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バックアップの基礎的概要について今さら取り上げてみる

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取り上げるネタがそろそろ尽きてきた。。。でもめげない。今回はバックアップについて。以前、↓でバックアップについて触れた。

どちらというとバックアップ処理に必要なデバイスについての内容だったので、今回はより概要面の話をしたい。

バックアップとは

本番データのコピーとして、データが紛失・破壊された際に復元を果たす目的で作成、保管される。

かつてはただただ本番データのコピーができさえすれば良かったが、年々増え続けるデータのバックアップには保存に必要な大容量を満たすための領域を確保するためにコストがかかったり、スピード感(バックアップしている間にもデータは増える)が求められるようになり、また悪質な攻撃者に対する防御としてセキュリティ面も考慮しなければならなくなった。

業務の中断時間をできるだけ短くして、大容量データをコンパクトな形(重複排除、圧縮)での保存で容量を節約し、セキュリティのソフトを入れてどんな攻撃にも対応できるようにする。
データを安全に保管する、という大前提の中でどのように時間とコストをかけないようにするか。バックアップの難易度は年々高まっている印象がある。

バックアップの目的

・ディザスタリカバリ
大規模な災害(地震、火災など)、障害によってシステム全体が停止してしまった際に、業務を継続できるように復旧すること。
企業全体のシステム(インフラ)やサービスが復旧の対象となる。バックアップは本番サイトから離れた遠隔地に保管される。復旧にはやや時間を要すが、事業継続(データを守り抜く)に長けた手法。

・オペレーショナルリカバリ
日常業務で発生する人的ミスや小規模なシステム障害が起きた際の特定のファイルやデータを失った際の素早く復旧すること。
個別ファイルやアプリケーションが復旧の対象となる。バックアップはローカルもしくはクラウド上に保管される。復旧にかかる時間は相当に短いが、重度のシステム障害には対応できないこともある。

・アーカイブ
データの復旧にも対応できないこともないが、データの長期間保管が主な目的となる手法。
上記2つはバックアップを最新の状態にするため頻繁にデータの更新が発生するが、アーカイブでは基本的にデータの更新・変更はない。アクセスされることも少なく、必要な時に参照される程度なので緊急性も低い。
低コストのストレージ機器が使われることが多く、節約に効果のある手法でもある。

バックアップ方法の種類

・完全バックアップ(フルバックアップ)
全てのデータを丸ごとバックアップする手法。バックアップの世代がなくたった一つで管理されるため復元が早いというメリットがある。ただし保存領域の容量が多く必要となり、バックアップにも時間を要してしまう。

・増分バックアップ
直近に行なったバックアップからの変更分のみを保存する手法。保存領域の容量を多く用意する必要がなく、バックアップにかかる時間も少なくできる反面、復元には完全バックアップからの全ての増分バックアップが必要になるので復元に時間を要してしまう。

・差分バックアップ
最新の完全バックアップ以降に変更された全データを保存する手法。完全バックアップ以降の全データなので、その間に保存したデータも追加保存対象となる。復元は完全バックアップと最新の差分バックアップだけ、というわかりやすさとかかる時間の短さにメリットがあるが、増分バックアップに比べて保存領域の容量とバックアップア所要時間がかかる仕組みとなっている。

今回の投稿ではあまり業務に使うような具体的なネタには触れられなかった。。。。

ひとりごと

今秋に渋谷の東急シアターオーブで公演される「エリザベート」。チケット争奪戦に参戦したがあえなく敗北。2022年公演に続いてまたも生鑑賞は叶わなかった。また配信があるだろうからそれに懸けたい。

数年前に一人でウィーンを旅した思い出、記憶がまだ鮮烈にあって。いつかまた訪れることを心の中に決めている。

それまでの間、なるべくウィーンを舞台にした、または所縁のある作品の鑑賞は進めておきたい。来春は新国立劇場で「ドン・ジョヴァンニ」をやってくれるようだから、またチケット争奪戦に向けて備えておきたい。

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