アプリのホームディレクトリを取得
/var/mobile/Containers/Data/Application/XXXX/Documents/は、アプリケーションのドキュメントディレクトリのパスであり、XXXXはアプリケーションのランダムな識別子です。
このパスを取得するには、FileManagerのurl(forappropriateFor:create:)メソッドを使用します。具体的には、以下のように書くことができます。
let fileManager = FileManager.default
if let documentsDirectory = try? fileManager.url(for: .documentDirectory, in: .userDomainMask, appropriateFor: nil, create: false) {
// documentsDirectoryは"/var/mobile/Containers/Data/Application/XXXX/Documents/"になります
} else {
// ドキュメントディレクトリが見つからなかった場合の処理
}
上記のコードでは、FileManagerのurl(forappropriateFor:create:)メソッドを使用して、アプリケーションのドキュメントディレクトリのURLを取得しています。in:パラメーターに.userDomainMaskを指定することで、ユーザーディレクトリ内のアプリケーションディレクトリを検索します。appropriateFor:パラメーターにnilを指定することで、アプリケーションディレクトリのURLを取得することができます。create:パラメーターにfalseを指定することで、ディレクトリが存在しない場合は作成しないようにしています。
このコードを実行すると、documentsDirectoryに"/var/mobile/Containers/Data/Application/XXXX/Documents/"のようなURLが格納されます。
ファイル一覧を取得する際に、ドキュメントディレクトリからの相対パスで取得
.producesRelativePathURLsオプションを指定すると、contentsOfDirectory(at:includingPropertiesForKeys:options:)メソッドが返すファイルのURLが、相対パスで表現された形式で返されます。
具体的には、指定されたディレクトリからの相対パスでファイルのURLが生成されます。例えば、Documentsフォルダー内のMyAppフォルダー内のDataフォルダー内のFile1.txtファイルのURLを、相対パスで生成した場合、以下のような形式になります。
file:///MyApp/Data/File1.txt
一方、.producesRelativePathURLsオプションを指定しなかった場合、ファイルのURLは絶対パスで表現された形式で返されます。例えば、Documentsフォルダー内のMyAppフォルダー内のDataフォルダー内のFile1.txtファイルのURLを、絶対パスで生成した場合、以下のような形式になります。
file:///var/mobile/Containers/Data/Application/XXXX/Documents/MyApp/Data/File1.txt
ここで、XXXXはアプリケーションのランダムな識別子です。.producesRelativePathURLsオプションを指定することで、ファイルのURLがよりシンプルで簡潔な形式で取得できるため、アプリケーション開発において便利なオプションの1つとなっています。