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技術書典で技術同人誌を出そう!〜決意から頒布まで〜

これは何

技術同人誌のイベント、「技術書典13」に今回初めてサークル参加したので、備忘メモとして記録を残しておくための記事です。
今回初めて技術同人誌を作ってみて、つまづいた点や困ったことも多かったので、これからチャレンジしてみようという方にも参考になるかもしれません。
(もっとこうした方がいいよ、というアドバイスも歓迎です!)

ちなみに、技術同人誌を出すならコミケや技術書典、技書博などのイベントがあるかと思いますが、この記事では技術書典を例に出しています。
※参加したのは技術書典13のため、14以降だとルールや仕組みが変更されている場合があります。ご了承ください。

技術同人誌とは

技術同人誌とは、(そのままですが)技術分野について書かれた同人誌になります。
同人誌とは、商業で流通しない、個人や複数人で制作する本になります。「薄い本」なんて呼ばれたりもしています。

技術書典13に初参加した

感想記事を書いたので、以下の2記事を良かったら読んでみてください。

決意する

「技術同人誌を書いてみたい!」と思い立ったらまず行動です。大事なのは書きたい気持ちと気合いです。多分。

技術書典はだいたい年2回ペースで開催されているようです。公式Twitterをフォローしておくとサークル参加申込のタイミングが分かって安心ですね。

技術書典公式ライブ配信を見る

とはいえ、この時点ではどう動けばいいのかまだ分かりません。
技術書典では初めてのサークル参加者向けにYouTubeでライブ配信を行なっているので、気軽に質問することができます。
私は以下の2つのライブ配信を視聴しました。

技術書典13はじめてのサークル参加meetup

技術書を書いてみよう!

サークル参加申込をする

だいたいの雰囲気を掴めたら、いよいよサークル参加申込です。
技術書典13ではオンラインのみ参加と、オンライン+オフライン参加が選べました。
私はオンライン+オフライン参加で、参加費用は1,000円でした。(※通常は確か7,000円ほどです)
オンラインのみ参加ならなんと無料です。お得!

オンライン+オフラインで申し込んで落選した場合は自動的にオンライン参加になるので、実質ハズレ無しです。安心ですね。(Twitterで観測した限りだと、オフライン落選したサークルさんはいらっしゃらなかったようです。運営さんが枠を拡げてくれたのかもしれません)

公式Discordに参加する

サークル参加者向けの技術書典公式Discordがあるので、それに参加すると良いです。
わいわい雑談できるチャンネルや、運営の方に質問ができるチャンネルがあるので公式ドキュメントを読んでも分からないことがあればどんどん質問しましょう。
技術書典13では以下のページに案内が書かれています。

※正直分からないことだらけで、初参加で同じような悩みを抱えた人も多かったので絶対参加しておくべきだと思ってます。悩みや疑問の9割くらいはここで解決しました!

執筆テーマを決める

参加申込が済んだら早速テーマを決めましょう。
たくさん書こうとしなくても多分大丈夫です。(24pとか...)
テーマに悩んだら、公式サイトを覗いたり、「技術書典」でググったりしてどんな本が頒布されているか見てみましょう。きっと参考になります。

私は仕事で関わっている「サイバーセキュリティ」をテーマにしました。

ざっくりとした内容を決める

テーマを決めたらざっくりとした内容を決めます。目次レベルで決まっているときっと良い感じです。
「私は初心者でも読みやすい技術書」を書きたかったので、無職 やめ太郎(本名)さんの文体を参考に、昨今流行りの「お嬢様キャラ」を主人公にした会話形式の本を書くことにしました。

執筆ツールの選定

執筆ツールはYouTubeのライブ配信で運営さんがおすすめしていたRe:VIEWを使うことにしました。

使い方の解説本もついでに購入しました。(とても分かりやすいのでオススメです!)

ひたすら書く

あとはひたすら執筆です。
ざっくりスケジュールを引いたら、それに合わせて書いていきます。
私の場合は、記事を週2回ペースでQiitaに投稿して、それをまとめたもの(+書き下ろし)を本にする、というスタイルを取ることにしました。

表紙を作る

本文ができたらいよいよ表紙です。
私の場合、イラストが趣味なので自分で描きました。
知り合いの原稿合宿に参加して、一晩かけて完成させました。

自分で描けない・デザインなども誰かに頼みたい場合はココナラなんかで外注すると良いと思います。

レビューを依頼する

表紙の制作と同時進行で、友人などにレビューをお願いしましょう。
技術的なことも分かっている人がいればベストですが、そうでない場合は文章の校正だけでも頼むと良いかと思います。(技術的な面についてはQiitaで不特定多数の人の目に晒すことでカバーすることにしました。)

紙版の原稿/電子版の原稿を出力する

紙版(印刷所に入稿する用)と電子版の原稿を出力します。
Re:VIEWならコマンドを叩くだけで完了です。
電子版は表紙を付ける必要があるので要注意です。形式もPDFにするのか、EPUBにするのか、両方にするのか(その場合はzipで固めます)良い感じに決めましょう。今回はEPUB形式を選択しました。
電子版の原稿が出力できたら、オンラインマーケットの審査に出します(※審査完了までには結構日数がかかったので焦らず待ちましょう)。

頒布形態について

技術書典13の頒布形態は以下の5つがあります。

オンライン オフライン
電子版 会場(電子版)
電子+紙セット 会場(電子+紙)
- 会場(電子+受注生産)

オンラインの「電子+紙セット」と、オフラインの会場(電子+受注生産)は「後から印刷」というシステムを利用できます。
詳しくは以下の記事を参照していただきたいのですが、今回は狂気の80%キャッシュバックキャンペーンを実施してくれています。とてもお得なのでこちらを利用することにしました。

注意点

販売形態を設定する際に、入庫数を書く欄があるのですが「後から印刷」を利用する場合でも設定した入庫数に達した場合、ステータスが「売り切れ」となってしまいます(※売り切れ通知メールなどは来ません)。
なので、お財布が許す範囲の冊数を設定しておくと良いと思います(電子+紙セットが「売り切れ」になったたまま気づかなかった者より)。

印刷所に発注する

公式で提携している印刷所は「日光企画」と「ねこのしっぽ」です。
私は日光企画さんを使いました。
印刷所によって規定が違うので、早めに選定しておくのが吉です。表紙は印刷所のテンプレートを使いましょう。
初めての同人誌制作なら、印刷所からリテイクが出る可能性もあるので余裕を持って入稿しましょう。
(※私は表紙でリテイクが出ました。。。)

何冊刷るか問題

オンラインでの頒布なら「後から印刷」というものを利用できるのですが、オフラインだと基本印刷所にまとまった部数を発注して会場に発送してもらう形になるかと思います。(※オフライン会場で電子版のみを頒布しているサークルもありました)
ですが、初参加だと何冊刷ったら良いのか分からないと思います。私がそうでした。
過去にコミケ等の同人イベントでオリジナルのイラスト本を出した時は、30冊刷っても良い感じに余るくらいだったのでとりあえず30冊としましたが、結局開始1時間で完売してしまったので、倍くらい刷っても全然大丈夫だったと思います。

とはいえ、取り上げる技術やサークル主の知名度にも左右されそうなので、明確に「これ!」という答えは無さそうです。。
売り切れが心配な方は多め(お財布が許す限り)に、在庫を抱えたくない方は会場(電子+受注生産) という頒布形態があるのでそれを追加で設定しておくと安心かと思います。

こんな感じです↓

スクリーンショット 2022-09-17 19.42.55.png

値段設定どうするか問題

ちょっと話題が前後しますが、初参加サークルにとって値段設定は悩みどころなんじゃないでしょうか。
コミケやコミティアなどで頒布される同人誌は(オールカラーとか分厚いとかでない限り)一冊500円が割とスタンダードかなと思いますが、技術同人誌は割と1,000円とかでも大丈夫みたいです。
なので、今回電子+紙は1,000円と設定しました。(表紙フルカラー、本文モノクロで56p、B5サイズ)
(実を言うと刷った時点で赤字です。。電子版と後から印刷でカバーしようとしています。)

「電子版」と「電子+紙セット」の値段設定

これは2パターンあると思っていて、
①電子版を電子+紙セットより安めにする
②電子版と電子+紙セットを同じ値段にする
です。
これはサークルの方針で好きに決めて良いのではないでしょうか。

今回私は①としました。加えて、会場で電子版を買うとちょっとお得な値段設定にしています。
ちなみに、オンラインマーケットではうちのサークルは「電子版」、「電子+紙セット」半々くらい売れていますよ。

宣伝を始める

いよいよ宣伝です。

Twitterを駆使する

#技術書典を付けて、積極的にアピールしていきましょう。

やりすぎも良くないとは思いますが、ある程度は宣伝しないとチェックしてもらえませんからね。

おしながきを作る

頒布物が1冊しかなくても、おしながきを作ると目に留まりやすいです。(※個人の感想です)

オンラインマーケット

オンラインマーケットはオフライン開催(9/11)より1日早い9/10~、9/25までとベリーロングに開催しています。
「お気に入り」機能があるので、気になったサークルの本はチェックしておくとゆっくりお買い物ができて便利です!

↓ちなみに弊サークルの新刊はこちらです(宣伝)↓

オフライン会場

スペースの展示レイアウト

技術書典のスペースは180*45と一般的な同人イベントの倍あるので、ある程度シミュレーションしておいた方が良いです。
ちなみに布はヴィレッジヴァンガードで購入しました(めちゃめちゃデカくて1,000円くらい)。他の設営グッズは100均をうろうろして揃えました。

名刺を用意する

名刺を作って、表面にTwitterアカウント、裏面に技術書典のサークルページとBOOTH(※BOOTHにも電子版を出品しています)のQRコードを載せました。
スペースに立ち寄ってくれたけど、買わなかった人に渡しておくと後で気が変わって買ってくれるかもしれません(たぶん)。
また、買ってくれた人にもおまけとして渡していましたが途中でなくなってしまったので100枚だと足りないかもしれません。。

現金OKにするかどうか問題

公式では技術書典公式アプリの「かんたん後払い」の使用が推奨されています。(サークル参加者はアプリのインストールと設定を忘れずに。。ちなみに今回、かんたん後払いで使用するサークルのQRコードを印刷したものは運営の方がスペースに用意してくれたので、こちらで特に対応することはありませんでした)
が、任意で現金も扱えることになっています。

今回私は現金OKとし、お釣りもある程度用意していきました。
(実際の会場では十数人が現金利用でした。お札も一応用意しましたが皆さん千円札で払ってくださったため使いませんでした。)

現金払いの場合、ダウンロードカードの用意が必要です。BOOTHにパスワード付きzipファイルを設定したものを0円で出品して、ダウンロードカードにパスワードを記載して渡すのが一般的なようです。

ダウンロードカードは名刺サイズで、表面は表紙のデザイン、裏面にQRコードとパスワードを記載しました。

サークルチケットの用意

公式の案内を元に、あらかじめWebからサークルチケットの発行をしておきます。当日は受付でスマホ画面を提示すればOKです。
今回私は一人で参加しましたが、複数人サークルの方や、売り子さんを連れて行く場合はその人たちの分も発行しておくことを忘れずに。

ちなみに

今回、同人イベントではあるあるな「見本誌の提出」は不要でした(オンラインマーケットへの審査がその代わりになっているようです)。頒布物のチェックにスタッフさんが周ってくる、のはありました。

刺され!技術書アワードへエントリー

「刺され!技術書アワード」というイベントがあり、大賞はなんとクラウドファンディングのチャンスがあります!

「いやそこまでは...」という方も、エントリーすると公式YouTubeチャンネルで書籍の紹介をしてもらえるので、ぜひ積極的にエントリーしましょう!

↓こんな感じで紹介してもらえます。ライブ配信後はタイムテーブルを概要欄にまとめてくれるので、とても見やすいです!

シンカンオマチランド

2022/9/23(金・祝)に新刊を書きたい人向けのイベントが開催されるようです。
技術同人誌を書いてみたい!という方はチェックしてみてはいかがでしょうか?

おわりに

まだまだ(〜2022/9/25)技術書典13は続きます!
オンラインマーケットで技術同人誌の出会いの旅へ出ませんか?
そして、ぜひ次回の技術書典14(※日程未定)で一緒に新刊を出しましょう!

ここまで読んでくださってありがとうございました!

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