はじめに
最近、AI が人の代わりに業務を実行する「AIエージェント」というコンセプトをよく目にするようになってきました。
そんな中で、くらう道(牛上さん)の記事
Project Opal ― VDIの延長線にAIエージェント基盤があった!
https://www.cloudou.net/copilot/copilot004/
を読んだことがきっかけで、Microsoft が提供する Project Opal(Frontier)という機能の存在を知りました。
記事を読み進める中で印象的だったのは、
「AI が Windows を操作してタスクを実行する」という点です。
これまでの Copilot は、あくまで “人の作業を支援する存在” というイメージが強かったのですが、Project Opal は、実際にクラウド上の Windows 環境を使って “作業そのものを代行する” という、まったく新しいアプローチを取っています。
「本当にそんなことができるのだろうか?」
「仕組みはどうなっているのか?」
「実際に自分の環境でも試せるのか?」
そういった疑問が湧いてきたため、実際に自分のテナントで検証してみることにしました。
本記事では、Project Opal(Frontier)を利用するために必要なライセンスの整理から、実際のセットアップ手順、そして動作のポイントについて、画面キャプチャとともにまとめています。
これからOpalを試してみたい方の参考になれば幸いです。
公開情報:Project Opal (フロンティア) 概要
https://support.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365-copilot/get-started-with-project-opal-frontier
1. Project Opal の利用に必要なライセンス
Project Opal の導入にあたっては、「Copilot + Intune」というシンプルな要件があります。
この章の整理は、2026/5/30 時点のものです。
今後、Opal が GA される際に、改定される可能性もあります。
1-1. ユーザーライセンス
Project Opal を利用するためのライセンスは、以下の公開情報で明記されてます。
Project Opal : 前提条件
https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/copilot/opal-settings-manage?wt.mc_id=MVP_407731#prerequisites
(上記より抜粋)
- 組織として Microsoft Intune ライセンスを保有していること
- 各ユーザーに Microsoft 365 Copilot ライセンスが割り当てられていること
上記の通り、Project Opal の利用には「Microsoft 365 Copilot」と「Intune」が必須ですが、
実際には利用しているベースライセンスによって、追加で契約すべき内容が変わります。
以下のベースライセンスを契約(試用版も可)したうえで、対象となる Microsoft 365 Copilot ライセンスを契約してください。
注)Microsoft 365 Copilot は、アドオン ライセンス のため、単体では契約できません。
| ベースライセンス | 追加で必要なもの |
|---|---|
| Microsoft 365 E7 | なし(Copilot / Intune を含む) |
| Microsoft 365 E3/ E5 | Microsoft 365 Copilot |
| Microsoft 365 F1 | Microsoft Intune Microsoft 365 Copilot |
| Microsoft 365 Business (Standard / Premium) |
Microsoft 365 Copilot Business |
| Microsoft 365 Business (Basic) |
Microsoft Intune Microsoft 365 Copilot Business |
※補足
Project Opal の利用要件はライセンス SKU に依存するものではなく、
「Microsoft 365 Copilot」と「Intune」が有効であることが本質です。
上記の表は、各ライセンスにおいて不足する要素を整理したものです。
1-2. 従量ライセンス
私が検証した結果、2026/5/30 時点では Windows 365 for Agents の課金設定を行わなくても利用できていますが、これは Frontier(プレビュー)特有の挙動である可能性が高いです。
Project Opal は内部的に Cloud PC を実行基盤として利用しているため、GA(一般提供)後は何らかの形でコストが発生することが想定されます。
ただし、その課金モデルは現時点では公開されておらず、以下のような形に整理される可能性があります:
- Windows 365 for Agents の従量課金として課金される
- Microsoft 365 Copilot のライセンスにバンドルされる
- 一定量までは無料、それを超えると従量課金となる
重要なのは、Project Opal が「ユーザー単位」ではなく「タスク単位」でコンピュートリソースを消費するモデルである点です。
この点において、従来の Windows 365 とは大きく設計思想が異なります。
| 観点 | 従来の Windows 365 | Project Opal |
|---|---|---|
| 割当 | ユーザー単位 | プール単位 |
| 利用タイミング | 常時 | タスク実行時 |
| 利用主体 | 人間 | AIエージェント |
この挙動から、Cloud PC の利用と課金設定は分離されたレイヤーとして扱われている可能性があります。
Windows 365 for Agents の従量課金設定の実施手順については、検証のために、キャプチャを撮ってしまったので、ここでは 記録として残しておきます。
Windows 365 for Agents 従量課金の設定手順について(手順キャプチャは ▼こちら)
公開情報:Windows 365 for Agentsの課金を設定する
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-365/agents/billing-w365a
以上で、Windows 365 Agents の従量課金設定は完了です。
2. 早期アクセスプログラムの開始
Copilot の Preview 機能を利用するためには Frontier 早期アクセスプログラムへの参加が必要です。
Project Opalは、Microsoftが提供するFrontier(早期アクセスプログラム)の一部として提供される機能です。
※本章の作業は GA されると不要となる可能性があります。
以下のサイトで Project Opal のセットアップを実施するまでの導線が説明されています。
➀ Frontier 早期アクセスプログラムの開始
Microsoft 365 管理センター を開きます。
https://admin.cloud.microsoft
左ペインの Copilot から、設定 を開きます。
すべて表示 を選択して、Copilot Frontier を選びます。
Frontier 機能を有効にする のウィンドウが開いたら、すべてのユーザー または 特定のユーザーを指定して 保存 を押します。

一覧に Copilot Frontier が見当たらない場合は、この管理者に対して Microsoft 365 Copilot のライセンスが適用されているかどうかを確認してください。
② Project Opal を組織で有効化
続いて、以下のサイトでは、Opal を始めるための導線が案内されています。
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365-copilot/frontier-it-admins#findfrontiertabs_tab3

- Project Opal (Frontier) を有効にする
- アクセス権を割り当てる
- Opal のセットアップを完了する
1. Project Opal (Frontier) を有効にする
1.Project Opal の機能を利用する許可するグループを事前に作成し、グループのメンバーとして Opal を利用させたいユーザーを追加してください。

2.以下の操作で、Opal にアクセスできるユーザーとして、先ほど作成したグループを割り当てます。

上記の Opal 管理ポータルに移動 のリンク先は、以下のサイトになっています。
https://opal.frontier.microsoft365.com/admin
公開情報:Opal の設定(No.1~4 が該当)
https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/copilot/opal-settings-manage?wt.mc_id=MVP_407731#setting-up-opal
3. Opal の利用開始
前章までで Opal が有効化できました。
以降の手順は、以下のように示されています。
公開情報:Opal の設定(1.初期セットアップ~4.スタート画面を表示する)
https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/copilot/opal-settings-manage?wt.mc_id=MVP_407731#setting-up-opal
本章では、以下の4ステップを画面キャプチャ付きで紹介していきます。
3-1. 初期セットアップ
3-2. クラウド PC のセットアップ
3-3. カスタム指示
3-4. スタート画面を表示する
3-1. 初期セットアップ
1.Opal 管理者ポータル にアクセスします。
https://opal.frontier.microsoft365.com/admin

2.サインインに成功すると、以下の画面になります。これは 利用者向けの画面です。
ここでプロンプトを入力して、利用していく画面になっています。

3.右上の歯車マークを押して、Admin Portal を選択します。

4.権限があれば、以下のように Tenant Storage の処理が完了します。
続けて、Onboard to Windows 365 のフェーズで Run を押します。

同様に Run を押していきます。

同様に Run を押していきます。

同様に Run を押していきます。

3-2. クラウド PC のセットアップ
Opal に必要なクラウド PC のグループを作成します。 クラウド PC の数と、プロビジョニングするリージョンを選択します。 このページにいつでも戻って、クラウド PC のグループを編集できますが、その際に Cloud PC が再作成されるので、プロビジョニングが完了するまでは Opal を利用できません。
※実際の画面は 英語 ですが、内容が判りやすいように ブラウザで和訳しています。
1.地理 と マシンの数 を指定して、プールを作成する を押します。
キャプチャでは 2 になっていますが、私は 最終的には 5 にして運用しています。

2.プールが作成されると、以下のような画面になるため 次 を押して進めます。

公開情報:URL リスト ベースのポリシーのフィルター形式
https://learn.microsoft.com/ja-jp/DeployEdge/edge-learnmmore-url-list-filter%20format?wt.mc_id=MVP_407731
3-3. カスタム指示
Opal に対する システムプロンプトです。
Opal の利用者にとっては見えませんが、組織として共通で AI に指示したい内容をプロンプトとして記載しておきます。私は、空欄のまま 進めました。

3-4.スタート画面を表示する
3-5. オプション
シングルサインオン と カスタム ESP プロファイル を構成するための説明です。
ここでは、何もせずに 仕上げる を押して進めます。

すると、以下の画面に遷移します。
初めは 全てのマシンが使用中です となっており、使えません。

この時に、Intune 管理センター を見ると、以下のように Cloud PC が プロビジョニング中 になっています。

以下のように プロビジョニング済み になれば OK です。私の場合は 40分程度掛かりました。

注意
上記の Cloud PC を削除または調整しないように 公開情報で明記されています。これらのリソースを変更すると、Opal アプリが期待どおりに機能しないか、完全に中断する可能性があります・・とのことです。
4. 利用者:Project Opal の使用方法
本章では、実際に Project Opal がどの程度「自律的に Windows を操作できるのか」を確認するために、簡単な業務シナリオを用いて検証を行います。
1.Opal ポータル(以下の URL)へアクセスします。
https://opal.frontier.microsoft365.com/
公開情報の手順を見ると、Microsoft 365 Copilot の画面に フロンティア のメニューがあり、そこから Opal を選択するように説明されています。
2.以下の画面が表示されるため、Opal への指示をプロンプト欄に入力します。

テスト用プロンプト
# Goal(目的)
connpass 上の勉強会から、自分にとって参加価値の高いイベントを効率的に見つける。
# Context(背景)
Entra ID / GSA / FIDO2 / AVD 関連の技術に関心があり、
コミュニティ活動(connpass)での情報収集や登壇ネタ探しも目的としている。
# Source(情報源)
- https://connpass.com/
- 必要に応じてイベント詳細ページも参照する
# Instructions(指示)
1. connpass から以下条件に合うイベントを検索:
- キーワード:Entra ID / GSA / FIDO2 / AVD
- 開催日:今後30日以内
- 開催形式:オンライン or 東京近郊
2. 各イベントについて以下を抽出:
- イベント名
- 開催日
- URL
- 主催コミュニティ
- 概要(2〜3行要約)
3. 以下の観点で評価を追加:
- 自分との関連性(★1〜5)
- その理由(1行)
- 登壇ネタや学びにつながるポイント(1行)
4. 上記を表形式で整理する
5. 最後に以下を出力:
- 「特におすすめのイベント Top3」
- それぞれの推薦理由(簡潔に)
# Expectations(出力形式)
- Excel 文書として生成
- 見やすい表形式
- 判断しやすい簡潔なコメント付き
- One Drive に保存
3.Start を 選択すると、Opal がプランを生成してジョブの作業を開始します。 Windows 365 Cloud PCにリモート接続が開始されます。

4.以下のように認証の場面で止まってしまいますが、Take control ボタンを押すことで、手動で操作を実施できるようになります。

ポップアップの許可
ブラウザで ポップアップブロック が有効になっている場合は、以下の URL を許可してください。
https://opal.frontier.microsoft365.com:443
注意点
Take control を実施したあと、画面が真っ白なままの場合があります。
その場合は、他の 全画面表示アプリに切り替えてから、戻ると 表示されることがあります。
6.以下のように 通常の VDI 操作と同じように認証操作を行います(パスキーの例)

8.サインインが完了すると、以下のように Copilot が自律的に PC を操作していきます。
自動的に 検索 機能を使いこなしている

3件が引っ掛かりました

プロンプトでは GSA としか指示していないのに、勝手に Global Secure Access というキーワードでも検索をしてくれていました。

One Drive を見ると、資料が作成されています。
私が実際に操作していないにも関わらず、自分が編集したことになっている!

罫線が掛かっていないので、チャット欄で 罫線をかけてください という追加オーダーを実施。ちゃんと AI が手動操作で 罫線を選択しています。

A 列を Auto Fill で自動調整しようとしてますが、タイトルの長さに引っ張られて、うまくいかなくなっている。
上手くいっていないことには気づいているものの、どうしたら良いのか分からなくなっている様子。

ちょっと、指示が良くなかったです。ゴメン。
A列を Auto Fill してしまうと、1行目の長いタイトルの影響を受けてしまうので、Auto を使わずに、手動で列の長さを決めた方が良いと思います。

プロンプトのみで 期待値に持っていくのが難しい💦
最後は、Take control で介入して 手動で修正し、再度 Opal に制御を戻しました。

サインアウトして終了しました。右上の Stop を押して終了します。

今回の記事では、プロンプトで Cloud PC 上の操作を制御できることが判ったので、ここをゴールにしたいと思います。
注意
処理を終了(キャンセルの場合も)すると、Cloud PC は 再度 プロビジョニング されて まっさらな ものが用意されるみたいです。
この再プロビジョニングには、40 分程度掛かります。用意した Cloud PC が すべてプロビジョニング中になってしまうと、Opal による処理ができなくなるので、注意が必要です。
※これがあったので、私は プールの数を 5 に増やしました。
気づいた点
画面の右上には、Action log というメニューがあります。

以下のように 操作内容と画面キャプチャが 時系列に並んでおり、遡って確認もできます。

画面の下段には、以下のようなバーがあり、まさに ライブ配信を見ながら 自由に巻き戻して見ることができるようになっています。

所感
指示通りに、EXCEL を起動して まさに人間のように資料を作るシーンは、愛着が持てるのですが、ここまでくると 成果物については、Opal に任せるよりも、Copilot Cowork を立ち上げて資料を作ってもらった方が良い気がします。現時点では動作もまだまだ緩慢であり、実運用での活用には用途の見極めが重要だと感じました。
そのため、情報収集は Opal に任せて、その結果をもとに、ドキュメントを作るための 元データとプロンプトを生成するまでとし、その結果を用いて、Cloud PC 上の Cowork を使って資料を完成させる・・というオーケストレーションの指示を Opal に担ってもらうと良いのかなと思ったりしました(今後の研究課題です)
成果物が弱点ということが判ったので、Opal の得意分野としては、「操作そのものが価値になる業務(予約の実行や クローズド環境の情報取得など)」は、Opalとの相性が良いと感じました。
これは、単なる自動化ツールではなく、「ユーザー権限で実際に操作を代行するエージェント」であることを強く実感したポイントでした。
成果物を Copilot (Claude) に任せるプロンプト (2026/5/31 追記)
Opal にて、画面系のテストを実施してもらい、結果をレポートしてもらうというシナリオで、以下のように Opal にテストを実施させて、結果レポートは Claude に任せるという流れを実施しましたが、うまくいきました。得意分野で連携させる方法が良さそうです。
Opal が Web版の Copilot を起動したあと、手動で Opus(Claude) に切り替えてからプロンプトを投げている場面も見られました。
あなたは、〇〇 に関する動作確認のテスターです。
〇〇が適切に機能しているのかどうかをテストしてください。
テスト手順 と レポート方法は、以下に従ってください。
# テスト手順
~中略~
# レポート方法
テストした結果は、markdown形式にしてください。
そして、以下のプロンプトを Microsoft 365 Copilot のプロンプトとして投稿し、Copilot(Claude)によってパワーポイントの資料を生成させてください。
プロンプト「以下のMarkdownをもとに、PowerPointプレゼンテーションを作成してください。
スライド構成は各テスト項目を1スライドずつとし、
結果に応じて✅または❌のアイコン、テスト概要、判定理由を含めてください。」
考察:Opal がカバーする領域とは
Cowork との違い
最近では、Copilot Cowork のように PC 上で自律的に処理を進める仕組みも進化してきています。
例えば、PC 上から参照できる Web サイトや、組織内のドキュメントを対象とする場合は、
それらに直接アクセスできるエージェントの方が効率的なケースも多いでしょう。
また、外部サービスに対して API や MCP などのインターフェースが提供されている場合は、Copilot Studio のように構造化された方法で操作する方が、安定性や制御性の観点から優れています。
その一方で、Project Opal が価値を発揮する可能性があるのは、こうした仕組みではカバーしきれない領域です。
例えば、
- API が提供されていないサービス
- 組織内で閉じたポータルサイト
- 会員制サービス内のオペレーション(旅行サイトで予約を取るなど)
- 人が操作しなければ取得できない形式のデータ
これまでは人の操作に依存していたこうした領域に対して、Opal は「Windows 環境を実際に操作する」というアプローチで対応できる可能性があります。
つまり、Opal は既存のエージェントやシステムを置き換えるものではなく、
「これまで自動化が難しかった領域を補完する存在」として位置づけるのが適切だと考えています。
こうした特性から、Project Opal は従来の自動化手法では対応できなかった領域に対する新しい選択肢となり得ると考えられます。
特に、「API化されていない業務」や「人が画面操作で対応している領域」に対して、
現実的な自動化手段を提供し得る点は、従来の仕組みにはない大きな特徴だと感じました。
RPA との違いについて
ここまで読んで、「RPA と何が違うのか?」と感じた方もいるかもしれません。
RPA は、あらかじめ定義された手順に従って、アプリケーション操作を自動化する仕組みです。
そのため、操作フローが明確であり、例外の少ない業務においては非常に有効です。
一方で、Project Opal は、大まかな目的を与えることで、タスクの実行計画を生成し、状況に応じて処理を進めていく点が大きく異なります。
例えば以下のような違いがあります:
-
RPA:事前に定義したシナリオを正確に繰り返す
-
Opal:目的に応じて実行手順を動的に生成する
-
RPA:想定外の画面変更やエラーに弱い
-
Opal:状況に応じて判断しながら進めることができる(※ただし完全ではない)
-
RPA:業務の自動化
-
Opal:タスクの代行(エージェントによる実行)
このように、Opal は RPA を置き換えるものというよりは、
「RPA では扱いにくかった非構造的な業務や例外の多い業務」に対応できる可能性を持った仕組みと捉えることができます。
まとめ
「本当に AI が Windows を自律的に操作するのか?」という点についてですが、
実際に検証した結果、Cloud PC 上でエージェントがタスクを実行していく様子を確認することができました。
従来の Copilot のような支援型とは異なり、「作業そのものを代行する」という体験を実際に目にすることができた点は非常に印象的でした。
ポイント
- Project Opal は Frontier の一機能として提供される
- Project Opal は 内部的に Windows 365 for Agents を実行基盤として利用する
- ただし、Frontier(プレビュー)時点では従量課金の設定を行わなくても利用可能なケースがある
- Cloud PCはユーザー用ではなく、エージェント実行用として動的に割り当てられる
Project Opal は単なる Copilot 拡張ではなく、「AI エージェントがタスク実行時に一時的に利用するコンピュート基盤」を含む仕組みです。
Cloud PC においても、従来の「ユーザーにリソースを割り当てるモデル」から、「タスクごとに実行環境を払い出すモデル」へのシフトを示しており、今後のエンタープライズ IT のコンピュート利用の在り方に大きな影響を与える可能性があります。
本記事で示したように、Opal は単体で完結するものではなく、他のエージェントやツールと組み合わせて利用することを前提とした設計が重要になると考えられます。今回の検証から、Opalは「万能な自動化ツール」ではなく、「適切な役割を与えて活用するエージェント」であることが明確になりました。
今後、課金モデルや制御性の進化とともに、このような「実行型エージェント」がどのようにエンタープライズ環境に組み込まれていくのか、引き続き注目していきたいと思います。

























