はじめに
2025年7月5日に開催された、G検定(G2025#4)に合格することができました。
業務時間外に勉強する習慣は一切ついていなかったので、
まずは毎日机に向かって参考書を読み続ける練習から始めました。
オタク特有の凝り性が発動したおかげで後半は結構熱中でき、
「どうやって行動すれば合格することができるか」という視点でやり込んでいました。
せっかく受験したので、意識したことなどをアウトプットとして残しておきます。
(文章を書き慣れていないので、めっちゃ長くなってしまいました)
G検定に関する情報の収集にあたり大事なこと
まず、特にIT系の資格試験において初動で重要なムーブとしては、
「合格体験記を読み、勉強時間や利用教材を把握したうえで、適切な学習計画を立てる」
ことなんじゃないかなと思います。
(資格勉強は学生時代以来ほとんどしてないけど、今回でかなりそう感じた)
G検定の情報を収集するときに気を付けた方が良いと思うポイント
- 2024年にシラバスの改定があったことで、問題数および難易度が変わっていそう
- 2024年以前は2時間で191問だったのが、2時間で160問になった
- 問題数が減少した代わりに、各用語の深い理解を求められる部分が増えたっぽい
- (加えて、回によっても難易度の差があるっぽい?)
- 実際、一問一答のような問題はそんなになかった
- 2024年以前は2時間で191問だったのが、2時間で160問になった
- そのため、他人の合格記を参考にするなら、受験時期を必ず見ておいたほうがよい
- 2025年7月時点では、2024#6(2024年11月受験分)以降を参考にするのがおすすめ
- より直近の情報が望ましいけど、人によって事前に持っている前提知識が全然違うので、できるだけ自分と近そうな前提知識の人をがんばって探そう
- 2025年7月時点では、2024#6(2024年11月受験分)以降を参考にするのがおすすめ
前提知識
- 高卒文系、IT系企業で仕事し始めてからはだいたい5年くらい
- 現職はAI関連企業だが、非エンジニアかつ機械学習や統計の知識はほぼなし
- 勉強前にシラバスの用語で知っていたのは1割程度
- 「AIの社会実装に向けて」の部分以外ほとんど知らない
- 数学知識は中学2年生レベルくらい
- 高校の頃は数1Aしかしてない(しかも赤点まみれだった)
- 勉強してこなさすぎて、ルートの計算方法や二次方程式の計算方法から復習した
- 今回の試験勉強のおかげで、「微分」とか「線形代数」の意味を知ったレベル
- 勉強前にシラバスの用語で知っていたのは1割程度
- 取得済資格:日商簿記2級、ITパスポート
勉強時間
- 5/22~7/4(43日間)でざっくり90~100時間くらい
- 平日は通勤往復の2時間弱+帰宅後平均して1時間 = 約3時間程度
- 休日は1日あたり平均3~5時間程度
- 効率よくやれば60時間以内くらいで合格水準までたどり着くとは思う
- 使える知識として体系的に身につけたかったので、色んな方法で勉強した
- これだけ勉強していても、試験が始まった瞬間、難しさで一瞬思考停止した
- 出題傾向から鑑みると、実務で応用できるように意識して勉強を進める方が良い
- 例1)各種モデルの特徴だけでなく、欠点と対応策も理解する
- 例2)分析手法などは、実際にどのような時に使われるかを理解する
- 出題傾向から鑑みると、実務で応用できるように意識して勉強を進める方が良い
使用した教材
ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)最強の合格テキスト[第2版][徹底解説+良質問題+模試(PDF)](通称:緑本)
選んだ理由
- 勉強開始時点で、公式テキストの在庫がなくて売ってなかった
- 「公式テキストは分かりにくい」という評価が結構あった
- 緑本は初学者にとって学習しやすいという評価が多かった
使用した感想
- 良かった所
- 網羅的に学習できるため、基礎固めに向いている
- シラバスに記載のない、重要な用語を学べる
- 知識の定着という意味で、章末問題や模試の難易度がちょうどいい
- 本番よりは簡単と感じたけど、学習のステップアップには最適だった
- 悪かった所
- 初見だと特に後半がとても難しく、1回で理解するのは厳しかった
- 1周目で理解することはあきらめて、ざっくり概要を把握するようにした
- ある程度慣れてから読み返すと分かりやすく感じたため、他の問題集などを解きながら戻ってきて何周も読み返す使い方がおすすめ
- 「1冊だけで合格できる」と謳っているが、正直今回の難易度だと、これ1冊では無理
- サラッと出てきているだけの用語について、本番では細かい構造や実際の応用例を問われるような問題が結構あった
- 1冊のみで合格を狙うなら、出てきた用語について自分で深く調べる工夫が必要
- 初見だと特に後半がとても難しく、1回で理解するのは厳しかった
最短突破 ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)問題集 第2版 (通称:赤本)
選んだ理由
- 事前に情報収集した感じだと、本番に近い難易度の問題が多そうだった
- 試験10日前くらいに購入したが、本番の難易度に一番近く、個人的には必須と感じた
- 難しすぎて、勉強中何度も心が折れそうになった
- とはいえ、もしこの問題集をやってなかったら、本番で心折れて萎えてたかも
- 解説を見たあと、さらに深堀して調べたりすることを考えると、PDF版がおすすめ
- 試験10日前くらいに購入したが、本番の難易度に一番近く、個人的には必須と感じた
使用した感想
- 良かった所
- 重要度が★マークで記載されているため、時間がない時の仕上げにも使いやすい
- ★3の問題だけは2~3周し、★2や★1の問題は直前にざっと1周だけした
- 出題時の言い回しが難しい問題に対して慣れることができた
- 解説がとても丁寧なのと、図での解説がわかりやすい
- AIに解説してもらっていると文字メインになりやすいので、図が多いとありがたい
- 大事な所は青太字になっているので、仕事終わりに疲れていても見やすい
- 「なぜこの選択肢は不正解なのか」の部分がしっかり記載されている
- 重要度が★マークで記載されているため、時間がない時の仕上げにも使いやすい
- 悪かった所
- 問題文が長い傾向にあるため、途中でページをまたいでるものが多く、見づらい
- 模試が200問あり、2時間で解き切る想定ではなさそう
- 問題集に一切載ってない用語も多く、その場で調べる必要がかなりある
- 本番の試験でも、今まで勉強していて一切聞いたことないような問題が出たので、「あえて調べないと分からない問題を入れている」なら親切ではある
- 初見で時間内にすべて解ききって、かつ合格点に到達できる人は、本番でも余裕をもって合格できると思う
- 後で何度も解き直しができるので、初回は時間を気にせずこなしてみるのもあり
- 問題集に一切載ってない用語も多く、その場で調べる必要がかなりある
G検定対策アプリ
選んだ理由
- 仕事の都合で出社が多いタイミングだったため、通勤時間を活用したかった
- いくつかの合格体験記を読み、本番に近い難易度という評価を見ていた
- 元々、PCや机に向かって勉強するのがとても苦手だった
- モチベの波が激しいので、やる気が下がっているときに少しでも勉強を進めたかった
- ITパスポートを取得したときは、ひたすらパチ屋でスマホの過去問道場を解いていた
使用した感想
-
良かった所
- 赤本の次に、本番に近い難易度だった
- 初見では全然解けなかったが、勉強を進めていくと、良い難易度設定だと分かった
- 他のアプリを試していないが、1200円以上の価値は余裕であると思う
- 過学習しないように、2周目以降は少し期間を置くのが良いかも
- セクション毎に分かれているため、隙間時間で取り組みやすくモチベを維持しやすい
- 選択肢で「わからない」を選べるので、復習時に勘で正解したかどうかを忘れない
- 赤本の次に、本番に近い難易度だった
-
悪かった所
- 解説が少なすぎて、Geminiとかに聞かないと分からない問題が多々ある
- 正直、解説の意味を成していない問題が結構あった
- コピペも出来ないので、スマホで詳しい解説を見たい時が結構めんどうだった
- 解説が少なすぎて、Geminiとかに聞かないと分からない問題が多々ある
Youtube
- アイシア・ソリッドさんという方のYoutubeが一番参考になった
- 数式のところは正直難しかったけど、テキストだけだと意味が分からない部分とか、独学でやってると分かりにくいところがすごく理解できた
- 「どんな仕組みで、どこが凄いの?」の要約が分かりやすかった
- 以下のプレイリストを、空き時間とかに2周くらいした
- 誤差逆伝播法とか、バッチ正規化とか、イメージがつきにくい用語については、以下のチャンネルもわかりやすかった(さすがに英語だとむずかしいので日本語字幕で見たけど)
その他
Google Colabをつかって、実際に自分で画像生成モデルとかを実装してみたりするのが一番頭に入って面白かった。
時間の都合上あまりできなかったけど、実践で身体で覚える派の人にはおすすめ。
作成したチートシート
- qiitaにひたすら書くようにしたけど、スプシとか使って画像マシマシにしたほうが良い
- 特にデータ拡張の種類の違いなどは画像例がないと分かりにくい
- 結局、試験中に見たのは20問くらいだと思う
- シラバスの内容を把握するのも大事だけど、用語同士を関連付けて覚えるのがもっと大事
- 用語の関係性等をあまり意識せずに勉強していたので、試験1週間前くらいになって、ようやく用語同士のつながりが見えてきた
- 用語の関係性を踏まえてセットで覚えることで、勉強時間を短縮できそう
学習メモ
1日目:5月22日(木)
シラバスの内容をGeminiに読ませて、チートシート用のテンプレ作成。
緑本の1週目を開始。
4日目:5月25日(日)
緑本の1週目読了。
特に後半の内容がとても難しく、AIに1つずつ聞きながら読み進めていくのにも限界を感じ、学習がつらくなってしまった。
なんとなく内容を理解できればOKと割り切り、最後まで読んでみることを重要視した。
疲れ切って2周目を読む気にならず、しばらくモチベが下がっていた。
10日目:5月31日(土)
G検定対策アプリを購入し、演習開始。
緑本の後半がほぼ理解できていなかったため、ほとんど不正解だったが、気にせず進行。
ひたすら答えを見て、1日1つでいいから新しく何かを覚える、というのを意識した。
15日目:6月5日(木)
G検定対策アプリの1周目が完了。

この時点では、「いったん最後まで解いてみた」というだけで、
ちゃんと理解できたのはユニット1~ユニット3くらい。
17日目:6月7日(土)
アプリの間違えた問題をチートシートにひたすら記載し、理解を深めた。
適宜緑本に戻り、少しずつ読み込んだ。
「じっくり調べながら進めれば、時間はかかるが理解できそう」とわかり、自信がついた。
また、過学習しそうだったのでChatGPTでの問題演習も試みたが、
回答時は、ハルシネーションを起こさないよう、正確な回答であることに十分留意しながら、
適切な回答を、初学者にもわかりやすい言い回しで解説をしてください。
と伝えているのに、
ちょくちょく嘘の解説を出してくるし、ホントかどうかの判別が難しいのですぐやめた。
(後に、もうちょいプロンプト工夫してGeminiでやれば全然いけたけど、赤本とかをやりこんだ方が確実と思い、AIは論文の解説などで理解を深めるのに使うことにした)
24日目:6月14日(土)
試験を受けるという行為自体がかなり久しぶりだったので、何度か模試を受けて慣れておきたいと考え、StudyAIの模試 を受けてみた。
結果は、10分ほど時間が余り、223点中181点だった(正解率81%)
終わってすぐに画面閉じちゃったせいでリセットされてしまい、スクショとか間違えた問題の確認とかができなかった。。。
完全に自分の不注意ではあるけど、「画面は閉じないで」みたいな警告が欲しかった。(見落としてたなら超ごめんなさい)
模試の内容については、似たような問題も多く、本番の試験よりはかなり簡単だった。
そのため、あくまで模試形式で時間を測って問題を解く練習にしかならなかったが、
合格点がとれてホッとしてしまい、モチベがちょっと下がった。
32日目:6月22日(土)
先週の勢いをそのままに、緑本に付属していた模試を受けてみた。
聞いたことない言い回しが多すぎてパニックになり、半分泣きながら解いた。
(今思うと、本番に比べると全然マシだったけど)
正解率は勘で当たったのも含めて59%。(適当に埋めたまぐれ当たり除いたら50%)

「模試を受ける→間違えたところの解説を見る→チートシートに記載」
で休日2日が丸々溶けたが、モチベが復活した。
ちなみに、PDF形式の問題がめちゃくちゃ解きにくかったので、
問題のPDFと答えのPDFをChatGPTに読ませて、CSVデータとして出力してもらった。
そのあと自分専用のGoogleフォームを作成し、模擬試験を行う形式にした。
※調べた限りだと私的使用目的のための複製にあたるので、著作権法第30条1項により著作権侵害にならなさそうだった。
(オプトアウト済なので、手法の説明のみを行い他人への配布を一切しなければ問題なさそう)
36日目:6月26日(木)
模試目当てで赤本を買ってみて、少し問題を解いてみるが、あまりの難易度に絶望。
これはヤバい!と結構ゲンナリした(というより追い込まれた)
土曜日に付属の模試を受けたかったので、仕事終わりに4時間とかぶん回した。
38日目:6月28日(土)
赤本の模試を受けて、200点中161点だった。
終盤はあまりにも時間足りなかったので20問くらいは問題ほぼ見ないで適当に埋めた。
たまたま当たってるのが多くて、見た目上の点数だけかなり上がってしまった。
(今思うと、模試なので未回答のままでよかった・・・)

赤本の模試終了後は、
「模試で間違えたところの解説を見る→チートシートに記載→模試に再度挑戦」
を2周ほど行い、残りの期間は赤本で手を付けていなかった問題を一通り触れた。
試験本番
暑すぎ&緊張しすぎで朝6:30に起きた。
12:50になったら受験できるようになっていたので、13:00を待たず開始した。
効率よく回答するために気をつけたこと
- 「不適切な選択肢を選べ」系の問題は、後ろから読む
- 明らかにおかしい選択肢を事前に確認できれば、違和感ありきで問題文を読み進めることができるので、時短になる
- 文の最初から律儀に読んでいると、それだけで30秒くらい取られる問題もある
- 断定形の選択肢はけっこう怪しいことが多いので注意すると良いかも
- 穴埋め系問題は、穴埋めの周辺から読む
- 問題を解く為に大事な情報を早く拾える
- 模試とかで、(ア)の答えが(ウ)の周辺に書いてることがあった
- 問題文の中で重要な単語にまず注目して見る癖をつけることで、時短を狙う
- 「すぐ解ける問題に対して、いかに時間を使わないか」がかなり重要
- 模試を受ける段階や問題集を回す段階で意識しておくのが良い
- 個人的には目の使い方を意識したらかなりスピードが上がった
- まずはチェックしながら1周目で選択肢をすべて選び、2周目以降でしっかりと見直す
- 調べたら数秒で答えがわかりそうな問題だけはその場で調べて、あとは以下に分類
- 1.「計算問題系」
- 2.「チートシートを見たり落ち着いて考えればわかりそう」
- 3.「知っているはずだけど曖昧orケアレスミスしそう」
- 4.「わからないので勘で埋めた」
- 紙にメモする方法は個人的に合わなかったので、サブPCに問題番号をメモした
- 時間がないときの優先順位は、3>2>1>4
- ちなみに本番の問題はコピペできないので、タイピング力を鍛えておこう
- 調べたら数秒で答えがわかりそうな問題だけはその場で調べて、あとは以下に分類
受験してみての感想
- 用語の意味さえ知っていれば解けるような問題はかなり少ない。体感2割もなかった
- 1個だけ問題がダブってたような気がする
- 実務での応用例を問うような問題がやたら多い。体感3割くらいはあったのでは?
- 「仕組みや特徴を把握したうえで、実際に起きている問題を解決するにはどのようなアプローチをすればよいか?」という観点の問題が思ったよりも多かった
- かなり網羅的に勉強したつもりだったが、聞いたことない言葉が出る問題も普通にあった
- 問題文の言い回しが難しく、聞かれてる内容の把握に時間がかかる問題も多かった
- 赤本の模試をやっていたおかげで、問題数多すぎ!!とはならず、そこそこ余裕はあった
- 分類しながら1周した時点で残り80分だった
- 2周目はチートシート見たり考えたりしながらいったん埋めた時点で残り40分だった
- 3周目は知らない問題を頑張って解いて、10分ほど見直ししてたら終わった
- 見直しの時間配分が難しく、終盤はかなり斜め読みになっていた
総じて、事前に想像していたよりもかなり難易度が高く、時間配分も大事なので、
「赤本をやりこむ+生成AI等を使って、理解するように意識する」
というのを事前にしっかり行っておくのが必須だと感じた。
他には、以下が特に求められているのかなーと感じた。
- すぐわかる問題をサクッと解いて、考える問題になるべく時間を使えるようにすること
- 応用的な問題を解けるようにすること
- 知らない言葉があっても、その場で調べてキャッチアップすること
まさに仕事において必要な能力だと考えているので、受験したことで鍛えられてよかった。
おわりに
次回以降も同じような出題傾向かはわからないけど、たぶん運営的には難易度を上げていきたいんじゃないかなって意図を感じた。
とはいえ、いままでの合格率とかを見る限り、上位3分の2くらいは受かるように設定してるんじゃないかと勝手に予想している。(知らんけど)
個人的なところでいうと、受験料も教材代も完全に自腹なのでマジで受かって嬉しい!!
「知識として身に着けたうえで、余裕をもって合格する」を目標にしていたので一安心。
とりあえず次は8月にAWS Certified Cloud Practitioner(CLF-C02) を受ける予定。
長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。
おしまい
