要旨
2021年4月、OCIの全リージョンでIPv6が利用可能になった当時 [1]、インスタンス作成後、VNICにIPv6アドレスを割り当てる設定を別途行う必要があった [2]。2023年9月のアップデートでは、インスタンス作成時にIPv6アドレスを与えることが可能になった。
手順
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IPv6に対応したVCN (Virtual Cloud Network)、およびサブネットを作成した [2]
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インスタンス作成ウィザードのプライマリVNICの設定画面で「サブネット接頭辞からIPv6アドレスを割り当てます」にチェックを付けて(下図1枚目)、Oracle Linux 8イメージでインスタンスを作成した(下図2枚目; コンソール画面でIPv6アドレスが割り当たっていることが確認できる)
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ipコマンドでOS側からインターフェースの設定を確認した(コードブロック内の★)。OSのインターフェースはDHCPv6で自動設定されるが、dhclientコマンドを実行し即時割り当ても可能 [3]
bash
[opc@vm-wait4ipv6 ~]$ ip a
1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1000
(中略)
2: ens3: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 9000 qdisc pfifo_fast state UP group default qlen 1000
link/ether xx:xx:xx:xx:xx:xx brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
altname enp0s3
inet 10.0.0.xx/24 brd 10.0.0.255 scope global dynamic ens3
valid_lft 86391sec preferred_lft 86391sec
★inet6 xxxx:xxxx:xxxx::xxxx:xxxx:f56e/128 scope global dynamic noprefixroute
valid_lft 89992sec preferred_lft 86392sec
inet6 fe80:xxxx::xxxx:xxxx/64 scope link
valid_lft forever preferred_lft forever