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Windows 10 以降の OS で同じ削除の拒否権限を付与しているのにアクセス時に動作が異なる

Last updated at Posted at 2021-08-24

すべてはここに書いている通りなんだけど、備忘として残す

尚、タイトルで Windows 10 に言及したのは 10 でしか確認してないから

GUI から削除の拒否権限を設定した場合と、icacls で削除の拒否権限を設定した場合に動作に差が生じる

今回は GUI と CUI で Everyone に対する削除の拒否権限を追加

c:\Users\local01\Desktop>icacls test_gui
test_gui Everyone:(OI)(CI)(DENY)(D)
         NT AUTHORITY\SYSTEM:(I)(OI)(CI)(F)
         BUILTIN\Administrators:(I)(OI)(CI)(F)
         DESKTOP-U5VG2PL\local01:(I)(OI)(CI)(F)

1 個のファイルが正常に処理されました。0 個のファイルを処理できませんでした

c:\Users\local01\Desktop>icacls test_cui /deny Everyone:(OI)(CI)(D)
処理ファイル: test_cui
1 個のファイルが正常に処理されました。0 個のファイルを処理できませんでした

c:\Users\local01\Desktop>icacls test_cui
test_cui Everyone:(OI)(CI)(DENY)(D)
         NT AUTHORITY\SYSTEM:(I)(OI)(CI)(F)
         BUILTIN\Administrators:(I)(OI)(CI)(F)
         DESKTOP-U5VG2PL\local01:(I)(OI)(CI)(F)

1 個のファイルが正常に処理されました。0 個のファイルを処理できませんでした

どっちも "Everyone:(OI)(CI)(DENY)(D)" になってる

でも CUI からアクセスした場合には拒否になる

ちょっと見にくいけど、右が GUI で設定したほうで正常にアクセスできて、左が CUI で設定したほうでアクセス拒否になる

image.png

この原因は冒頭に記載した技術情報のこれ

– 注意点
icacls コマンドのヘルプでは、"D -削除のアクセス権" と記載されておりますが、下記コマンド例のように、"削除 (DELETE)" の権限を拒否設定する場合に、(D) を使用すると、/deny <ユーザー名> に指定したユーザーが、コマンド実行対象のファイルやフォルダーにアクセスできなくなります。
これは、“(拒否対象の権限)” に (D) を指定することで、"削除 (DELETE)" の権限だけで無く、"同期 (SYNCHRONIZE)" の権限も拒否されることによる動作となります。

なので権限付与するときは (DE) で付与すること

c:\Users\local01\Desktop>icacls test_cui /deny Everyone:(OI)(CI)(DE)
処理ファイル: test_cui
1 個のファイルが正常に処理されました。0 個のファイルを処理できませんでした

c:\Users\local01\Desktop>icacls test_cui
test_cui Everyone:(OI)(CI)(DENY)(D)
         NT AUTHORITY\SYSTEM:(I)(OI)(CI)(F)
         BUILTIN\Administrators:(I)(OI)(CI)(F)
         DESKTOP-U5VG2PL\local01:(I)(OI)(CI)(F)

1 個のファイルが正常に処理されました。0 個のファイルを処理できませんでした

アクセスもちゃんとできる

image.png

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