beta や RC が発表されると、公式サイトのダウンロードページで特別なインストール方法が紹介されます。
この方法を使うと、go install で beta/RC のバイナリをインストールし、普段使っている go コマンドとは別のコマンドとして、ダウンロードしたバイナリを使うことができるようになります。
※go1.16 までは、go install
となっている箇所を go get
で読み替えてください。また、後で出てくるコマンドラインのうち、@latest
は除去する必要があるかもしれません。
利用までの手順
実際には、go install の後に go1.23rc2 download が必要です。
go install
まずは、公式ページにあるように、go install します。
go install golang.org/dl/go1.23rc2@latest
これで、$GOPATH/bin/go1.23rc2 が使えるようになります。
ただし、これだけでは、ダメです。
実際に go1.23rc2 コマンドを実行してみると分かりますが、go1.23rc2 download しろと言われます。
go1.23rc2 download
go1.23rc2 download
これで、go コマンドの代わりに go1.23rc2 コマンドが使えるようになります。
感想
最新版の変更点やパフォーマンス改善を試してみたいという方には、ぴったりなインストール方法だと思います。
CI 環境等で「この CI サービスを使ってみたいけど、最新の Go が使えないから諦めよう…」というケースでは便利に使えるかもしれません。
割とメジャーな CI サービスでも、古いバージョンが入っていることがあります。
その際、バイナリを落として、展開して、GOPATH と PATH を設定して…という手間がないのは、(最終的にやることが変わらないとしても)気が楽に思えます。