この記事は、求ム!Cloud Nativeアプリケーション開発のTips!【PR】日本マイクロソフト Advent Calendar 2020 の 9 日目です(後から追っかけで書いています)。
本記事では Azure Container Instances についてと Docker を Azure Container Instances 上で使う方法について、ご紹介したいと思います。
What is Azure Container Instances?
Azure Container Instances は、シンプルなアプリケーション、タスク自動化、ビルドジョブなど、分離されたコンテナーのシナリオに向いたサービスです。
Why Azure Container Instances?
似たサービスに Azure Kubernetes Service があります。
Azure Kubernetes Service は複数コンテナーを使うサービスやオートスケーリングなどコンテナーのオーケストレーションが必要なシナリオに向いたサービスです。
使い分けとしては、シンプルな構成であれば、Azure Container Instances が適しています(=Azure Kubernetes Service をシンプルな構成に使うのはあまり適切ではありません)。
一方で、複雑なサービス(オートスケーリングや複数コンテナーを使うサービス)に Azure Container Instances を使うのはあまり適切ではありません。
Docker との連携強化
以前までは、Docker Desktop から Azure Container Instances を操作できず、Azure CLI や Azure Portal から操作が必要でした。
しかし、今年(2020 年)の Docker Desktop の更新バージョンでは、Azure Container Instances の Docker コンテキストを作成するためのコマンド docker context
が追加されました。
詳細は以下のドキュメントに書いてあります。