前提
Cordovaのバージョンは、6.1.1
事前準備
契約
以下のどちらかの契約が必要
- Apple Developer Program
App Storeでアプリを公開するために必要 - Apple Developer Enterprise Program
企業内でアプリを配布するために必要
証明書
アプリケーションを署名するために必要な証明書は、開発用と配布用がある
証明書の作成方法は、説明を省略
開発用
- iOS App Development
配布用
- App Store and Ad Hoc(App Storeで配布する場合)
- In-House and Ad Hoc(企業内で配布する場合)
App IDの用意
Apple Developerのページで作成するアプリのApp IDを作成する
App IDにはIDとアプリで使用するサービス(APNsなど)を設定する
Provisioning Profileの用意
Apple DeveloperのページでProvisioning Profileを作成する
Provisioning Profileには、以下の情報を設定する
- 作成するアプリの種類(開発用か配布用)
- 配布用では、In House, Ad Hocのどちらかを選択
- App ID
- アプリを署名する証明書
- アプリをインストールするデバイス(開発用の場合)
作成したProvisioning Profileは、Macにダウンロードして、インストールする
※ダウンロードしたファイルをダブルクリックすると、以下の場所にインストールされる
~/Library/MobileDevice/Provisioning Profiles
build.jsonの用意
cordova CLIでアプリをパッケージングするために、build.jsonを用意する
build.jsonには、使用するProvisioning Profileと、アプリを署名する証明書を設定する
{
"ios": {
"debug": {
"codeSignIdentity":"iPhone Developer: Hogehoge",
"provisioningProfile":"5887fa9c-2243-43b9-a67b-45362839e807"
},
"release": {
"codeSignIdentity":"iPhone Distribution: Poipoi",
"provisioningProfile":"20814821-880a-4117-bb90-5e61ed87cfd1"
}
}
}
- codeSignIdentity - キーチェーンアクセスで証明書を開いたときに表示される名前を指定
- provisioningProfile - Provisioning ProfileのGUIDを指定
Provisioning ProfileのGUIDは、以下のコマンドで確認できる
表示されたファイル名の拡張子を除いた値が、GUID
find ~/Library/MobileDevice/Provisioning\ Profiles/ -type f -print0 | xargs -0 grep "App ID"
ビルド
cordova buildを実行してアプリをパッケージングする。
ipaファイルを作成する場合は、--deviceオプションを指定する必要があります。
Emulator用にビルドした場合は、ipaファイルは作成できません。
- 配布用のipaファイルを作成
cordova build --release --device
- 開発用のipaファイルを作成
cordova build --debug --device