Windows Update が急に失敗しはじめ、
DISM や Media Creation Tool もことごとく失敗。
最終的には テザリングに切り替えた瞬間に全部成功した という話。
「OSが壊れている」と思い込んでいたけど、
実は原因は ネット回線(IPv6)とMicrosoft CDNの相性 だった可能性が高い。
2. 環境情報
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Windows 11 Pro 24H2
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OSビルド:26100.4652
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回線:BIGLOBE光
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ルーター:ELECOM(IPv6/DS-Lite方式)
3. 発生していた症状
● Windows Update
「全てダウンロードしてインストール」をクリックすると、修復を促される。
「今すぐ再インストール」をクリックしてもまた同じことを繰り返す「再試行」ループに陥った。
おまけにネットも繋がりにくく、何度もルーターを再起動しなくてはいけない。
このトラブルの始まりがどこなのかわからず、とりあえず、気持ち悪いのでこのエラーを先に解決しようと試みる。
4. 自分で試した対処(全部ダメだった)
こんなことを試しても直らなかったリスト:
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SFC /scannow
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DISM /RestoreHealth
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Windows Update トラブルシューティング
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MediaCreationTool 再ダウンロード
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UUP Dump
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DNSリセット
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ルーター再起動
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IPv4/IPv6切り替え
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ISO上書きインストール(ファイル保持)
「こんなにやっても直らないなら、OS壊れた?」と完全に思い込んでいた。
5. 決定的な転機:テザリングにしたら全部成功した
UUP Dumpで失敗。
どうやらサーバーに接続できないらしい。
相棒のChatGPTが言うのには、原因は 「ネットワークの評価システムの誤判定」にあるということ。
最近の日本のプロバイダは IPv6接続が標準になっています。
その際、通信方式が次のような“トンネル型の通信方式”になっていると:
DS-Lite
MAP-E
IPv4 over IPv6
NAT64
MicrosoftのCDNが、
⚠️ 「あれ?この接続、VPNっぽい?」
⚠️ 「匿名化技術っぽい経路だぞ?」
…と 誤検知 します。
これはSoftBank光、OCN、J:COM、au光、楽天ひかりなどで 普通に発生する ものです。
なんですとー?
我々はそんな世界標準から外れたことをやってるのか?
疑いながら、PCをスマホのテザリングに繋いだ瞬間…
マジか!!?????
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UUP Dump → すべてダウンロード成功
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ISO生成 → 完了
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Windows Update → 成功
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遅かったChatGPT → 爆速
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DISM → 正常動作
この時点で、OSや設定の問題ではなくネットワークの問題と確定。
お前か!犯人はーーーー!!!!!
6. 原因:BIGLOBE光のIPv6(DS-Lite)がMicrosoft CDNと相性悪かった
● DS-Lite / IPv4 over IPv6 は
・高速だが
・巨大ファイルのダウンロードが不安定になることがある
・Microsoft CDN に「VPN/匿名回線」と誤判定されることがある
● その結果
Windows Update → 失敗
DISM → 修復コンテンツにアクセスできない
MCT → ISOが落ちない
UUP Dump → CDNに繋がらない
ChatGPT → レスポンスが不安定
→ 原因が1つに全部つながる!
7. 最終的な解決:ISO上書きインストール
テザリングでUUP DumpのISOを作成し、
「個人用ファイルとアプリを保持」して上書きインストール。
(おそらく、これも必要なかったと思われる。最初からテザリングしていればWindowsUpdateは成功していたかも)
その後のWindows Updateも正常に復活し、
すべてのエラーが解消した。
✅ 8. 教訓とまとめ
Windows Update や DISM が直らないとき、
OSが壊れているとは限らない。回線の相性問題の可能性もある。
BIGLOBE光 × IPv6(DS-Lite/MAP-E)は、
Microsoft CDN と相性が悪いことがある。
切り分けの最強手段は「テザリング」。
この記事が同じ状況の人の助けになれば嬉しい。
