2025年12月現在、Google ColabでJuliaが使えます。
Google Colabについての説明はどこかからみてもらうとして、Juliaの使い方についてです。
Google Colabで新しいノートブックを開きます。メニューから「ランタイム」を選び、「ランタイムのタイプを変更」を選びます。

すると、「ランタイムのタイプ」がありますので、そこから「Julia」を選び、「保存」ボタンを押します。

これでGoogle ColabでJuliaが使えるようになります。
環境について
デフォルトのGoogle ColabのJuliaには何がインストールされているか調べてみましょう。
using Pkg
Pkg.status()
とセルに入力して実行すると、

のようになっています。重そうなパッケージたち、CUDAやMakieやPlotsなどはすでに入っているようですね。インストール不要で使えるというのは良いことです。
一方、あるパッケージがCUDAが入っている時だけエクステンションが入っていたりすると、そのパッケージを入れた瞬間、CUDA関係のパッケージをインストールしだすので非常に重くなります。
例えば、LatticeQCD.jlは格子QCDのシミュレーションパッケージですが、現在のバージョンでは依存関係にJACCがあり、JACCがCUDA環境下では色々インストールし始めるので、このまま
Pkg.add("LatticeQCD")
とすると、インストールにすごく時間がかかります。
こういう時は、
Pkg.activate(".")
Pkg.status()
と新しい環境を用意します。この環境にはCUDAやPlotsなどのパッケージは何も入っていません。しかし、まっさらな環境なので、インストールは早く終わります。実際、
using Pkg
Pkg.activate(".")
Pkg.add("LatticeQCD")
とすると、比較的早くインストールが終わります。