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データベーススペシャリストの勉強方法

Last updated at Posted at 2024-12-26

令和6年データベーススペシャリストに一発合格しました!

点数はこんな感じでした

スクリーンショット 2024-12-26 20.43.38.png

そこで、自分が勉強してきた内容を書こうと思います。

保持資格

基本情報、応用情報、ネットワークスペシャリスト

勉強期間と演習量

勉強期間は2ヶ月半。
過去問演習は、平成26年~令和5年までの11年分と、2周目の平成30年~令和5年の6年分
+基礎理論のため平成23~29年の午後1の問1
過去問道場での演習は744問

勉強の流れ

ここからは、実際の勉強の流れと、直面した問題についてです

参考書を購入して一通り読む

インプレスの参考書を買って、一通り読みました

その後過去問演習をしていく中で、論理設計問題に課題があったため
論理設計問題に定評があった翔泳社の、通称みよ本を買って読みました。

問題傾向を分析する

参考書の初めのところを読み、出題傾向を把握しました
どこに力を入れればいいのかを把握することは、対策を考える上で重要です

基礎理論と正規化理論をマスターするまで午後1問1の過去問を解く

平成23~29年までの問1を解いて、部分関数従属や推移的関数従属、E-R図の書き方をマスターしました
時間は少しオーバー程度、5~6割の得点率
近年は基礎理論の出題は少ないですが、念の為勉強しました。

選択問題を決める

この試験では、午後2の選択で、物理設計か論理設計のどちらかを選んで解答します
両方の対策をするのは厳しいので、あらかじめどちらを選択するか決めた上で勉強を進めた方が効率的です。
論理設計問題は、出題パターンが固定されており、雑多な問題が出る物理設計より対策がしやすそうでしたので
論理設計でいくことにしました。

SQLの演習をする

午後1では論理と物理に加えて、にSQL問題も高頻度で出題されるので、SQLの対策をしました
手を動かしてSQL文を書く練習をするため、
sqlzooというサイトで演習をしました

直近の問題傾向と難易度を知るために、直近のR5の過去問を解く

午後1問1,2を解きましたが、時間が全然足りませんでした、得点率は4~5割
評判通り、近年の出題傾向が変化しており、考えることも多く、時間短縮が必要なことに気づきました

午後 2の論理設計は全然解けない状態でした。

ここでみよ本を購入し、論理設計問題の解き方のコツを勉強し始めました
みよ本は最初から読んでも頭に入ってこなくて、問題を解いて、課題に直面してから読むと良いと思います

過去問をひたすら解く

1日少なくても1問は解くようにして、新しい問題から順に解きました
問題と回答用紙は印刷しました。
回答用紙はこちらから

論理設計の問題はとても疲れるので、午後1と午後2を1日で解くのはまだまだ厳しかったです

スキマ時間で過去問道場を回す

今年からデータベース過去問道場が有料になってしまいました
ちょうど1ヶ月前にメンバーシップに加入し、課金が1月で済むようにして勉強を開始しました

午前2は数年前の問題から再出題が多いので、直近8年は全網羅
データベース分野は平成21年から全網羅、コンピュータ要素は全部やってはいない状態まで

スクリーンショット 2024-12-26 20.20.54.png

午後1の論理設計問題、時間足りない問題

午後1は2題選択で、1問は論理設計を解く予定でしたが
問題文をじっくり読んで解くと、半分の45分で解き終わらなかったです
しかし過去問演習を繰り返すことで、徐々に所要時間が減っていきました
推移は
R5:58分 → R4:59分 → R3:58分 →R2:47分 H31: 45分 → H30: 45分
と、5年程度午後1午後2の問題を解いたあたりから時間が足りるようになっていきました

過去問演習の解き始めのころは、時間をかけてでもいいので、解答方法を学び
慣れてきたら、時間を意識して解くのが良いかと思います

解答を一致させる練習

論理設計問題は、属性名を答えさせる問題が多いですが
答え合わせをしていると、概ねあってるが、微妙に異なるということが結構ありました
この辺りの採点基準が分からないため、減点を避けるため、できるだけ公式解答と同じ解答ができるようにする努力をしました。
具体的には、サブタイプの主キーの属性名は、スーパタイプの属性名と区別できるように変える
(これは昔の問題と新しい問題で傾向が異なるので、新しい問題の傾向である、区別できる属性名にした方が良さそうです)
他のエンティティで使っている属性名と同じ名前にしないこと
などです

本番と同じ状況で過去問を解く

データベーススペシャリスト試験は、特に午後の試験は集中力と精神力をとても使うため、疲れる試験です。
過去問演習で合格点が取れていても、試験本番で最後まで集中力が続かず、実力を出しきれないこともあるかもしれません。
なので、慣れてきたら、過去問演習を本番と同じ時間で実施することが大事だと思いました。
時間のある休日は、試験本番と同じスケジュールで問題を解くのを繰り返し、慣れるようにしました

その他のテクニック

過去問を解いて、失敗した経験を元に、自分の試験テクニックを書いておきます

  • まず問題の全体の構成を把握すること
    • 改修前、改修後みたいなパターンに気をつける
  • 何を解凍すべきか、出題文をよく読む
    • ER図にリレーションの追加のみか、エンティティ追加があるのか
    • マスタ-トランザクション領域のリレーションは必要か
    • 属性の穴埋めは1つか複数か
    • 解答の候補はどこにあるのか (図中、属性など)
  • 問題文を読んで理解した関係性は、自分で図を書くこと
  • 追加すべき属性名が問題文に登場したら、四角で囲うこと
    • 属性名を記載したら、丸をつける
    • 見直しの時に丸がついてない属性がないか確認する
    • 追加忘れがないようにすること
  • どのサブタイプとリレーションがあるのか確認する
    • スーパタイプではなく、可能ならできるだけサブタイプとリレーションがないか考える
  • トランザクション領域の属性は、はっきり書いてないことが多い
    • 業務の内容を理解し、属性の充足、不足を考えること
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