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Amazon Quick Suiteのチャットエージェントを作成してみる

Last updated at Posted at 2025-11-17

はじめに

今回はAmazon Quick Suiteのチャットエージェントを作成してみます。
チャットエージェントはチャット機能を搭載したAIエージェントです。

以下のドキュメントにある通りただのチャットボットではなく、コンテンツの生成や特定のアクション呼び出しができます。

image.png
※日本語ドキュメントは対応していないので翻訳したもの
 
⚠注意
Amazon Quick SuiteのAI機能は特定のリージョンでしか利用できません。(2025年11月17日現在)
本記事では、バージニア北部を利用しています。

チャットエージェントについて簡単に調べてみる

  • チャットエージェントの種類
     Amazon Quick Suiteでは2種類のチャットエージェントをサポートしています。

システムチャットエージェント

こちらは、AI機能が利用できるリージョンのQuick Suiteで、デフォルトで利用ができるチャットエージェントです。
My Assistantという名称のエージェントがデフォルトで作成されています。
image.png

こちらのエージェントは、固有のデータを持たないため、何かに特化しているというわけではありませんが、色々なタスクをこなしてくれるオールラウンダーのような存在です。

なお、ホーム画面からすぐにアクセスできるチャットには、デフォルトでMy Assistantが設定されています。
image.png
 

カスタムチャットエージェント

こちらは、特定の機能・分野に特化させたエージェントです。
新規エージェントを作成する場合は、カスタムチャットエージェントに分類されそうです。
image.png

特定の役割を与えてあげることでそれに特化したエージェントを作成することができます。
正式に日本語サポートしているわけではないのですが、日本語で入力してもいい感じに解釈してくれます。
カスタムチャットエージェントでは、システムチャットエージェントよりも細やかな役割の付与・アクションを設定することができます。

カスタムチャットエージェントを実際に作ってみる

チャットエージェントを作成を押してみます。
image.png

任意で何をするエージェントなのか記載できるようなので、適当に入れておきます。※スキップ可
image.png
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そうすると自動でいい感じに設定を入れてくれます。
右ペインには、作成予定のチャットエージェントのプレビューが体験できます。
image.png

一応、参照ドキュメントに総務省のHPからダウンロードしたPDFをアップロードしておきます。
image.png
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次にプレビューを試してみます。
ちょっと渡したデータが雑だったのか微妙な回答になってしまいました。
image.png
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今はこんなに安くないですね。

農林水産省のHPにアクセスして、相対取引価格と、品種ごとの相対取引価格・数量のデータを参照ドキュメントに追加してみます。
image.png
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参照ドキュメントを追加したはずが、プレビューではドキュメントがないと言われてしまいました。
image.png
もしかするとプレビューでは、アップロードしたドキュメントは参照されないのかもしれないので一旦エージェントの作成を完了してみます。

チャットエージェントの画面に作成したエージェントが追加されたので、再度似たような質問をしてみます。
image.png
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なんとなく、それっぽい感じになりました。
ドキュメントはチャットエージェントを作成してから反映されるようですね。

ここまでの検証からわかるように、適切なデータを適度に渡してあげれば適切な分析ができるようになりそうです。
また、Quick Suiteへのリブランディング時に追加されたスペースという機能を使ってさらにデータをたくさん渡してあげれば、より精度がよくなるようです。
簡単にRAGのようなものを構築することができて、Quick Suiteアカウント内で共有できるようなイメージです。
image.png

おわりに

今回はAmazon Quick Suiteのチャットエージェントを作成してみました。
まだ日本のリージョンでは利用できないのは残念ですが、これからどんどん進化をしていく分野なので今後のアップデートに期待ですね。

まだ試していない機能がたくさんあるので別の機会に触ってみようと思います。

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