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【gas】gmailの添付ファイルをドライブに保存、更新

Last updated at Posted at 2019-09-27

1. はじめに

ご覧いただきありがとうございます。

今回は業務でメールのPDFを取り出しそのファイルを重複しないように
googleドライブに上げたいと考えgasを使用して実装してみました。

2. ソースコード

まずは完成品のソースコードをご覧ください。

//定数
var SEARCH_TERM = 'subject:(○○○○) '; //検索条件(件名で検索の場合)
var FOLDER = DriveApp.getFolderById('○○○○'); //保存するフォルダ(Googledrive上のURL”folders/”以下)

//メイン(メールから添付ファイルを取得)
function fetchFile(){
  var myThreads = GmailApp.search(SEARCH_TERM, 0, 30); //条件にマッチしたスレッドを検索して取得(0~30件まで)
  var myMessages = GmailApp.getMessagesForThreads(myThreads); //スレッドからメールを取得し二次元配列で格納
  var attachments = myMessages[0][0].getAttachments(); //添付ファイルを取得
  
  Logger.log(myMessages[0][0].getSubject());  //取得メールの件名表示
  updateFile(attachments)  //ファイル置き換え
}

//フォルダの中に入ってるファイルの名前を取得
function getFileNames(){
  var files = FOLDER.getFiles();
  var fileNames = []
  var count = 0
  
  while (files.hasNext()) {
    fileNames[count] = files.next()
    count++
  }

  return fileNames
}

//フォルダにあるファイル名が添付ファイル名と同じとき更新
function updateFile(attachments){
  var fileNames = getFileNames()
  for(var i in attachments){
    for(var j in fileNames){
      //ドライブにすでに同じ名前のファイルがあるか?
      if(attachments[i].getName() == fileNames[j]){
        var files = DriveApp.getFilesByName(fileNames[j])
    //重複ファイルを削除
        if (files.hasNext()) {
          var file = files.next()
          file.setTrashed(true)
          Logger.log(file.getName())  //削除したファイル名表示
        }
      }
    }
    FOLDER.createFile(attachments[i]) //ドライブに添付ファイルを保存
  }
}

3. コード解説・補足

ブロックごとに解説と補足説明していきます。

3-1. 定数

var SEARCH_TERM = 'subject:(○○○○)';
検索条件の設定です。
今回のプログラムでは欲しいPDFの添付されているメールは同じ件名で送られてくるため
件名で検索しています。
**'○○○○'**の部分は部分的な検索なので、例えば給料明細のお知らせが
「○○月の給与明細」という件名で送られてくる場合'subject:(月の給与明細)'と指定しておけば
きちんと取得できると思います。

var FOLDER = DriveApp.getFolderById('○○○○');
の**'○○○○'**の部分は保存したいフォルダを開いた状態のfolders/以下の文字列になります。

【参考画像】
無題.png

3-2. メイン

メインについて参考サイトのものを改変させて使っております。
改変したのはメールの読み出し部分で、参考サイトのものだと30件分の中に複数検索条件に
適合するメールがあった場合、複数読み込むことになっているのですが、今回は更新していきたいので、
最新のものだけ使用するように**myMessages[0][0]**と指定しています。

3-3. フォルダの中に入ってるファイルの名前を取得

ここについては名前通りなのですが、最初に指定したフォルダに入っている
ファイル名をすべて取得して返却します。

3-4. フォルダにあるファイル名が添付ファイル名と同じとき更新

3-3で取得したファイル名と添付ファイルのファイル名を比較して、
重複したファイルがある場合、そのファイルを削除して添付ファイルを保存します。

4. 参考文献

5. おわりに

本当は取得したPDFをエクセルに変換してgoogleドライブに保存までしたかったのですが、
PDFに書いてある表が相性が悪いのか変換の精度が悪く、PDFXchangeeditorで手動変換に
落ち着きました。
どなたかお詳しい方、何か知恵がありましたらコメントしていただけると嬉しいです!

最後に記事をお読みいただきありがとうございました。

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