はじめに
AWSにおけるBIツール「QuickSight」は名称が「QuickSuite(クイックスイート)」に変更されました。

大きな変更点としては、既存のBIの機能に加え、AIを活用した機能が追加されたことです。
なお、新機能が利用できるリージョンは現在限られているため、AIを活用した機能を利用したい場合は、特定のリージョンで利用する必要があります。
AWS JapanのSAである守田さんが翻訳を担当された記事がこちらです。
変更点の概要はこちらにまとめられているので、ご参照くださいませ。
蛇足ですが、守田さんのAWS Summit Japan 2025のセッションが面白かったのでリンクを貼っておきます。
こちらのセッションで紹介された、Amazon Q in QuickSightの機能がQuickSuiteになって完全に統合されたようなイメージでしょうか。
実際にコンソールから確認してみる
まずは、QuickSuiteの画面を確認してみます。
初回なので、サインアップ画面になりました。

必要事項を入力していくのですが、アカウント名などを入力した後にリージョン設定をしようとすると入力した内容が消えるのでご注意をw
(リージョン選択を一番上にしてくれい・・・)


現時点(2025年11月12日現在)で選択できるリージョンは以下の通りです。
注意:新機能が利用できるリージョンではありません
| 選択可能リージョン |
|---|
| Europe (Stockholm) |
| Asia Pacific (Mumbai) |
| Europe (Paris) |
| US East (Ohio) |
| Europe (Ireland) |
| Europe (Frankfurt) |
| South America (Sao Paulo) |
| US East (N. Virginia) |
| Asia Pacific (Seoul) |
| Europe (London) |
| Asia Pacific (Tokyo) |
| US West (Oregon) |
| Asia Pacific (Singapore) |
| Asia Pacific (Sydney) |
| Canada (Central) |
新機能が利用できるリージョンはこちら(2025年11月12日現在)
| 新機能が利用可能なリージョン |
|---|
| US East (N. Virginia) |
| US West (Oregon) |
| Europe (Dublin) |
| Asia Pacific (Sydney) |
アカウント作成が完了したので、実際にQuickSuiteのコンソールを見てみましょう。

意外にすっきりしています。
QuickSightをがっつり触ってきていなかったので、違いがあまりわかりませんがおそらくほとんど違いはなさそうです。(細かい違いはあると思いますが。)
新機能を見てみたいので、リージョンを切り替えてみましょう。
右上のユーザアイコンを選択するとリージョンを選択できるようになります。
バージニア北部に切り替えます。

なんだかもっとすっきりした画面になりました。
ホームには、QuickChatが常設されており、QuickChatにアクセスしやすくなっています。

QuickChatは、Amazon Q in QuickSightの機能の一つだったので、QuickSuiteではAmazon Q in QuickSightを統合したサービスになっていそうです。
また、東京リージョンの画面と違って、4つほど強調された機能が見えます。
こちらがQuickSuiteになって追加された4つの機能です。
各機能については、また別の機会でそれぞれ触ってみたいと思います。
おわりに
リブランディングされてからQuickSuiteを軽く覗いてみました。
AIの機能を利用してどんどんと進化を遂げていくサービスが多いので、置いてけぼりにされないようにキャッチアップしたいものです。
次は、各機能をそれぞれ触って深堀していきたいと思います。
