はじめに
- 電池駆動DSPラジオのその2。RDA5807FPについての記事です。
- RDA5807Mに関する過去記事が2つあるので参照願います。
使用したもの
- RDA5807FP。Aliexpressで調達しましたが、Aitendoさんでも入手可能です。
- ピッチ変換基板: Aitendoさんのこれを利用しました。取扱終了版の方です。
- 水晶:32.768KHzの水晶(円筒形)。CHIPの発振用。
- セラミックコンデンサ:0.1μF(パスコン、表面実装)、100pF(アンテナ用)
- データシート。検索してください。Aitendoさんの商品ページにもあります。
DIP化
周辺部品
- データシートの参考回路を参照しています。
- 発振用の水晶を pin9 に接続。
- 外部アンテナとの間に100pFを挿入。
GPIOピン
- 5807FPは、5807Mと大きな違いはないのですが、5807FPにはGPIOピンが3本あり、これらのピンを活用できます。ここでは、GPIO2(pin16)を利用して、周波数表示のトリガーとしてみます。
- 過去記事でも触れましたが、SEEK機能で選局する場合、選局が終わってから情報を読みに行くべきなので、このGPIOピンを使って割込みで処理をすることにします。
- データシートを見ると(レジスタ設定をすれば)、選局が完了する(STC==1)と、GPIOピンがトリガ(a low interrupt) を出すことになっています。
- トリガを計測してみると、下の画像の通り、約5msのトリガが出ています。これをATTINY85側で受けて、割込み処理をしてみます。
GPIOピン用のレジスタ設定
- STCトリガのレジスタ設定ですが、以下の3か所を設定する必要があります。詳細はデータシート見てください。
- 04Hのbit14
- 04Hのbit3:2
- 05Hのbit15
おまけ
- 本記事はここまで。回路図、コードなどは後日投稿します。