特に中国製のSaaS??)を普段課金して使っている方は、ComfyUIに少し触れてみることで、動画生成の世界が身近になるかもしれません。
参考にした記事
- [Qiita] ComfyUI APIを試してみた #アドベントカレンダー2024
- [Qiita] ComfyUIのAPIを利用してPythonで画像生成する
- [Qiita] M4 Mac miniでのComfyUIとHunyuan Videoによる動画生成AI
- [Qiita] 【ComfyUI】remoteGPUserverで使う用container作成
- [Qiita] How to install the TensorRT on ComfyUI
- [Qiita] ComfyUI + Mochi 1 をローカルで動かしてみた
- [Qiita] WindowsPC に Stable Diffusion ComfyUI をインストールする方法
- [Qiita] DockerでComfyUI環境を構築してQwen-Imageを試す
- [Zenn] ComfyUI で画像を生成してみる
- [note] 今から始めても遅くない!ComfyUI初心者ガイド - ①環境構築と基本操作|とーふのかけら
- [note] 25年8月版:ComfyUIを新規インストールする手順(Windows+GeForce)|まゆひらa
- [note] How to fix Flash Attention-2 on ComfyUI|GJL
- [note] ComfyUIカスタムノードを使ってみよう!「ComfyUI Manager」編|YokoYoko
- [note] ComfyUIの導入|明日のためのComfyUI
- [note] 【Stable Diffusion】ComfyUIのインストールと使い方!Windows編|AI愛create
- [note] ComfyUIをインストールしてみたら爆速だった|Yuki
- [note] ComfyUI Desktopのインストール&使い方|AI愛create
- [note] 【画像生成 AI】 ComfyUI を使いこなす! おすすめカスタムノード5選|きまま / Easygoing
おわりに
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普段、動画生成AIの研究をしているので(一応研究者の方は実名なので、私の友人ということになっています)、その観点から、いろいろみんなに技術を使ってもらえる情報を提供できればなと思います。
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