就活初めてから76日
昨年の11月からテックキャンプに通い、1月に卒業後、オリジナルアプリとポートフォリオサイトを作成。
2月末から転職活動スタートし、ようやく希望の企業から内定をいただくことができました。
地方都市になりますが、憧れの自社開発企業(PHP、JavaScript、AWSなどなど)です。
一時は諦めようかと思っていましたが本当に良かった・・・うっうっ
就活では色々ありました。
面接に呼ばれて行ったら「年齢がちょっとね」と言われたり
(文句言いたいだけならわざわざ呼ぶな。いじめか?
役員面接までいったのにわけのわからない質問をされ重苦しい空気になったり
(答えたらそれ〜〜だよね?と、かぶせられてしつこく聞いてくる。なんなの?
「あなただったら20歳と30歳が同時に応募してきたらどっち取る?」とか言われたり
(スペックがわからない相手と比べられても困る。俺はあなたのストレス解消道具ではないぞ?
エンジニア職で応募したのにzoom面談したら「PCセットアップどっすか?」と言われたり
(募集職種で使えなそうだから適当な仕事に当て込め的なの傷つく。やめて?
とにかく社会の厳しさとか世知辛さ、理不尽さを再確認しました。
エンジニアという職種が特殊なのかもしれませんが年齢フィルターをくらいっぱなしの就活だったように思います。
作ったものは?
巷で話題のRailsでCircleCI/CD使ってDocker使ってAWSで・・・というハイスペックな成果物は作っていません。
正確に言うと作れませんでした。情けない話ですが。
自分はRailsでめちゃくちゃ簡単なレビューサイトを作成し、AWSへデプロイ後にhttps化して独自ドメインにしたぐらいです。
アプリに関しては今見てもくそしょぼくて泣けてきます笑
完成した後はUdemyで教材を買ってひたすら勉強を続け、Gitに草を生やしながらの就活でした。
テックキャンプ同期の自分より若い方が某エンジニア向けサロンですごいオリジナルアプリを作っていたのを見て、
**「こんなデキる人たちと同じ場所で同じように戦っていたら勝ち目なんて絶対にない」**と、すぐに悟り、自分には自分なりの戦い方があるし、差別化を図っていくべきだと感じました。
そこで自分が考えたのはセルフブランディングをどううまく見せるか
です。
気をつけていたことは3つあります。
・過去にやってきたことや経歴をどのように見せるのか?
・オリジナルアプリを履歴書に貼り付けるのではなく、ポートフォリオサイトを作ってこだわりを見せる
・若い人が経験していないこと、持っていない武器があることをアピールする
特に自分が持っているマネジメントスキルやコミュニケーション能力はうまくアピールしていきました。
就活中のメンタルのヨレ具合
就活初めて早々にある企業から
**「ITコンサルとしてだったら仮内定という形で」**と言われ舞い上がり
(エンジニアじゃないけど保険ができたぜやったー!ぐらいの気持ちでした
数日後に当時第一希望だった企業から返信が来てトントン拍子で最終面接までいきました。
「おいおいなんだよエンジニア転職余裕じゃね?第一希望入れるって自分すごいな〜」
とか思っていました笑
今思うとかなりやばい奴ですね笑
その後、ちゃんと最終面接で落とされ、頼みの綱のITコンサルの会社に連絡するもシカトされました笑
**「連絡しろって言ったのそっちじゃん、話違うんじゃないの?」**とか思ったり、
**「やっぱり自分は社会に必要がなくて価値がない人間だったんだな」**とか思ったり、
**「この年齢からのチャレンジを好意的に捉えてくれる会社なんてないんだな」**とか思ったり、
とにかくバッドマインドが半端じゃなくなり人のせいにしたり、全部投げ出して止めてしまおうとしていました。
勉強も一時期手がつけられないぐらい嫌になり、一週間ぐらい昼から酒を飲んだくれて絵に描いたような腐りかたをしていました笑
しかしこんなことしててもしょうがないし趣味の筋トレはしたいし、ということで無理矢理ジムに行き、普段あまり有酸素運動しないんですが、ランニングマシーンで1時間ぐらい走ったりしていました。
心拍数を上げてアドレナリンを出して、少しでも前向きに考えられるようになるんじゃないかなーと思っていたのですが、結果的にこれが良かったように思います。
あと行ったことのなかったサウナも週に2〜3回は必ず行くようにしていましたが、ととのえてよかったです。
しっかりサウナーになりました。ああ水風呂が恋しい。
就活の結果
そして最低までいったモチベーションをなんとか再び盛り上げて就活をスタートしました。
自分は地方都市で就活していたので東京ほど応募母数の企業がありません。
自社開発企業は県内に2社だけで、残りは受託とSESという割合でした。
行きたくない企業は一切応募せず、数打てば当たる作戦ではなくて、一社一社をしっかり吟味して応募していました。
【応募総数】39社
【お見送り】26社
【選考辞退】5社
【内定】3社
内定をもらった企業の内訳は自社開発、受託&SES、受託、の3社でした。
ネット上でよく見る就職活動と比べると応募総数がかなり少ないと思いますが、就活が終わってみたらそれだけ不利な土地での戦いだったようにも感じます。
応募媒体としてメインはWantedlyで応募、次にGreenやリクナビで企業を探して公式HPから応募する、それが終わったらハローワーク、というような流れでした。
成果報酬型の採用サイトからは一切応募せず、採用側にコストがかからない方法を意識して応募をしていました。
終わってみて感じたこと
テックキャンプに通い始めたときから
**「自社開発?ムリムリ!行けるわけないし自分はSESにギリギリぐらいだな」などと思っていました。
チームメンバー6人の中でもダントツで理解力がなく、メンバーに助けられながらなんとか乗り切ったようなレベルだったからです。
しかし転職できた一番の理由としては「諦めないで続けたこと」**これだけだと思います。
スクールの同期の仲間たちは卒業後に1人、また1人とslackのオンラインから消え、発言してもレスポンスがないような状態でした。
考え方や状況は人それぞれなので責めるつもりはありませんが、もったいないなーというのが正直な感想です。
高いお金払った意味。
自分には他に逃げるものがなく背水の陣で臨んだ戦いだったので、必ず結果を出す(絶対にIT系で転職を成功させる)という気持ちが本当に強かったように思います。
途中ヨレまくっていましたが笑
あまり参考にならない体験談かもしれませんが、ほぼ40歳のおっさんが未経験で結果を出したという現実を同じ業界で頑張ろうとしている人に受け止めてもらい、ちゃんとやれば結果は出るということを知ってもらいたいとの思いから記事にしました。
ここがゴールではなくて、ここからが本当のスタートになります。
人よりも遅れている分は自分の努力でカバーしなければいけないだろうし、休日も遊んでる暇がなくなると思います。
でも今回感じたこの達成感と、自分がきちんと結果を出したという事実は今後の自分の人生にとって本当に大きな財産になると思っていますし、お金で買えない経験ができたと感じています。
また自分のように年齢がいっている方でエンジニア転職する場合はエンジニアとして〜というより、
今までやってきたこと
それを積み重ねたことによる結果がきちんと説明できること
ここが本当に大事だと感じました。
自分は営業職が長く、トップセールスを維持した後にコミュニケーション能力に長けていると評価されてチームリーダーからマネジメントまで経験しました。
今回内定をくれた企業はその点を重視したとハッキリ言ってくれたことが本当に嬉しかったです。
若い人に勝てない部分があるのは事実です。
しかし若い人が持っていない経験値やスキルがあります。
これは30代以上の転職者は輝く武器を持っているのと同じだと思います。
転職目指している人、頑張っている人は今一度自分の武器を見つめ直したり、攻める方向を確認してみたらいいんじゃないかと思います。
##テックキャンプどうだったよ?
結論から言うと自分の場合は行かなかったら絶対に転職できていなかったと思うので、行って良かったです。
飲み込みが早いわけではないので技術力が高くなく、1人でチュートリアルやって〜とかは絶対に無理だったと思います。
これが1人でできる人は多分、何やっても成功すると思います笑
CMでは未経験からのエンジニア転職が誰でもできるようにアピールしているけど、世の中そんなに甘くないし、これはそんなに簡単なことじゃないと感じました。
ちょっと言葉が汚くなってアレですが、はっきり思ったことを伝えておきます。
下記に当てはまる人は時間とお金の無駄になるから、テックキャンプとかエンジニアとか夢を見るのはやめて元の生活に戻ったほうがいいです。
・すぐ逃げる人
・時間守れない人
・ルール守れない人
・バックレ癖のある人
・気付いたら言い訳してる人
・諦めるスキルが天下一品の人
・目の前にお金あったら盗っちゃう人
・なんでもいいから何かを達成した経験がない人
・現在の自分の状況を作った原因が自分にあるということがわかってない人
などなど、「自分はクズっぽいかも?」と自覚症状がある人は辞めておいた方がいいと思います。
自分の人生の目標のために一定期間の我慢ができない人はエンジニア転職のみならず、何をやっても成功できないと思う。
逆に「自分はクズだけどこれがラストチャンス!」と気合いを入れられる人なら大丈夫。
自分はそうだった(さすがにお金は盗ったことないですが笑
##最後に
この記事で迷っている人に勇気を与えられたり、精神的に参っている人の活力剤のような役割ができたら嬉しいです。
困ったら筋トレだぜ!ちなみに自分はやりすぎて体重が5kg増えました笑
今後も学習は継続していくのでQiitaでのアウトプットはぼちぼちやっていこうと思います。
長々とお付き合いいただき、ありがとうございました!
最後にこの言葉で締めくくりたいと思います。
#「継続は力でしかない」
皆さんに幸あれ〜