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すばやくOpenShiftを使うためのSandbox利用手順

Last updated at Posted at 2022-03-08

はじめに

RedHatのサンドボックスでOpenShiftを触ったので覚書です。
kubernetesの基礎知識はあった方がスムーズかと思います。
こちらの学習を始めた時の私のkubernetesの学習状況は、こちら
本当に基礎ですが、PodやRoute、createとapplyの違いなどはkubernetesの情報をもとに進めました。
サンドボックスは無料ですぐにOpenShiftが使い始められる環境です。利用期限あり。
image.png
サンドボックスの詳細は、こちら

RedHatアカウント登録

まずは、以下URLからRedHatアカウントを作成します。
https://developers.redhat.com/about

Sandboxの利用を開始

期間の制限はありますが、無料の使用が可能です。
ここでは開発者サンドボックス(利用期間30日)を利用します。

  1. 以下URLにアクセスし、「無料トライアルを始める」を押下
    https://www.redhat.com/ja/technologies/cloud-computing/openshift/get-started

  2. 開発者サンドボックスの「無料トライアルを始める」を押下

  3. 以下の画面にて「Get started in the Sandbox」タブの「Launch your Developer Sandbox for Red Hat OpenShift」を押下
    image.png

  4. 電話番号を「81」「9011112222」の形式で入力して認証します。(090-1111-2222の電話番号の場合)

  5. webコンソールが開きます。

CLIツールのインストール

ツールはバージョンごとに細かく分かれているのでまずはwebコンソールでバージョンを確認します。

  1. 左ペインの上部が「Administrator」になっていることを確認し、「管理」-「クラスター設定」を押下
    image.png

  2. 現在のクラスターに表示されている数字がバージョンです。
    image.png

  3. 以下URLにアクセスし、先ほど確認したOpenShiftのバージョンに合致するリンクを押下し、ホスト端末の環境に該当するインストーラーをDL
    https://mirror.openshift.com/pub/openshift-v4/clients/ocp/

  4. DLしたインストーラーを使って端末にインストール

  5. ターミナルを開き以下コマンドでバージョンが確認できればインストール成功

> oc version

CLIツールのログイン

  1. webコンソールにアクセスし、右上のユーザ名から「ログインコマンドのコピー」を押下
  2. DevSendBoxを押下
  3. Deploy Tokenを押下
  4. Log In with this tokenに表示されたコマンドをコピーしてターミナルで実行するとログインできます
> oc login --token=XXXXXXXXXXXXXXXXX --server=https://api.sandbox.x8i5.p1.openshiftapps.com:6443
Logged into "https://api.sandbox.x8i5.p1.openshiftapps.com:6443" as "ユーザ名" using the token provided.

プロジェクト作成

webコンソールやCLI(oc new-project my-project)で作成することができますが、
Sandboxでは、新規にプロジェクトを作成することができないため、すでに用意されているプロジェクトを利用します。

webコンソールからアプリを作成してみる

地図が表示できるwebアプリをデプロイします。

  1. webコンソールにログインし、左ペインで「Developer」を選択

  2. 左ペインから「追加」を押下

  3. 追加できるリソースが表示されます。ここではDocker Hub ImageのPodを追加してみます。「コンテナ-イメージ」を押下

  4. 以下の情報を入力し、「作成」を押下
      外部レジストリーからのイメージ名:docker.io/openshiftroadshow/parksmap-katacoda:1.2.0
      名前:任意

  5. TOP画面に戻りPodが作成されているのを確認(真ん中のものがPod)
    image.png

  6. Podを押下すると表示される以下の画面の「^」でPod数を増加できます。逆は減らせます。
    image.png
    この数値は、Podのあるべき姿なので、2と定義して起動しているものを1つ削除した場合、自動的に追加のPodが起動して2になるようになります。

  7. このイメージはすでに「Route」が定義されているため丸の右上のリンクマークを押下するとアプリが確認できます。(地図のアプリです)
    image.png

CLIからアプリを作成してみる

Jenkinsでパイプライン構築を行ってみます。
こちらの手順は、こちらのブログを参考にしています。

  1. ターミナルにて以下コマンドでテンプレートの確認。
> oc get templates -n openshift
  1. ターミナルにて以下コマンドでアプリケーションを作成。今回は表示されたテンプレートの中からJenkinsを選択。
> oc new-app jenkins-ephemeral

3.yamlからPodを作成

> oc create -f https://raw.githubusercontent.com/openshift/origin/master/examples/jenkins/pipeline/nodejs-sample-pipeline.yaml

4.JenkinsPiplineをビルドします。

> oc start-build nodejs-sample-pipeline

5.Routeの確認

>oc get routes
NAME                        HOST/PORT                                                                         PATH   SERVICES                    PORT       TERMINATION     WILDCARD
jenkins                     jenkins-yuko-kanai-dev.apps.sandbox.x8i5.p1.openshiftapps.com                            jenkins                     <all>      edge/Redirect   None
nodejs-postgresql-example   nodejs-postgresql-example-yuko-kanai-dev.apps.sandbox.x8i5.p1.openshiftapps.com          nodejs-postgresql-example   <all>                      None

6.Routeで確認したjenkinsのURL(jenkins-yuko-kanai-dev.apps.sandbox.x8i5.p1.openshiftapps.com)へアクセスするとJenkinsを確認
nodejs-postgresql-exampleのURLは、サンプルのCRUDアプリへ接続します。

その他のコマンド

yamlの適用(createで使ったyamlからの変更なども)

> oc apply -f pod.yaml

そのほか

おわりに

前段にKubernetesの学習をしていたこともあり、Pod、Routeなどの意味は分かっていましたが、Kubernetesとの違いがあまり分かっていないため学習を進めたいです。
アプリケーションとして追加できる対象はバリエーションが多く、自身の開発状況にあったものを選べないか見てみようと思います。
image.png

ありがとうございました。

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