皆さんはTypeScriptの学習であったり、すぐにコードの挙動を確認したい時はどうしてますか?公式のプレイグラウンドを使う方が多いのでしょうか。今回は普段使っているエディターでそれに似た環境を作ってみたのでご紹介します。コードに変更があったら自動で再実行させるため、nodemon
とts-node
を使いました。
nodemon
ファイル変更を検知してアプリケーションを再起動するツール
ts-node
REPLも備えた、TypeScript実行ツール
動作環境
- macOS Sonoma
- Node.js 20.10.0
- TypeScript 5.4.5
- nodemon 3.1.0
- ts-node 10.9.2
ディレクトリ構成
myApp/
├── src/
│ └── index.ts
├── package-lock.json
└── package.json
※一部省略
必要なパッケージをインストールします。
npm i -D typescript nodemon ts-node
package.json
を変更します。
{
// 一部省略
- "main": "index.js",
+ "main": "src/index.ts",
"scripts": {
+ "start": "nodemon -w src -e ts"
},
}
nodemon -w src -e ts
src
ディレクトリ以下のts
ファイルに限定して監視する設定です。デフォルトではアプリケーション全体のts
json
ファイルの監視になります。
では実行してみましょう。
npm start
ターミナルにこのように表示されれば成功です。🎉
> test_tsnode_nodemon@1.0.0 start
> nodemon -w src -e ts
[nodemon] 3.1.0
[nodemon] to restart at any time, enter `rs`
[nodemon] watching path(s): src/**/*
[nodemon] watching extensions: ts
[nodemon] starting `nodemon -w src -e ts`
これでsrc
ディレクトリ内のts
ファイルを変更したら再実行されるようになりました。
処理としては、ファイル変更を検知したnodemon
がts-node
を起動、ts-node
がTypeScriptを実行する、といった流れです。もちろんindex.ts
以外に他のディレクトリやファイルを追加してもしっかり動作します。
ちなみにnodemon
はts-node
が存在した場合はデフォルトでそれを起動するため、特に設定は必要なく今回のような動作をさせることが出来ています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!