はじめに

openflowに興味があり、tremaを触ってみようと思いましたが、環境構築に手間取ってしまったので、備忘録です。

目次

1.VirtualVoxを使って環境構築
2.openvswitchをインストール
3.必要なもののインストール
4.Hello,Trema!をやってみる

1.VirtualVoxを使って環境構築

準備

ubuntu-20.04.2.0-desktop-amd64.isoファイルを使って仮想環境の構築をします。このファイルは公式サイトにあります。

メモリ	HDD
1GB	15GB

アダプター	ネットワーク
アダプター1	NAT
アダプター2	内部ネットワーク
アダプター3	内部ネットワーク
アダプター4	内部ネットワーク
vmのネットワークは上記の表のように後で拡張しやすいように設定しました。

インストール

user: openflow
passward: openflow
※日本語の設定にしました。

2.openvswitchをインストール

NATでWANに繋がっているかを確認します。

$ping 8.8.8.8

もしつながっていなければ、

$sudo nmtui

から接続をアクティベートするを選びenter。
　　　　　　　　　↓
Ethernet(enp0s3)を選びenter。
そして戻る→終了の手順をするとWANに繋がります。

openvswitchをインストール

$sudo apt-get install openvswitch-switch

ついでに起動もしましょう!

$sudo systemctl start openvswitch-switch

3.必要なもののインストール

$sudo apt-get install -y  gcc  ruby ruby-dev libpcap-dev rubygems
$sudo gem install trema

tremaのバージョン: 0.10.1
rubyのバージョン : 2.7.0p0

4.Hello,Trema!をやってみる

こちらのサイトのhello_tremaをやっていこうと思います。

$mkdir -p hello_trema/lib
$cd hello_trema

この中にファイル追加します。

lib/hello_trema.rb

# Hello World!
class HelloTrema < Trema::Controller
  def start(_args)
    logger.info 'Trema started.'
  end

  def switch_ready(datapath_id)
    logger.info "Hello #{datapath_id.to_hex}!"
  end
end

trema.conf

vswitch { datapath_id 0xabc }

そしてすでにtremaはインストールされているので、実行してみます。

$trema run ./lib/hello_trema.rb -c trema.conf
Trema started.
Hello, 0xabc!

正しく実行されていることが確認できます。

私は、tremaをインストールするのに苦労したので、openflowをtremaでやりたい方は参考にしていただければ幸いです。

参考にしたサイト

https://yasuhito.github.io/trema-book/
https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1306/11/news004.html