はじめに
本稿は連載の第1回として、VRoid Studioのインストールから初回起動、VRMエクスポート確認までを、最新の一次情報を起点に最短手順で解説します。Windows/macOSの両方に触れます。
1. 動作環境と公式入手元の確認
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公式サイト:
VRoid Studioの製品ページ(vroid.com)でダウンロード案内を確認し、公式から入手する

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サポートOS:Windows 10/11、macOS 11+、iPad版もあり(本稿はデスクトップ版を対象)
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必要GPU/メモリ:公式の最小・推奨要件を参照し、空き容量を確保し、GPUドライバの更新も実施する
2. Windowsへのインストール(例)
- ダウンロード:公式からインストーラを取得する
- セットアップ:インストーラを実行し、ウィザードに従って完了する
- 初回起動:スタートメニューから起動し、言語と保存先の初期設定を確認する
3. macOSへのインストール(例)
- ダウンロード:公式から
.dmgを取得する - インストール:
VRoid Studio.appをApplicationsへドラッグする - 初回起動:Gatekeeperの警告が出た場合は
システム設定 → プライバシーとセキュリティで実行を許可する
4. 3Dモデルを好みに応じて作成
- 顔、髪型、体型、衣装、アクセサリーなどを選択し、パラメータを調整して仕上げる
- 直感的な操作でアバターを生成する
5. VRMエクスポート確認(互換性の要点)
- 手順:編集画面右上の
エクスポート→VRMエクスポートを選択する
- 規格選択:
VRM 1.0を優先し、互換性がないアプリでは0.xで再エクスポートする(vroid.pixiv.help) - メタ情報:タイトル/作者などの必須項目を入力して保存する
6. よくある詰まりポイント(即解)
- 起動しない:GPUドライバを更新し、外部GPUの有効化を確認する
- 重い:品質設定を下げ、テクスチャやポリゴンを削減する
- VRMを読み込めない:出力規格の不一致を確認し、
1.0→0.xで再出力する
おわりに
VRMのエクスポートまで到達すれば、次回のVMagicMirrorでの読み込み・動作確認へ進めます。まずは小さく“動く”までを完了しましょう。
次回:
3回目以降:


