はじめに
以下の記事で触れましたが、MシリーズMacはイレギュラーなインストールが必要なツールが多く、RもIntel Macとは多少異なります。
※事前に上の記事を参考にHomebrewをインストールしておいてください
本記事では、Rに加えて以下のライブラリをM1 Macにインストールする方法を解説します。
- Tidyverse: データ分析用パッケージ詰め合わせ
- Stan: ベイズ統計モデリングで使用
R開発環境の構築
まずはRでの開発環境を構築します。
Rのインストール
基本的には以下のコマンドでHomebrewからインストールできます
brew install --cask r
※Brewを使わずインストールしたい場合




ダウンロードしたインストーラを開くと以下のような画面が出て来るので、指示に従いインストールを進めます

R Studioのインストール
基本的には以下のコマンドでHomebrewからインストールできます
brew install --cask rstudio
※Brewを使わずインストールしたい場合


※Intel Macと共通のインストールファイルです

ダウンロードしたインストールファイルを開き、「RStudio」のアイコンをApplicationsにドラッグ&ドロップします

プロジェクト作成
tidyverseをインストール
tidyverseとは、ggplot2等のデータ分析用パッケージの盛り合わせで、有用なツールを一括インストールできるので便利です。
R StudioのFile → New File → New ScriptでRスクリプトを作成し、以下のコードを記載します
install.packages("tidyverse")
上記をR Studio上のRunボタンで実行すれば、tidyverseがインストールされます。
ggplot2動作確認
動作確認として、tidyverseに含まれるggplot2ライブラリで、組み込みのirisデータセットを可視化してみましょう
library(ggplot2)
ggplot(data=iris, mapping=aes(x=Sepal.Length)) +
geom_histogram(alpha=0.5, bins=20) +
labs(title="ヒストグラム")
- 実行結果
Stanのインストール
その他の関連ライブラリインストール
以下のライブラリのインストールは任意ですが、こちらの書籍で使用されており、インストールするとStanによる分析が捗るかと思います
ggfortify
Stanで生成したMCMCサンプルのトレースプロット描画に仕様するggfortifyライブラリをインストールします
install.packages("ggfortify")
brms
brmsはBayesian Regression Models using 'Stan'の略で、Stanによるベイズ統計モデリングをより短いコードで実現できるラッパーツールです。
install.packages("brms")




