##0 はじめに
技術関係の仕事には就いていませんが、iPhoneアプリをリリースしてみたくて、Udemy,MENTA、プログラミングスクールなどで学習し、作成を始めて3ヶ月ほどでAppStoreにリリースすることができました。今回、アプリマーケティングツールのReproを利用してみた感想を書きたいと思います。
##1 Reproとは
Reproのホームページにとても丁寧に説明してあるのですが、アプリの利用状況などの情報を収集、分析してくれるとても便利なツールのようです。国内シェアNo1、59ヶ国、6000件以上の導入実績とあるので、確かな内容のものだと思いました。
##2 導入方法
とりあえず使ってみたいと思い、無料で導入できるようなので、設定してみました。まずは、アカウント登録です。
煩わしい記入項目はなく、メールアドレス、パスワード、アプリ名のみの登録で始められます。実際のアプリへの導入方法はホームページの導入のページに詳しく説明してあります。
もしここで、CocoaPodsを設定済みでしたら、変更する箇所は3行、5分程で終わります。拍子抜けするほど簡単です。以下の行をPofileに追加して
target 'YOUR-PROJECT-NAME' do
pod "Repro"
end
下記のコマンドを実行します
$ pod install
次にプロジェクト内のファイルの規定の場所に,import Repro
とRepro.setup("YOUR_APP_TOKEN")
を追記します。
import Repro
...
func application(_ application: UIApplication, didFinishLaunchingWithOptions launchOptions: [UIApplicationLaunchOptionsKey: Any]?) -> Bool {
...
// Setup Repro
Repro.setup("YOUR_APP_TOKEN")
// Call the following methods to use Repro's features; they can be called in any desirable place within the app.
...
}
ここでYOUR_APP_TOKEN
て何だろうと思ったのですが、Reproのホームページからログインして、管理画面の 設定 > アプリ設定 に記載されている Repro内で設定した値になります。
こちらもすぐにわかるので、実質、アカウント登録と3行を追記して実行することにより、データが取得できることになります。また、途中で躓いてもチャットですぐに質問できるので、驚くほど簡単に導入できました。
##3 データの取得結果
あまりに設定が簡単でデータが取れるか心配だったのですが、ほどなくして問題なくデータが取れていることが確認できました。画像はアクティブユーザー数だけですが、実際にはもっとたくさんのデータが取得できています。すぐに表示されなかったのでチャットで問い合わせた所、リアルタイムではなく6時間ごとにデータを管理画面に反映しているので、その時点では表示されていないが、データは取れているとの回答をもらいました。
##4 どんな利点や活用方法があるのか
活用方法については、ホームページに記載があるものに加えてチャットでも回答いただけたので、実務経験がない状況でも具体的にどのように活用していけば良いかイメージが持てました。
イベントトラッキングという特定の条件を設定して、それに対してのデータを取得することにより、非常に有用なマーケティングができるようでした。
例えば具体例で言いますと、Amazonや、楽天で、買い物をすると、自分が見たり買ったりした商品が、"あなたにおすすめ"で表示されたり、一旦カートに入れて買わなかった商品に対してだけ20%offのクーポンが届いたり、というようなことが行われています。これがアプリでも実施できるようでした。特定の条件に一致したユーザーにのみ特定のアクションが取れることにより、マーケティング効率の向上が見込めるようです。これは、自分の通販の経験を振り返って、決定的に効果があることが理解できました。
他にも私が把握しきれていない、色々な機能があるようです。導入は無料ですし、チャットやメールで丁寧に相談に乗ってもらえるので、アプリのマーケティング効率を向上させたい方は導入を検討してみてもいいかもしれません。
##5 まとめ
・導入は、3行の追加で5分ほどで可能。そして簡単。
・実績もあり、サポート体制が充実しているので安心
・アプリの内容によっては分析やマーケティングにとても効果が見込める