この記事は、求ム!Cloud Nativeアプリケーション開発のTips!【PR】日本マイクロソフト Advent Calendar 2020 の 8 日目です(後から追っかけで書いています)。
目次
本記事は .NET 5 の移行事例についてご紹介します。
- .NET 5 の移行事例 FAQ編 ← イマココ
2020 年 11 月 10 日、.NET 5 がリリースされました。そんな、.NET 5 への移行について、よくある質問とその回答についてまとめました。
Q1. 絶対に .NET 5 へ移行しないといけないか?
2020 年 11 月からフレームワークの廃止を開始することから、必ず移行する必要があります(*1)。
*1:とはいえ、東証一部上場企業でも EOL な Java 6 や Python 2 を業務の根幹となっているサービスでサポートなしで平気で使い続けている事例を数多く知っているので、そういう意味では移行しないという選択肢も当然ながらあります。
.NET 5 は .NET Core 系列であるため、.NET Core から .NET 5 への移行の場合は比較的簡単です。
Q2. .NET 5 の移行にかかるコストはどの程度?
.NET 5 はオープンソース開発プラットフォームであり、利用自体にはコストはかかりません。移行作業自体にはコスト(人的リソース、時間的リソース)を要します。コストがどの程度になるのかは、使用している .NET のバージョンによって千差万別なので、一概には言えませんが、古いバージョン程、そのまま置き換えなしでのアップデートができないので、コストがかかります。
Q3. 移行ってどうだった?
上にも書いていますが、ここのケースによって千差万別です。
以下のケースでは、移行は容易です。
- .NET Core 3.x を使用している
以下のケースでは、移行は容易ではありませんでした。
- .NET Core 3.x を使用していない
- .NET Framework で作ってある
特に後者のケースはかなりしんどかったです(が、しんどさから開放される裏技もあります)。
9 日目は @changeworld の「軽量で爆速にコンテナを使える Azure Container Instances !」です。引き続きお楽しみください。