はじめに
Amazon RDS for Db2は、AWS上で提供されるフルマネージドのDb2です。2023年11月から提供開始されています。
RDS for Db2は、フルマネージドのSaaSであるため、OS層へのアクセスはできません。
しかし、Db2には、システムの環境情報等をSQLで取得できる表関数やルーチンがあります。
それらをRDS for Db2に対して実行した際に、どのような情報を見ることができるのかを試してみました。
使用したのは、RDS for Db2として一番小さな環境です。
・t3.small:2 vCPU、2GiBメモリー
Db2 11.5の環境ルーチンおよびビュー
(参考) Db2 V11.5 環境ルーチンおよびビュー
https://www.ibm.com/docs/ja/db2/11.5?topic=views-environment-routines
このグループのルーチンとビューは、データベース環境に関する情報の取得のために使用することができます。
DBeaverからRDS for Db2への接続
DBeaverからRDS for Db2に接続して、Db2の上記の環境ルーチンやビューのSQLを実行してみます。
DBeaverからRDS for Db2への接続設定はこちらを参照ください。
例1) ENV_SYS_INFO 管理ビュー - システムに関する情報の検索
Db2のENV_SYS_INFO 管理ビューは、システムについての情報を戻します。
SELECT
OS_NAME, -- オペレーティング・システムの名前
OS_VERSION, -- オペレーティング・システムのバージョン番号
OS_RELEASE, -- オペレーティング・システムのリリース番号
TOTAL_CPUS, -- このホストでのプロセッサーの数
CONFIGURED_CPUS, -- システム上の構成済み物理 CPU の数
TOTAL_MEMORY -- システム上のメモリーの合計量 (MB 単位)
from SYSIBMADM.ENV_SYS_INFO;
OS:Linux
CPU数:2
メモリー:1937 (約 1.9GiB?)
等が出力されました!
例2) ENV_INST_INFO 管理ビュー-現行インスタンスに関する情報の検索
Db2のENV_INST_INFO 管理ビューは、現行インスタンスに関する情報を戻します。
SELECT
INST_NAME, -- 現在のインスタンスの名前
SERVICE_LEVEL, -- db2level コマンドによって返されるサービス・レベル。例: Db2® v11.5.9 など
BLD_LEVEL, -- db2level コマンドによって戻される、ビルド・レベル
FIXPACK_NUM -- db2level コマンドによって戻される、フィックスパック番号
from SYSIBMADM.ENV_INST_INFO;
Db2のサービスレベル:11.5.9
等が出力されました!(期待通り)
例3) ENV_PROD_INFO 管理ビュー - インストール済みのデータベース製品に関する情報の検索
Db2のENV_PROD_INFO 管理ビューは、インストール済みのデータベース製品についての情報を戻します。
SELECT * FROM SYSIBMADM.ENV_PROD_INFO;
Db2 Standard Edition:Yということで、
Db2 Standard Editionが導入されていることが表示されました!(期待通り)
まとめ
- 環境ルーチンやビューで情報をえるためには十分な権限を持ったユーザーで実行する必要があります。
- RDS for Db2のようなフル・マネージドのDb2でも 環境ルーチンやビューを使用して環境情報を取得することができます。
(参考) Db2 V11.5 環境ルーチンおよびビュー
https://www.ibm.com/docs/ja/db2/11.5?topic=views-environment-routines - 現時点(2026年4月)でRDS for Db2はDb2 V11.5ベースですが、今後 RDS for Db2がDb2 V12.1になったら、また表関数などを試してみたいと思います。





