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Ubuntuでalt+wasdにカーソルキーのショートカットを割り当てる

Last updated at Posted at 2020-07-30

Ubuntuでalt+wasdにカーソルキーのショートカットを割り当てる

はじめに

PCでFPSやTPSをやったことがある人なら、wasdキーで移動というのは当たり前なことだと思います。
私もフォートナイトをやっていたのでwasdキーでキャラクターを操作していました。

wasdキーでカーソル移動できたら、ホームポジションを崩さずカーソル移動できて便利なのではと思いやってみました。

環境

OS: Ubuntu20.04

設定方法

xmodmapというユーティリティーを利用して設定していきます。
キーボードにはkeycodeが割り当てられており、それを上書きすることでキーを押したときの挙動を変更することができます。

まずはキーコードを調べます。xevというコマンドで直前に押したキーのkeycodeを確認することができます。

$ xev

# aキーを押すと以下のように出力される
KeyRelease event, serial 37, synthetic NO, window 0x7a00001,
    root 0x6c5, subw 0x0, time 215752625, (106,542), root:(2124,656),
    state 0x0, keycode 38 (keysym 0x61, a), same_screen YES,
    XLookupString gives 1 bytes: (61) "a"
    XFilterEvent returns: False

a38というkeycodeが割あたっていることがわかりました。
次に現在aキーに割り合っている入力を確認します。

$ xmodmap -pke | grep 38
keycode  38 = a A a A
keycode 138 = SunProps NoSymbol SunProps
keycode 238 = XF86KbdBrightnessUp NoSymbol XF86KbdBrightnessUp

keycode38a A a Aが割当っていることがわかります。
これは左から

  1. keycode38のみを入力した場合に入力される値
  2. shift + keycode38を入力した場合に入力される値
  3. mode_switch + keycode38を入力した場合に入力される値
  4. shift + mode_switch + keycode38を入力した場合に入力される値
    という意味です。

ではあとはこれを上書いていきます。
まず、mode_switchを右Altキーに当てはめます。
先程同様、xevで右Altキーのkeycodeを確認します。
右Altキーのkeycodeは108です。

以下のコマンドで上書くことができます。

$ xmodmap -e 'keycode 108 = Mode_switch'

続いてmode_switch+keycode38shift+mode_switch+keycode38Leftを割り当てます。

$ xmodmap -e 'keycode 38 = a A Left Left'

コマンド実行後に右alt+aを押すとカーソルが左に移動した思います。
以下同様にwsdにも適用します。

最終的に以下のコマンドを実行します。

$ xmodmap -e 'keycode 108 = Mode_switch'
$ xmodmap -e 'keycode 38 = a A Left Left'
$ xmodmap -e 'keycode 25 = w W Up Up'
$ xmodmap -e 'keycode 39 = s S Down Down'
$ xmodmap -e 'keycode 40 = d D Right Right'

カーソル移動がAlt+wasdでも可能になったと思います。
他にもいろんなキーを割り当てるともっと便利になるかも知れません。

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