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OCIで無料のKUSANAGI 9イメージを利用してWordPressを始めてみた。

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WordPress (ワードプレス) は、個人ブログから大規模なニュースサイトまで作ることができるオープンソースのソフトウェアで、Web 上の43%のサイトが WordPress を使っています。

Oracle Cloud Marketplaceでは、WordPressのイメージが無料で提供されていて、今回はKUSANAGI 9イメージを利用してWordPressを立ち上げてみました。

Kusanagi 9はCentOS Stream/AlmaLinux OSをベースとした超高速CMS実行環境「KUSANAGI」の最新版です。

■Kusanagiのサイトから全体の作成方法が参考できます。
https://kusanagi.tokyo/

■目次
1.WordPressのインスタンス作成
2.Kusanagiの初期設定
3.Kusanagiのプロビジョニング
4.WordPressのインストール

1.WordPressのインスタンス作成

OCIコンソールにログインしCompute Instanceを作成します。

「イメージとシェイプ」の「イメージの変更」をクリックし、Marketplaceから「KUSANAGI 9 for Oracle Cloud」を選択します。
image.png

インスタンスのイメージがKUSANAGI 9になっていることを確認します。
image.png

「ネットワーキング」は事前に作成したVCNを選択し、他の項目はデフォルトのままにします。
image.png

「イングレス・ルールを追加」では下記のように設定します。
image.png

「SSHキーの追加」を行います。
事前キーペアの作成:Windows コマンドプロンプトで下記のコマンドで作成。
         ssh-keygen -t rsa -b 2048

作成されたキーペアのPublic keyをアップロードします。
image.png

「インスタンス作成」ボタンを押下してインスタンスを作成します。

2.Kusanagiの初期設定

Kusanagiの初期設定をするためにRLogin等のツールでサーバに接続します。

作成されたCompute InstanceのパブリックIPアドレスでホストを設定、「SSH認証鍵」に事前作成したキーペアのPrivate Keyをセットします。
OCIのログインユーザ名は「opc」になります。

<注意点>:作られたサーバのsshの認証がsha2になっているため、ターミナルソフトからアクセスする時は、それに合わせて「sha2-256」を選択する必要があります。
image.png

「OK」ボタンを押して接続すると、以下の画面が表示されます。
image.png

初期設定には専用の「KUSANAGIコマンド」を使用します。
①root ユーザーへ切り替えます。
②CentOS Stream 8/AlmaLinux OS 8やKUSANAGIシステムのアップデートを dnf を利用して行います。
image.png
アップデートが完了したら、サーバを再起動します。
image.png
③下記のコマンドで初期設定の実行を行います。
 ・kusanagi init
 ・--passwd : ユーザー kusanagi のパスワード
 ・--phrese : SSHユーザ鍵のパスフレーズ (--nophrese は空文字列)
 ・--dbrootpass : MySQLのrootパスワード
 ・--nginx123 : 起動するWebサーバ
 ・--php80 : 使用するPHPのバージョン
 ・--mariadb10.5 : 使用するMariaDBのバージョン
image.png
④コマンドを実行して初期設定を完了します。

詳しくは下記のサイトを参考にして下さい。
https://kusanagi.tokyo/kusanagi9/document/kusanagi-init/

3.Kusanagiのプロビジョニング

次は、KUSANAGIでWordPress などを使用するためのプロファイルを作成します。

下記のコマンドでプロビジョニングを行います。
 ・kusanagi provision
 ・--wp : WordPress をプロビジョニング
 ・--wplang : WordPressの言語選択 (ja:日本語)
 ・--fqdn: 作成するプロファイルで使用するホスト名
 ・--email : 指定したホスト名に対応するLet’s EncryptのSSL証明書を発行 (--noemail:使用しない)
 ・--dbname : データベース名を設定
 ・--dbuser : 作成したデータベースのユーザー名を設定
 ・--dbpass : データベースのユーザーのパスワードを設定
 ・"任意のプロファイル名"
image.png

詳しくは下記のサイトを参考にして下さい。
https://kusanagi.tokyo/kusanagi9/document/kusanagi-provision/

4.WordPressのインストール

ブラウザから仮想マシンにアクセスし、WordPressのインストールを開始します。

①ブラウザから作成したCompute InstanceのパブリックIPアドレスで仮想マシンにアクセスすると、下記の画面が表示されます。
必要な情報を記入して「WordPressをインストール」ボタンを押します。
image.png
②インストールの成功後、「ログイン」ボタンを押して、管理画面へログインします。
ユーザー名とパスワードは①で記入した内容になります。
image.png
ログインすると下記の画面が表示されます。
image.png
③最後にトップページの表示を確認します。
image.png

詳しくは下記のサイトを参考にして下さい。
https://kusanagi.tokyo/kusanagi9/document/wp-install/

以上で無事OCI上にKUSANAGI 9イメージを利用してWordPressを作成できました。

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