はじめに
本稿は連載第3回として、OBS Studioのインストールから初期設定、配信先接続の準備までの要点を解説します。一次情報の手順に沿い、Windows中心に説明します。
1. 公式入手とサポートOS
- ダウンロード:公式ページから最新版を取得する(Windows/macOS/Linux)(obsproject.com)
- 互換環境:OSとGPUドライバの要件を公式記載で確認する
2. インストールと初回設定
- インストール:セットアップウィザードの指示に従って完了する
- 自動構成ウィザード:
ツール→自動構成ウィザードで用途(配信)と解像度/フレームレートを選択する - 仮想カメラ:必要に応じて
ツール→仮想カメラを開始で外部アプリへ映像を出力する(obsproject.com)
3. 代表的な設定の要点
- 映像:キャンバス/出力解像度、FPSの整合を取る
- 音声:マイク/仮想デバイスを選定する(VB-CABLEなどを使う場合は後続回で設定)
- シーン/ソース:
ウィンドウキャプチャや画像、音声入力キャプチャを追加する
ソースにVMagicMirrorの表示ウィンドウを指定して取り込むことで、OBSに合成できる(後述)
4. ソースの取り込み方
- ソースの
+からゲームキャプチャを選択する
- 「特定のウィンドウをキャプチャ」を選び、VMagicMirrorのウィンドウを選択する
- VMagicMirrorの画面がOBSに取り込まれる
5. 配信先接続の準備
- YouTube:
YouTube Studioでライブ配信を有効化する(初回最大24時間の待機)。OBSの配信設定でサービスをYouTubeにし、ストリームキーを貼り付ける(Google ヘルプ) - Twitch:クリエイターダッシュボードでストリームキーを取得し、OBSへ設定する。キーは秘匿し、必要時にリセットする(help.twitch.tv)
おわりに
次回は音声周りの準備としてVB-CABLEを導入します。
次回:
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