HP製作あるあるだと思うんですが、FTPのアカウントを作って外注先に渡すときがあると思います。(勝手にあるあるだと思っている)
「このFTPアカウント使ってアップしてください~」みたいな事をやるために、外注先用のFTPアカウント作成するのですが、セキュリティだったり誤操作防止の為にそのアカウントで接続できるディレクトリを制限する設定をしたりするのです。
このディレクトリ設定があっているかどうかの確認をしたいというわけです。
FileZillaとかFTPツールを使って確認するのもありですが、いちいち接続先情報を登録するのも面倒くさい...そんな方におすすめです。
忙しい人向け、結論どうやるか
ターミナルをひらいて以下のコマンドを順に実行していきます。
ftp
ftp > open サーバー名 ポート番号
Name(hoge.com:account): ユーザー名
Password: パスワード
各コマンド入力後はEnterを押してください。
open
以降は指示を出してくれるのでわかりやすいと思います!
接続の方法について
ftp
コマンドを使用します。一瞬で終わるのでおすすめです!
用意するもの
- ターミナル
- FTPアカウント情報(サーバー名、ポート番号、ユーザー名、パスワード)
STEP1: ターミナルを開いてftp
と入力
ftp
STEP2: open サーバー情報 ポート番号
を入力する。
open server.hoge.jp
open server.hoge.jp portnumber
この時に、ポート番号が21
の場合にはポート番号を省略してサーバー情報だけでもOK
うまく接続できると
Connected to hoge.jp
220 FTP Server ready.
のようになります(画像はXserverに繋げようとしている時)
STEP3: ユーザー名入力
Name(hoge.com:account):
STEP4: パスワード入力。接続完了
ユーザー名を入れてEnterを押したら
331 ftp@hoge.comのパスワードを入力してください
Password:
認証がOKであれば接続が完了します。
230 User ftp@hoge.com logged in.
Remote system type is UNIX.
Using binary mode to transfer files.
接続テストだけでよければこれで完了
STEP5: ls
してみる
アカウントで制限しているディレクトリにきちんとなっているかはls
コマンドでディレクトリの中身を確認してみるとわかりやすいと思います。
ls
pwdでパスを取得するとわかりやすいのですが、サーバーによっては制限されてたりします。
なのでls
でディレクトリの中身を見るなどが無難かなと思います
以上で確認完了です!
接続を解除するときにはexit
と入力してください
ディレクトリ制限について
たとえば
~/hoge.com/
├── public_html/
│ └── wp/
├── mail/
└── htpassword/
とか
~/
├── www/
│ └── wp/
├── bin/
├── log/
└── db/
などなど、レンタルサーバーのディレクトリ構成があり、外注さんがアクセスできるのはwp
ディレクトリの中だけだったり、wp-content
の中だけに制限をしたいんですね。
なのでFTPのアカウント作成時に、
/home/server_name/hoge.com/public_html/wp/
/home/server_name/www/wp/
とかってディレクトリ制限をかけて設定するのですが、これがたまに間違うんです。。。
間違うとどうなるかというと、特段エラーを吐いてくれるわけでもなく、
「なんかFTP繋げたら何も表示されないんですが」
「なんかFTP繋げたらエラーが・・・」
と言われてしまうので、そうならない為に事前に接続チェックを行います。
おすすめFTPツール: FileZilla
有料の物やAdobeの物など様々あり、どれがいいのか迷ってるあなたへ。
私も色々使いましたが、とにかくFileZilla
にしておけば間違いないです。
無料で使いやすく、特段困ることもないのでおすすめです。
Xserverのインストール記事を置いておくので参考にしてください!
XserverとサクラのレンタルサーバーのFTP設定に関して
私がよく使う2つの会社のFTP関連の記事を置いておきます。
サクラのレンタルサーバーでは、ビジネスプラン以上でFTPアカウントの追加ができ、ライトやスタンダードプランでは初期のものだけになるので注意です!
おわりに
ftp
コマンド自体はこれで終わりではなく、本来の転送の機能があるのですが今回は接続確認だけに使うというやり方です。
FileZillaでいちいち登録するのが面倒くさかったのでこの方法を取っていたのですが…
もしかしたらもっと楽な方法あるかもしれないですね!
誰かの役に立てば幸いです。