WSL2上のUbuntu 22.04にNode.jsのバージョン20、Node.jsのパッケージマネージャーであるYarnをインストールする手順を説明します。Node.jsのバージョン管理にはnvm
(Node Version Manager)を使用し、特定のバージョンを簡単に切り替えられるようにします。
前提条件
- Windows 10 または 11 がインストールされていること。
- WSL2が有効になっており、Ubuntu 22.04がインストールされていること。
手順1: WSL2とUbuntuの準備
Windows上でWSL2が有効化されているか確認し、Ubuntu 22.04をインストールします。これはMicrosoftの公式ドキュメントに従って行えます。
手順2: 必要なパッケージのインストール
Ubuntuを起動し、次のコマンドを実行して必要なパッケージをインストールします。
sudo apt update && sudo apt install curl build-essential
これにより、curl
やビルドに必要な基本的な開発ツールがインストールされます。
手順3: NVMのインストール
nvm
をインストールすることで、複数のNode.jsバージョンを管理できます。以下のコマンドを実行してnvm
をインストールします。
curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.39.1/install.sh | bash
インストール後、ターミナルを閉じて再開するか、次のコマンドを実行してnvm
コマンドを有効にします。
export NVM_DIR="$([ -z "${XDG_CONFIG_HOME-}" ] && printf %s "${HOME}/.nvm" || printf %s "${XDG_CONFIG_HOME}/nvm")"
[ -s "$NVM_DIR/nvm.sh" ] && \. "$NVM_DIR/nvm.sh" # This loads nvm
手順4: Node.jsのインストール
次に、nvm
を使ってNode.jsのバージョン20をインストールします。
nvm install 20
nvm use 20
手順5: Yarnのインストール
Node.jsがインストールされたら、次にYarnをインストールします。Yarnの公式指示に従い、次のコマンドを使用します。
npm install --global yarn
このコマンドは、npmを使ってYarnをグローバルにインストールします。
手順6: インストールの確認
Node.jsとYarnが正しくインストールされたかを確認します。次のコマンドを実行してバージョンを確認します。
node -v
yarn -v
Node.jsがv20.x.x
、Yarnが1.x.x
または2.x.x
と表示されれば、インストールは成功しています。
以上で、WSL2のUbuntu 22.04環境にNode.jsとYarnをインストールする手順は完了です。これにより、効率的な開発環境が整いました。これでNode.jsやYarnを使ったプロジェクトの開発がスムーズに行えるようになります。