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ActiveStorageのファイルをアップロードするタイミングについて

Last updated at Posted at 2019-02-27

ActiveStorageを使うにあたって、アップロードできたかどうかを調べるために、アップロードをどの処理で実施しているか調べたので、覚書として。(アップロードできたかどうかについては、これから改めて調査)

アプリケーションコードに近い方から遠い方へ順に追っていきます。

前提条件

  • activestorage のバージョンは5.2.2を使用する
  • 属性の定義に has_one_attached を使用する
  • attachするファイルはHTMLからアップロードしたファイルを使用する
  • ファイル保存サービスはローカル(S3やGCSではない)を使用する

ActiveStorage::Attached::Macros

ActiveRecord::Baseを継承するモデルクラス内に定義したhas_one_attachedの属性に対して、値が代入された時にattachメソッドを実行します。

ActiveStorage::Attached::One

ActiveStorage::Attached::One.attach メソッドが create_blob_from を実行します。

ActiveStorage::Attached

ActiveStorage::Attached. create_blob_from メソッドで、attachableのクラスによって処理を分けています。
今回はアップロードされたファイルを属性に指定したので、
ActiveStorage::Blob.create_after_upload! を実行します。

ActiveStorage::Blob

ActiveStorage::Blob.create_after_upload!ActiveStorage::Blob.build_after_upload を実行します。

ActiveStorage::Blob.build_after_uploadActiveStorage::Blobnewして、upload を実行します。

ActiveStorage::Blob#uploadserviceインスタンスのuploadを実行します。
このserviceは、公式ガイドのセットアップで service に指定した DiskS3ActiveStorage::Service::DiskServiceActiveStorage::Service::S3Serviceをnewしたインスタンスが格納されています。

今回はローカルディスクを保存サービスに指定しているので、ActiveStorage::Service::DiskServiceuploadを実行します。

ActiveStorage::Service::DiskService

ActiveStorage::Service::DiskService.uploadIO.copy_stream でファイルを Rails.root/storage/にコピーして、アップロード処理が終わります。

instrument のブロックで囲まれていますが、これは ActiveSupport::Notifications.instrument をラップするためのメソッドです。
ログを見ると、

logs/development.log
Disk Storage (31.0ms) Uploaded file to key: fH4PhWtse6qwM6hBqsoqqmtz (checksum: ci+Mp/YmvV385qYcTJnlgg==)

こんな感じのログが、アップロードファイルを属性に代入、またはattachの処理あたりで流れてくると思います。

感想

調べ終わってから記事を書いたので思考とは逆順になっています。

調べ始める前は、モデルクラスをsaveするタイミングでupload的なメソッドをアプリケーションコードに近いところで実行していると予想していたので、attachがそれに相当すると気づくまで時間がかかりました。
saveに合わせてファイルを保存するようにしたい場合は、直接属性に代入するのではなく、after_saveかそれに近いタイミングでattachしてあげると良さそうです。

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