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知らないと損!Power Automate Desktopでログインとファイル移動を無料で自動化!

Last updated at Posted at 2021-08-16

##面倒な請求書発行システムへのログインを自動化
毎月26日に請求明細のダウンロード業務があるのですが、そのサイトのログインが
とにかく面倒くさい。(IDが32桁もあり、入力箇所が4か所に分かれていてコピペも面倒)
今回は、「webレコーダー機能」で誰でも手軽にフローが作成できる
Power Automate Desktop(以下PAD)を使ってログイン~明細のダウンロードまでを自動化してみたところ2分程度の作業が、ボタンひとつで約50秒に短縮できました(感動)

実行させたら放置でよいので、その間は別の業務に取り掛かる事ができて効率UPになりました。
ログインの自動化はRPAの初歩的な設定だと思いますが、こんなに便利になるとは。他の事も小さな事から自動化していって、さらには各自が自由に使いこなせたらスピードアップ&楽ができるようになりますね。
まずは、無料版のPADを使って「デジタルコワイ勢」の人達の壁を崩す足掛かりにしたいです。

##使用ツール
Power Automate Desktop(無料)
Microsoft Edge
##事前準備
今回はMicrosoft Edgeを使用するため、事前に拡張機能のインストールを実施します。
手順は下記のサイトを参考にしました。
Power Automateサポートhttps://support.asahi-robo.jp/tutorial/power-automate-desktop/beginner/web-recorder

##実装内容
今回私が使ったのはPADの「Webレコーダー」という機能。
PC上で自分が操作した通りに記憶してくれるので、アクション機能を理解していない初心者でも簡単に設定できます。
◆PADのフロー全体図
フロー全体.png

##ステップ1:システムへのログインをwebフローで生成
①PADを起動して「+新しいフロー」をクリックし、任意のフロー名をつけて作成
②上のバーにある「webレコーダー」をクリック
③使用するwebブラウザーインスタンスを指定という画面が出てくるので
 任意のブラウザーを選んで次へ(今回はMicrosft Edge)
④Webレコーダーがポップアップで立ち上がるので、左上の「●レコード」を押して記録スタート
 自分のやりたい作業を進め、終わったら終了ボタンをクリックする
⑤アクションフローが自動で生成されているので、「▷実行」をクリックして動作確認する

##ステップ2:ダウンロードしたファイルを任意のフォルダーへ移動
①アクションメニューのループから「For each」を選び、自動生成されたアクションの一番下へドラッグ&ドロップする
②「For each」の編集で、パラメータ選択の{x}をクリックし「Files」を選択して保存
③アクションメニューのファイルから「ファイルの移動」を選び、For eachとEndの間にドラッグ&ドロップする
④「ファイルの移動」の編集で、パラメータの{x}をクリックし「Currentitem」、宛先フォルダーに任意のフォルダーを選び保存

##制作を終えて
私も含めて、周囲はまだまだデジタル技術に明るくない従業員が多いですが
ぜひ自分で触ってみて欲しいツールだと思います。
「難しい」「私にはわからないから」という壁はなかなかに高いので
推し引きを考えながら徐々に堀を固めていきたいと思います。

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