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囲んで数えるビジュアルボード「Sethera Piece」が v1.0.0 — 色だけで SumIf できるようになった

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テキストと数値の「ピース」をキャンバスに自由に置き、集計ゾーンで囲むだけで計算できるビジュアルボード「Sethera Piece(セセラピース)」が v1.0.0 になりました。初公開の v0.1.0 から約1週間、ほぼ毎日アップデートしてきた到達点です。MIT ライセンスの OSS。

リポジトリ: https://github.com/cuculhart/sethera-piece
デモ(インストール不要・英語UIもあり): https://cuculhart.github.io/sethera-piece/

米国式見積書を再現した例(A4用紙枠の上にピースと罫線・Σゾーン・計算を配置)

v1.0.0 の新機能

色だけの条件付き集計(SumIf / CountIf)

集計ゾーンのペインに「条件」が付きました。ピース色を指定するとその色のピースだけが集計対象になります。

「交通費だけ合計したい」のような用途では、該当ピースを複数選択して一括で色を変え、ゾーンの条件にその色を指定するだけ。透過を除く8色=8カテゴリー分の同時集計ができます。ラベル照合ではなく色で条件にしたのは、「〇〇を含むものを数える」は色付けと同じことができる上に、目で見て条件が分かる方がこのツールらしいからです。

フォント対応

文書全体の既定フォントと、ピース個別のフォントを選べるようになりました。同梱フォントは Noto Sans JP/Shippori Mincho(明朝)/BIZ UDPゴシック/等幅。見出しを明朝にする、数字だけ等幅にする、といった使い分けがオフラインで確実に効きます。カスタム書体名も指定でき、環境に無い場合は ⚠ を表示して既定書体にフォールバックします。

多言語対応(日本語 / English)

タイトル下の JA/EN トグルでUI言語をワンクリック切替できます(設定の「言語」=自動/日本語/English)。海外のユーザーにもそのまま見せられるようになりました。

v0.1.0 からの到達点

初公開からの積み上げも含めて、今こんなことができます。

  • 集計ゾーン — 囲んだピースを Sum/Count/Avg/Max/Min でライブ集計。ピースを動かすだけで全ゾーンの合計が即更新。はみ出したピースは赤破線で警告
  • 計算ピース — +−×÷と端数処理。ゾーン結果も線で繋げて「小計→税→合計」を結線
  • 罫線・図形 — 水平/垂直/矩形/楕円/円弧/曲線/斜線。グリッド吸着で隣接枠の辺が完全に重なる。矢印・● の端点装飾でフローチャート風も
  • カスタムピース&テンプレ — 複数部品をまとめてグループ化、名前付きテンプレートとして使い回し
  • CSV/TSV — Excel の範囲コピーを貼るだけでピース化(SJIS/EUC-JP も自動判定)。数値列はその瞬間から集計対象
  • 用紙&印刷 — A4/B5/A3 の用紙枠をキャプチャして印刷/PDF
  • 完全ローカル — localStorage と JSON ファイルのみ。外部への送信なし、テレメトリーなし

見積書の作り方(実例)

冒頭の画像は A4 用紙上に米国式見積書を再現したものです。

  1. 矩形罫線で明細表の枠を引き、テキスト・数値ピースをセル位置に置く
  2. AMOUNT 列を Σゾーンで囲む → SUBTOTAL 4,800 が即表示
  3. 税額ピースとゾーンの出力を計算ピースに配線 → TOTAL 5,196

明細を増やしたり金額を変えたりするたびに、小計と合計が勝手に付いてきます。印刷すれば配線やゾーンの枠は写らないので、そのまま帳票として出せます。

技術構成

  • React 19 + TypeScript + Vite
  • キャンバス基盤は @xyflow/react(React Flow、MIT)
  • 集計は「矩形包含判定+条件フィルタ」のみ。配置そのものを式にする設計
  • 完全ローカル(localStorage + JSON)

現状と今後

v1.0.0 でもひとりで使う道具のままです。共同編集は未だ構想中ですが、OSS としては今後も育てていきます。

対象は「ちょっと絵をかいて計算したい」「ペライチ帳票を Excel や CAD で無理やり作っている」人。フィードバック・コントリビューション歓迎です。

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