はじめに
ブログとメールが同じアドレスを使っていると、ブログを引っ越した時にメールの届け先も一緒に動きます。
先にメールだけを別のサービスへ移してからブログを切り替えると、メールの届け先の欄は切り替えで変わりませんでした。
何が起きたか
電子の印鑑を別のアドレス用の画面から取っていた
- 症状:住所録に登録した印鑑(rs20260923)が、jiraiya377.jpから送るメールの署名には使われていなかった
- 原因:さくらのDKIM設定で、初期ドメイン(jiraiya377.sakura.ne.jp)が選ばれた画面の公開鍵を、jiraiya377.jpの欄に登録していた
- 直し方:さくらにjiraiya377.jpの登録が済んでから作られた新しい鍵(rs20260928)に取り替え、古い鍵を消した
届け先だけ移して受け取り口を1つ作り忘れた
- 症状:届け先をさくらへ向けた後も、もう1つのアドレスのメールボックスがさくらに無かった
- 原因:テストに使ったブログ用のアドレス1つが届いたので、使っているアドレスを全部は洗い出していなかった
- 直し方:9月28日にさくらで同じ名前のメールボックスを作った
登録が一覧に出ないのを正常と答えていた
- 症状:「DNSゾーンが既に登録されています」と出て、さくらのドメイン一覧にjiraiya377.jpが出なかった
- 原因:エラーの中身を確かめる前に「設計どおりで正常」と答えていた
- 直し方:さくらのサポートへ調査を依頼し、登録をやり直した
まとめて読み込ませたら9件に余計な設定が付いていた
- 症状:ゾーンファイルで取り込んだA・CNAMEの9件が、既定でProxied(オレンジ雲)になっていた
- 原因:Cloudflareはゾーンファイルの取り込みで、A・CNAMEにプロキシを既定で付ける
- 直し方:9件を手でDNS onlyに切り替え、一覧を開き直して保存を確かめた
画面のトップに出ていた送信の制限を見落とした
- 症状:jiraiya377.jpのアドレスからメールを送れなかった
- 原因:さくらの新規契約後14日間のメール送信制限がかかったままで、コントロールパネルのホームに表示されていた
- 直し方:電話番号の確認で制限を解除した
ログには次の表示が残っていました。
MX jiraiya377.jp => 10 jiraiya377.sakura.ne.jp
前提と確かめ方
- 対象:さくらのメールボックス、Cloudflare DNS(無料プラン)、Windows 11のResolve-DnsName(2026年10月18日に確認)
- 確かめ方:作業は2026年9月21日〜29日(メールの欄の書き換えは9月23日、住所録の預け先の変更とブログの切り替えは9月26日、送信の検査は9月29日)。今の値は2026年10月18日に公開の住所録へ1回問い合わせました
- 数字:ブログ切替で変わったメールの欄 0件。数え方は、メールの欄=住所録のメールに関わる4つ(届け先のMX・送ってよいサーバーの届け出のSPF・電子の印鑑のDKIM・扱い方の宣言のDMARC)。変わらなかった=ブログの切り替えの前後で同じ値を返した。印鑑の欄は値は同じでしたが、当時の印鑑はブログのアドレスでは使えない物でした
再現手順
- 自分の住所録でメールの届け先を調べます。Windowsなら
Resolve-DnsName 自分のドメイン -Type MXで、届け先の名前が出ます。MXはメールの届け先の欄のことです。 - 届け先が自分のドメインそのものなら、ブログを動かす前にメール専用のサービスを用意します。
- メール専用のサービスの管理画面に自分のドメインを登録します。登録が終わったことを一覧で確かめます。
- 使っているアドレスを全部書き出し、新しいサービスに同じ名前で作ります。
- 管理画面が表示する値で、住所録の届け先・届け出・電子の印鑑を書き換えます。印鑑は、自分のドメインが表示されている画面から取ります。
- 全部のアドレスで外からの受信を試します。送信はGmailで受け取り、3つの検査の合格を確かめます。
- 終わってからブログを新しいサーバーへ切り替えます。切り替えた後にもメールの欄が同じかを確かめます。
デメリット・注意点
- メール専用のサービスの料金がかかります。レンタルサーバーを解約するまでは、二重に払う期間があります。
- 申し込み直後のさくらには、送信の量を絞る期間があります。管理画面のトップのお知らせを最初に読みます。
- 住所録を1つのファイルで取り込むと、一部の項目にプロキシの設定が付きます。取り込んだ後は一覧で全部の設定を見ます。
- 照らし合わせのプログラムは、書いておいた項目しか比べません。値が一致しても、その値が正しいかまでは分かりません。
元の記事
ふきだしや図、記事を書いた時の会話の記録つきの全文は、元の記事に置いています。