はじめに
おひさしぶりです.タイトルがすでに急展開ですが,文字通りです.先日,個人ブログでRIGOL DHO924Sを叩きまくったのですが,そうすると(どういうルートでとは言いませんが)Tektronixからレビュー依頼をいただきました.
注意事項
この記事は提供記事でもなんでもありません,まだ本体が届いていませんから!(冬休みごろ予定)
あと忘れないでいてほしいのは,僕が16歳のブロガーであるということです.ガジェットや電子工作などに関して書いています.
あと,RIGOLを叩いた記事は以下からご覧くださいね.あなたがRIGOLのファンでないならば.
送っていただく機種
送っていただく機種は,MSO24 2-BW-500です.オプションは全開放とのことで,本体価格にオプション「Ultimate」を付けて197.5万円という,暴力的な価格です.
これはなかなか貴重な体験,いや貴重すぎて正直なところ僕もけっこう困惑しています.
近年のオシロスコープ情勢
老舗メーカー群
ここでは以下4社を有名老舗メーカーということにします.
- Tektronix (米)
- Keysight (米)
- Teledyne LeCroy (米)
- Rohde & Schwarz (独)
ここに挙げたメーカーは,高額で高性能なオシロスコープを開発しています.全体的には価格をトレードオフに,細かい性能を重視する傾向を感じます.おそらくこれが本気の計測においてこれら4社が好まれる理由でしょう.
ただUIにはかなり差があります.僕はRohde & Schwarz以外の3社のUIを触ったことがあるのでそこを比較します.見た目で言うと,正直Tektronixが1番複雑そうに見えます.その後にKeysight,Teledyne LeCroyと続く感じですね.
ただ操作感の面ではTektronixが1番使いやすいように感じました.何機種か触った中でTektronixのが1番指と仲良くなれます.その後にTeledyne LeCroy,Keysightと続く印象です.
ここら辺の使いやすいUIというのは僕も個人開発で参考にしたいことです(笑) なにせデザイン能力っちゅうのが絶望的に欠落しているわけで…
あとはPC接続なんかもかなりしっかり作り込まれている,と聞きますね.画像を見ている限りでもしっかり使いやすくまとまっていると感じますね.これはTektronixのオシロスコープが届いたら見てみようと思います.
中途半端な中華
ここにはSIGLENTを挙げます.SIGLENTは中国のメーカーです.というのも,SIGLENTってTeledyne LeCroyと協力関係にあって,T3シリーズの製品に関してはハードウェアをSIGLENT,ソフトウェアをTeledyne LeCroyが担当しています.
Teledyne LeCroyからの技術指導が入っているのでSIGLENTにはTeledyne LeCroyの血が流れています.おかげさまでSIGLENTのオシロはけっこう使いやすいですね.安価なオシロスコープの部門では1番好きなメーカーです.
中華オシロ
最近,やたら勢力を伸ばしています.僕が知ってる限りでも以下のメーカーが挙げられます.
- RIGOL
- Good Will (GW Instek・台湾)
- LongSight
- Micsig
- UNI-T
- Hantek
- OWON
- HANMATEK
GW Instekが中華オシロの本家という印象が強いですね.ただLongSightが90 GHzの高速オシロを作るという業界騒がせなことをしています.あとはやっぱRIGOLなんかが有名でしょう.
この中だとRIGOLとMicsigが提供を出しまくっている印象が強いですね.特に前者です.Micsigは販売店が勝手に出してるパターンもありますが,RIGOLはかなり積極的にスポンサーとなっています.
ただこのメーカーたちは操作感に難あり…なんてことがあるので要注意です.GW Instekはなかなか良かったですが,RIGOLはアカン.
あと品質問題も無視できないと思います.RIGOLとかは「プローブ差し込むだけでこんな固いとか大丈夫かな…」となる程度には固くて,使ってる部品がどうなのか気になってしまいます.他のメーカーはもっと程よく固いんですけどね.RIGOLはちょうど良い塩梅を知らない感じがします.
とりあえず頭ごなしにおすすめはしないとだけ言っておきます.
おわり
つぶやき?
まぁ見やすいUIというのは見習いたいですよねぇ…
